「BG~身辺警護人~」第2話の感想です。
今回は、全盲の天才ピアニストを警護します。
そして、高梨が「島崎警備」に正式に入ることに!
「BG~身辺警護人~」第2話 あらすじ
私設ボディーガードになった島崎章(木村拓哉)の後を追うように、高梨雅也(斎藤工)が「KICKSガード」を辞めた! 島崎が立ち上げた個人事務所「島崎警備」に入ることに決めた、と一方的に告げてきた高梨に対し、章は一時の感情で動かないよう諭すが、高梨の決意は固く…。
その矢先、「KICKSガード」に所属する沢口正太郎(間宮祥太朗)が章のもとに、“目の不自由な天才ピアニスト”として脚光を浴びる守尾恵麻(川栄李奈)の身辺警護という大仕事を持ち込んでくる! なんでも、恵麻の警護は最初「KICKSガード」が請け負っており、沢口と菅沼まゆ(菜々緒)が担当していたのだが、突如降りることが決定。だが、後任の警備会社が見つからないのだという。経緯を聞いていぶかしがる章。しかし、その理由はまもなく、警護を依頼した所属事務所の代表取締役で、恵麻の実姉でもある守尾美和(谷村美月)の話から明らかになる。なんと恵麻は、悲願の夢だった国際コンクールへの出場権をつかみ、さぁこれから…という時になって、ことあるごとに自殺行為に走るようになったというのだ!
“クライアント自身が敵”という前代未聞の案件――。だが、章は「敵から護ることには変わりない」と、毅然とした態度で警護を引き受けることに。一瞬はためらった高梨も章に共鳴し、共に警護に乗り出す。だが肝心の恵麻は、章たちに心を開こうとせず…!?
やがて、恵麻が何者かに命を狙われる事件が発生! しかも、章が恵麻を“誘拐”…!? 事態は次から次へと思わぬ方向へと転び…。
[引用元]TV朝日「BG~身辺警護人~」第2話 STORY
心を閉ざした依頼人
今回、「島崎警備」が警護するのは全盲の女性天才ピアニストの守尾恵麻(川栄李奈)。
この仕事を持ち込んできたのは、「KICKSガード」の沢田(間宮祥太朗)でした。
「KICKSガード」は、この仕事をなぜか降りたのです。
なぜ、降りたかは本人に聞いてほしいと言われ…。
恵麻は目が不自由だということで、特別扱いされているように周囲に思われています。
そして、恵麻の事務所の社長である姉との確執も。
恵麻は、今まで何度か「自殺行為」といえる行動を起こしており、ポーランドのピアノコンクールに無事に行くまで警護してほしいとの依頼でした。
一見、ただのわがままなんじゃないかと思ってしまいますが、恵麻にも思うことがあるようです。
大学のキャンパスでは陰口をたたかれ、ピアノの鍵盤の上に悪意のこもったメッセージが置かれていたり…。
盲目のピアニストには、天才ピアニストだと言われる人がいます。
日本人なら、辻井伸行さんがそうですね。
やはり、このドラマのような中傷行為をされていたのでしょうか。
才能のないものの妬みほど、見苦しいものありませんね。
恵麻は、島崎と高梨の会話にもとても敏感で、目が見えなくても相手が思っていることが手に取るようにわかる鋭い感覚を持っています。
恵麻は、コンクールの壮行会の日に、両親との思い出のレストランで食事をした後、突然、誰かに襲われます。
レストランの階段を降りていると、スリングショットを弾かれたのです!
島崎は恵麻を守って背中で階段落ちします…。痛そう…。
とにかく、恵麻の指にケガを負わせることは出来ないのです。
恵麻を守る島崎の代わりに、高梨が怪しい男を追い詰めます。
なんと…犯人は、元恵麻の指導者だった桜井でした。
桜井が指導していたときの恵麻は、ピアノを楽しんでいるようでしたが、既に恵麻の才能は、桜井の手に負えるものではなくなっていたのです。
それで逆恨みしたのしょう。
さらに、前回、政治家のパーティでボーイをしていた怪しい男が、レストランに近くに現れて…。
どういうことなのでしょうか?!
恵麻自身には怪我はなかったようですが、念のため笠松先生(市川実日子)の診察を受けます。
人間は、転ぶときは本能的に手をつくものだそうですが、恵麻は自分の手を守ったのです。
やはり、恵麻がピアノを愛している気持ちにかわりはないのですね。
恵麻の姉への思い
恵麻がピアノを始めたのは、教会のピアノ教室に通っていた姉の美和(谷村美月)に憧れたことが理由だったようです。
「ピアノは楽しく弾かなければならない」と教えてくれたのは、お姉さんの美和だったのです。
また、恵麻を襲った桜井と美和とつき合っていて、美和は桜井からプロポーズも受けていたのですが、恵麻のために断りました。
そういったことが、恵麻の心の負担になっていたのですね…。
お姉さんにも、普通に幸せになってほしいという気持ちが、恵麻を無謀な行動に走らせていたのです。
恵麻は、国際ピアノコンクールに出場する条件として、姉に社長を退いてほしいといいます。
美和は、恵麻と自分を比べて才能の無さに気づかされ、大きくプライドを傷つけられたようです。
しかし、今は心から恵麻をサポートしているのです。
このやりとりの後の姉妹のピアノの連弾で見せた、恵麻の笑顔は素晴らしく美しいものでしたね。
そして、恵麻は一人でポーランドのコンクールに旅立っていくのです。
旅立つ直前、恵麻は島崎の顔を触って、笑顔で島崎に何かを言おうとしていたのですが、「何でもない」と言います。
顔を触ってイケメンだとわかったのか?wと思ったのですが、「私の夢を守ってくれてありがとう」という意味だったようです。
姉の美和には、わかっていたのです。
川栄李奈さん、完全にアイドルから女優に転身成功していますね。
結婚・出産もされて、これからも女優として大活躍が期待されます!
島崎がKICKSを辞めた理由を高梨に
恵麻は、島崎たちと自分には共通点がないと言いましたが、どちらも「権力に屈しない」ところが共通点と言えそうです。
そして、恵麻の警護が無事終わった後、島崎が高梨に「KICKSガード」を辞めた本当の理由を話します。
政治家と結託して、イメージアップ戦略のために、わざとボディガードを狙わせた話です。
そのため、これからも二人は危険にさらされることになるはずなのです。
それを聞かされても、高梨は「島崎警備」を選んだのです!
前シリーズの前半は、高梨は、島崎に反抗的でしたが、ボディガードとしての志は、島崎と通じるものがあるのでしょう。
劉社長の秘密
劉社長は、過去に婚約者を強盗犯に殺害された経験を持っていたことを、沢田がネット検索で知ります。
沢田は、この事実に驚くのですが、自分が実は劉社長に利用されそうになっていたことを知りません。
その日、劉社長は「KICKSガード」の班長である菅沼まゆ(菜々緒)をバーに誘います。
そして、「我社には女性の力が必要なので、経営に携わってくれないか」とまゆに打診します。
劉社長は、高梨とまゆのことも調べ済みで…これって、まゆを口説いてwいるのでしょうか?!
それとも、劉社長は、次はまゆを何かに利用しようとしているのでしょうか?!
最後に
「BG~身辺警護人~」第2話の感想でした。
これで、高梨は正式に「島崎警備」に加わり、島崎と最強バディを組むことになります。
影で暗躍する黒い勢力と戦わなければならなくなりましたが、二人なら乗り越えていけるでしょう。
そして、次回は笠松先生から仕事の依頼がありました。
かなり危険な仕事のようですが…。
次回も、楽しみです!