ドラマ「35歳の少女」第3話の感想です。
望美は「私、成長する!」と宣言しました。
25年眠っていた望美は、子供の心のまま大人になったことで…。
Contents
ドラマ「35歳の少女」第3話感想 はじめに
あらすじ
望美(柴咲コウ)は、家族に成長宣言したため、努力するが、うまくいかない。昔から教えることが得意だった元教師の結人(坂口健太郎)に勉強を見て欲しいと思う望美。しかし、娘が結人と近づくことをよく思わない多恵(鈴木保奈美)は、学習塾に通わせようとするが、望美はついていけない。
一方、進次(田中哲司)は部屋に引きこもる義理の息子・達也(竜星涼)との関係を修復しようと、加奈(富田靖子)の制止を振り切って部屋のドアを叩く。しかし、達也は、いきなり100万円を要求する。
仕事での功績が評価されない愛美(橋本愛)は、相沢(細田善彦)と藤子(大友花恋)の順調な恋を前に公私ともに絶不調。結人に愚痴聞き代行を頼むが、酔った勢いで大失態をおかしてしまう!そんな中、望美は自分のことを巡って多恵が愛美や進次と衝突を繰り返し、家族の溝が深まっていることを悲しく思っていた。結人に会って相談する望美は、世の中を知るために結人の代行業を手伝うことになる・・・。
[引用元]日本テレビ「35歳の少女」公式サイトSTORY
登場人物
時岡望美/柴咲コウ
10歳のとき事故に遭い、25年眠り続けていた。目が覚めて、自分自身と周囲の変化に戸惑って…。
時岡多恵/鈴木保奈美
望美の母。25年間、望美の看病を続け、目覚めた望みを支える。
時岡愛美/橋本愛
望美の妹。望美が事故に遭った時は7歳だった。クールなキャリアウーマン。
今村進次/田中哲司
望美の父。望美が事故に遭ってから5年後、多恵と離婚。現在は再婚している。
広瀬結人/坂口健太郎
望美の初恋の人。小学校教師をしていたが、今は代行業をしながらブラブラしている。
相沢秀男/細田善彦
愛美の会社の上司で元恋人。
今村達也/竜星涼
進次の連れ子で、DVで引きこもり。
今村加奈/富田靖子
達也の母。進次の再婚相手。
林田藤子/大友花恋
愛美の元恋人の相沢の彼女。仕事が出来ないので愛美はイライラ。
成長宣言した望美
望美(柴咲コウ)は、「私、成長するね!」と家族みんなに約束しました。
望美は結人(坂口健太郎)が教えてくれると何でも頭に入って来るらしいのですが、母の多恵(鈴木保奈美)は、結人のことをあまりよく思っていないようで…。
塾に通う望美
望美は、結人に勉強を教えてほしいのですが、多恵は望美を学習塾に通わせることにしました。
しかし、望美はなかなかうまく勉強についていけません。
そして、結局「他の生徒たちの気が散るので」と塾側から断わられてしまいます…。
本当は事故に遭う前に覚えたことも、25年の間に忘れてしまっていることもあるでしょう。
確かに、小学生の学習塾に突然35歳の女性が入ってくると、子供たちは気が散ってしまうかも。
望美が希望するように、結人を「家庭教師の代行業者」として雇ってみてもいいのでは?
今村家の事情
進次(田中哲司)は、営業先のおうちのお父さんと息子がキャッチボールをするのを見て、少し考えたようです。
引きこもっている義理の息子の達也(竜星涼)が小さい頃、進次はよくキャッチボールをしていたのです。
そんな関係を取り戻すために、進次は達也と話をしようと決心しました。
整形するから100万円くれ
進次は家に帰って、怖々、達也の部屋のドアをノックします。
そして、昔、キャッチボールをしたように、「今度は言葉のキャッチボールをしよう」と問いかけます。
すると、部屋から出てきた達也は、「100万くれたら出てきてやるよ」
世の中、やはり見た目なので、自分は評価されないのだと言う達也。
なんと、整形させてくれたら部屋から出てきてやるよと…。
「世の中、見た目」は否めませんが、達也の見た目なら十分すぎるくらいイケメンですけど。
唖然とする進次と加奈(富田靖子)。
今村家は、時岡家以上に深刻なようです。
愛美 絶不調
愛美(橋本愛)は、ほとんど自分が考えた内容でプレゼンを勝ち取ったのに、上司の相沢(細田善彦)は愛美に感謝の言葉一つなく無視し、現在の恋人の藤子(大友花恋)ら他の課員には「みんなのおかげだよ」と言って喜びを分かち合います。
これは、ちょっとひどい!
会場の動線のことをクライアントに聞かれたときも、シャキッと答えてくれたのは愛美なのに。
愚痴聞き代行
愛美は、かなりストレスがたまっているようです。
そして、愚痴を聞いてもらうために代行業の結人を指名し、飲みながら愚痴を聞いてもらったのですが…。
酔った勢いで、相沢のマンションの前で「相沢!出てこいや!」と叫んでしまいます。
結人は、酔いつぶれて顔に擦り傷まで作ってしまった愛美を実家に送って行ったのですが、また多恵と言い合いになります。
「ママはお姉ちゃんが目覚めてから、楽しそうじゃないね。お姉ちゃん、ずっと寝ててもらった方がよかったんじゃない?」と言ってしまうのでした。
愛美は、望美が事故に遭ってからずっと母にかまってもらえなかったので、どうしても嫌味を言ってしまうようです。
少し同情してしまいます…。
橋本愛さん、本当に仕事できる人の役がぴったり!
落ち着いていて、理知的で…。
私もクライアントだったら、この人の会社に任せようと思ってしまいそうです。
しかし、恋に関しては、ちょっとこじらせてしまっていますね…。
働く望美
望美は、結人の仕事のお手伝いをすることになります。
代行業者に「リア充っぽい」バースディパーティを開催したいというお客さんの依頼があったのですが、出席予定者の人員が不足していたのです。
そのパーティで望美はお酒を飲んで酔いつぶれ、結人は愛美と同様、望美までも家に送って来たのです。
飛べない鳥
望美は、母に縛り付けられ、家に閉じ込められてしまいます。
結人にも会うことを禁止されてしまいます…。
部屋に鍵をかけたり、監視カメラをつけたりします。
結人は、母の多恵に「これでは望美は飛べない鳥だ」と言われるのですが、多恵はとにかく望美の世話は自分だけでしたいようです。
しかし、このままでは望美は本当の意味で成長することはできません。
明るくて優しかった多恵は、一体どうしてこんな性格になってしまったのでしょうか。
ママと仲直りしたい
望美は、ママと仲直りしたいと思いました。
しかし、多恵は変わってしまいました。
望美は、いつも歌いながら楽しそうに家事をしていたママが大好きだったのです。
ただ25年の月日が、人を変えてしまっても仕方がありません。
さらに、多恵は一人で25年間も望美の介護をしてきたのですから。
時間泥棒に乗っ取られた国
望美は、今の世界は『モモ』の時間泥棒に乗っ取られた国みたいだと言います。
SNSが発達して承認欲求の塊のような人が増え、ママは冷たいギスギスした人になって、家族はバラバラ。
望美が忘れていたこと
望美は昔、ママと喧嘩したときに仲直りするために手紙を書いたことがありました。
そのときは、ママがにっこり笑って抱きしめてくれたのです。
そして望美は気がついたのです。
自分が本当にやらなければいけないことを、し忘れていたことに。
ママ大好き!
多恵は、望美の介護だけでなく、保険の外交員として、仕事上でもかなり辛い思いをしているようです。
いくらなんでも水かけるとか、ありえない。
望美は「ママを抱きしめてありがとうと言いたい」と、手紙に書き、多恵の前で読み上げました。
今まで忘れていて、ごめんなさいと。
多恵は笑顔は見せてくれませんが、「週に2回、結人くんと勉強するの」と言って優しく抱きしめ「よかったね、望美」と。
俳優・坂口健太郎について
「35歳の少女」では、主人公・望美の初恋の相手、結人役を演じています。
坂口健太郎プロフィール
- 生年月日 1991年7月11日(29歳)
- 出身地 東京都府中市
- 身長 184㎝
- 血液型 O型
- 職業 俳優・モデル
- ジャンル 映画・テレビドラマ・CM
- 活動期間 2010~
- 事務所 トライストーン・エンタータイメント
[引用元]Wikipedia
実年齢より6歳年上の役
坂口健太郎さん演じる結人は、望美の同級生なので35歳。
実年齢よりも、6歳も上の役を演じられているということですね。
元小学校教師で、今は「代行屋」をしているので、人生に疲れた雰囲気も醸し出しています。
坂口健太郎さん、役作りも素晴らしいです。
坂口さんは、29歳という実年齢よりさらに若く見えるので、ヘアスタイルも、前髪をあげて老けた感じに仕上げていますよね。
結人は、望美が気持ちを上向きのすることができる機会をたくさん与えてくれる重要な役どころです。
これからの望美との関りや、結人をあまりよく思っていない母の多恵との関係性も気になるところです。
ドラマ「35歳の少女」第3話感想 最後に
ドラマ「35歳の少女」第3話の感想でした。
やはり、10歳の望美、可愛いです。
人間は年を取ると変わっていくし、嘘もつくようになりますし、見得もはります。
しかし、望美はそういうところが一切ないまま35歳になれました。
本作は、タイトルの「35歳の少女」がラストに、エンディング曲「KinGnu」の『三文小説』が一緒に画面に流れます。
ここ、いつも鳥肌が立ちます!
ドラマに音楽は本当に大切。
次回も、望美が心は美しい子供のままで、大人へと成長していくところを見守りたいです!
以下の記事で、第2話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
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