「MIU404」第6話の感想です。
今回は、伊吹の活躍で、志摩の元相棒・香坂の死の真相が明らかになります。
伊吹と志摩は、本当の絆で結ばれたバディになりましたね。
「MIU404」第6話 あらすじ
「志摩(星野源)は、相棒殺し」という噂話を聞いた伊吹(綾野剛)は、志摩から真相を聞き出そうとする。しかし、志摩は一向に話そうとしない。堪り兼ねた伊吹は、九重(岡田健史)から志摩のかつての相棒である香坂(村上虹郎)が不審な死を遂げていた事を聞き出す。
伊吹は九重を引き連れ、香坂の死の真相、そして、同日に起きた連続毒殺事件について調べ始めるが…
[引用元]TBSテレビ「MIU404」公式サイトあらすじ
伊吹と九重
伊吹(綾野剛)は、志摩(星野源)が「相棒殺しだ」という噂を聞いて、どうしても真相が知りたくなります。
伊吹は、ただの野次馬根性ではなく、志摩と一つ一つ事件を解決し、それが一つの「スイッチ」で「人生」。
その一つ一つを大切にしたい。
志摩と全力で走るのに、必要なのだと。
そして、伊吹は九重(岡田健史)に、志摩が相棒を殺したという噂について知っていることを教えてほしいと迫ります。
九重は刑事局長の息子なので、何とかなるかと…。w
しかし、九重が知っていることも、ただ「志摩の元相棒の香坂が死んだ」ことと、それが「事故か自殺か他殺か…」ということしか、はっきりとしたことはわからないのでした。
伊吹がその噂を聞いたのは、捜査一課の刈谷という刑事でした。
九重が、直接、刈谷に香坂の事件について聞いていると、香坂が亡くなった日は、「タリウム連続毒殺事件」の南田弓子が逮捕された日だとわかりました。
志摩と香坂は、この事件を追っていて、二人が言い争っていたのを見たというのですが…。
伊吹の気持ちを知った隊長の桔梗(麻生久美子)は、香坂の死についての詳細な書類(志摩を四機捜に配属するとなったときに問題になったため作った資料)を、伊吹と九重に見せることにしました。
志摩さんが人を殺しているなんて、どう考えてもあり得ないことです。
志摩の元相棒・香坂の死の真相
香坂の死についての資料
2013年8月8日の未明。
志摩の元相棒・香坂(村上虹郎)が、自身の住居がある雑居ビルから転落死しました。
第一発見者は、香坂の相棒である志摩でした。
香坂刑事の遺体は、サンダルを片方だけしか履いておらず、もう片方は屋上に落ちており、その近くにはウィスキーの瓶が置いてありました。
そして、香坂はお酒が飲めなかったのですが、体内からは大量のアルコールが検出されました。
タリウム連続毒殺事件
当時、「タリウム連続毒殺事件」を志摩と共に調べていた香坂は、容疑者である中山詩織という一人の女性を休みの日も調べていて、ある日、張り込みをしているときに部屋に招き入れられたのです。
部屋にタリウムがあるかもしれないと…。
焦る香坂は、証拠を見つけたいと懸命になるのですが、部屋に上がったことを志摩に言うことが出来なかったのです。
自分が「使えないやつ」だと、志摩に思われたくなかったのです。
そして、香坂は大きな過ちを犯してしまいます。
あたかもその容疑者・中山詩織が、ネットでタリウムを注文したかのような偽装工作です。
志摩はそれに気づき、「今まで何を習ってきた!」と怒鳴ります。
そして、逮捕されたのは結局、志摩と香坂が追っていた中山詩織ではなく、南田弓子でした…。
香坂は、退職願を書きました。
香坂は刑事になるのが夢だったと退職願に書いています。
志摩と伊吹の絆
志摩が香坂に最後にかけた言葉
伊吹は志摩に電話をかけます。香坂の死は、事故だったと。
しかし、伊吹には一つわからないことがありました。
志摩が、香坂に最後に何と声を掛けたのか。
志摩は、香坂が退職願を書いていたときとあの雑居ビルの屋上、どちらも声をかけなかったのです。
他にも何度かチャンスはあったのに、志摩は香坂に声をかけなかった…。
志摩は、それを今もずっと後悔し続けているのです。
あのとき、声を掛けていたら、屋上に行っていたら。
スイッチはいくらでもあったのに…と。
志摩が最後に香坂にかけた言葉は、「進退は自分で決めろ」でした。
伊吹の勘がさえわたって
後悔に苛まれる志摩に、伊吹はあることに気づくのです。
香坂の住んでいたビルの向かいのマンションのベランダの手すりに、
2013年8月8日深夜2時頃
この部屋を見て110番してくれた人!
探してます!!
という布がかけられていたのです。
110番したのは、香坂でした。
そして、慌てて下に降りようとして片方のサンダルが脱げ、誤って手すりを飛び越えてしまい、転落してしまったのです。
やはり、香坂の死は「事故」だったのです。
志摩は、「お前の相棒が伊吹みたいなやつだったら、刑事じゃなくても生きてやり直せたのにな」とアスファルトの地面を撫でながら涙を流すのです。
ここで、私も号泣でしたw
最後に
「MIU404」第6話の感想でした。
今回も、胸に刺さるエピソードが満載でした。
九重が「自分が香坂刑事の立場だったら、志摩さんに言えたかな…自分が使えないやつだって」と言いいました。
すると、九重のバディである陣馬は、
「間違いも失敗も言えるようになれ!バーンってあけっぴろげによぉ。最初から裸だったらなんでもできるよ」と言ったシーンも、感動しました。
そして、志摩さん、事件で犯人を逮捕するたびに、自分を責めていたんですね。
犯人に言ったことが、ぜんぶブーメラン。
俺にそんなこと言う権利があるのかと。
志摩さん、大丈夫。伊吹の生命線は長いのです!
以下の記事で、第5話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
【関連記事】