「半沢直樹」(2020)第5話の感想です。
今回から、半沢の敵は国家権力!
巨大すぎる敵に、半沢は…。
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「半沢直樹」(2020)第5話 あらすじ
IT企業・スパイラルの買収劇をめぐり、電脳雑伎集団の粉飾を突き止めた半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行を救った立役者として本店への復帰を果たした。だが復帰早々、中野渡頭取(北大路欣也)から直々に破綻寸前の帝国航空の再建を任される。
帝国航空は日本の空輸を担い、まさに国を代表する大企業だが、近年の経営状態は決して芳しくない。しかし、労働組合やOBの力が強いため大胆な改革もままならず、もはや身動きが取れなくなっていた。
そんな矢先、新たに国土交通大臣に就任した白井亜希子(江口のりこ)が会見で帝国航空の大胆な改革を華々しく提案する。彼女によれば、弁護士の乃原正太(筒井道隆)をリーダーとした直属の再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ、帝国航空に債権を保有しているそれぞれの銀行に、一律7割の債権放棄を検討しているという。
もしこのプランが実現すれば、東京中央銀行はおよそ500億円もの債権を手放さなければならなくなってしまう。半沢は何としても帝国航空を自力再建させるため、帝国航空へと乗り込むが、そこには一筋縄ではいかない巨大な壁が待ち受けていた…。
[引用元]TBSテレビ「半沢直樹」公式サイトあらすじ
半沢が帝国航空の再建担当に
白井大臣が一度口にした「債権放棄」を撤回することは、決してないだろうと半沢は考えています。
そして、半沢は、債権放棄なしで帝国航空を再建できるかどうか、調査を開始しました。
帝国航空のメインバンクは、開発投資銀行で、担当は企業金融部の谷川次長(西田尚美)です。
彼女は、「鉄の女」という異名を持っています。
そして、メインバンクである自分たちを差し置いて、再建案を作っていた半沢に怒りを覚えているようです。
三週間で帝国航空を調査する半沢
半沢は、三週間かけて各職場を回り、帝国航空が死に体ではないと確信します。
帝国航空を自力で再建させるには、かなりの改革が必要で、瀕死の状態ではありました。
しかし、半沢は、「帝国航空は腐っていない」と言います。
帝国航空の社員には、仕事へのプライドと誇りがあることを見抜いたのです。
そして、半沢は、余剰人員の要削減、経営陣のリストラ、OBの企業年金問題、機長の高待遇の見直しなど、様々な点で問題はあるものの、債権放棄なしで立て直すことは可能だと判断しました。
半沢は、ついに再建案を作り上げます。
しかし、日本中央銀行から出向している帝国航空の役員の永田宏(山西惇)は、半沢のやることをどうしても邪魔したいようで…。
永田の兄は、代議士なのです。
ここに、白井議員との関りもありそうですね。
再建案が従業員に漏れる
さらに、その再建案が、なぜか、従業員に漏れてしまったのです。
全社員に一斉メールが送られたようです。
そして、そのメールは、従業員のリストラのみを書かれた悪意に満ちたものでした。
どう考えても、怪しいのは永田ですがw
帝国航空の伝統は、良い部分と悪い部分があって、その良い部分を生かせばよいのだと半沢は言います。
悪い部分は、業務の縦割り、制服などは従業員の意見より伝統行事とされていることなど。
しかし、空の安全を守る意識が高く、従業員が質の高いサービスを維持しようとする気持ちは良い伝統だと言います。
そして、再建案については、社員からの反発も当然あるが、それは、企業が成長するための力にもなると半沢は言います。
帝国航空を変えていくことを世界にアピールすることが出来る。
ただ、それは経営という面においては、諸刃の刃でもあるのです。
確かに飛行機って、ここまでサービスいるかな…と思う部分、ありますよね。
LCCが台頭してきた理由もそこにありそうです。
メールを流出させたのは誰だ?
誰が、再建案の改ざんされたメールを流出させたのか?
それをどうしても探りたい半沢。
そこで、そのメールがどこから送信されたものなのかを、スパイラルの社長・瀬名(尾上松也)に依頼して調べてもらいます。
瀬名は半沢のためなら、何でもやると、半沢を心から信頼しているようです。
そして、そのメールの送信者は、伊勢志摩市の「丸岡」という人間だとわかりました。
この丸岡が出席していたパーティに乗り込んだ半沢が見たのは、帝国航空の役員の永田の兄の代議士のパーティで、そこには、白井議員や箕部議員の姿もありました。
もちろん、永田自身もいます。
半沢は、丸岡と永田の関係を調べるため、帝国航空の財務部長・山久登(石黒賢)に調査を依頼します。
すると、丸岡商工と帝国航空の怪しい取引が見つかります。
再建案の社員説明会
再建案の社員説明会を行う半沢。
半沢は、一斉メールのある確固たる証拠をつかんでいたのです。
丸岡が帝国航空のお金で毎回使っているタクシーのドライブレコーダーに、丸岡と永田の関係がしっかりと映り込んでいました。
永田は、悪意に満ちたメールの流出だけでなく、丸岡商工と手を組み、帝国航空から不正なお金を手に入れていたのです。
そのお金は、兄への政治献金にも使われていました。
どうしようもないな、永田。
そして、半沢は「帝国航空を見くびらないでいただきたい!帝国航空にとって最も不要なコストは永田、お前だ!」と。
そして、グレートキャプテンと呼ばれる木滝機長も、「我々の力で体制を変えていくしかない」と静かに言います。
機長、本当にグレート!!
そして、半沢は、帝国航空再起のために力を尽くすことを決意するのです。
白井亜希子大臣のタスクフォース
白井議員は、女性からの支持率が高そうです。
何も知らない半沢の妻の花ちゃん(上戸彩)も、「この人が日本を変えてくれそうな気がする」と言っています。
政府のタスクフォースチーム
政府は、帝国航空の再建のためのタスクフォースチームを立ち上げます。
そのリーダーは、弁護士の乃原正太(筒井道隆)。
かなり強引に政策を推し進めようとしていました。
白井議員の後ろには、政界のドン・箕部啓治(柄本明)がいました。
しかし、半沢は乃原に「東京中央銀行は債権放棄を拒否します!」と宣言します。
最後に
「半沢直樹」(2020)第5話の感想でした。
今回は、爽快でしたね!
帝国航空は、自力で再起することが出来るのでしょうか。
そして、新たな敵も現れました。
筒井道隆さん、いつもいい人の役が多いのに、今回は悪い顔してましたねw
次回は、半沢が負ける?!
第6話も、楽しみです!
以下の記事で、第4話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
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