こんにちは。
はるき ゆかです。
ドラマ「35歳の少女」最終回の感想です。
最終回は、奇跡のように夢が叶った人で溢れる素敵なターンでした。
こじらせ気味の人がたくさん出てくるドラマでしたが、最後はみんな幸せで最高です!
Contents
ドラマ「35歳の少女」最終回の感想 はじめに
あらすじ
望美(柴咲コウ)は多恵(鈴木保奈美)を亡くした喪失感に沈みながらも、両親が残した家に愛美(橋本愛)と共に住むことを決める。一方で結人(坂口健太郎)との再会を望むが、中途半端な自分のまま連絡する勇気が持てずにいた。
今村家では家族として再生を始めた3人が食卓を囲んでいた。進次(田中哲司)と達也(竜星涼)はそれぞれある決意を胸に抱いているがまだ言い出せずにいた。
デザイナーとして就職先を見つけられない愛美は相沢(細田善彦)と遭遇。藤子(大友花恋)と破局したことを知った愛美は、新しい会社で一緒に営業をしないかという誘いに心揺れる……。そんな中家に帰ると、母を死なせてしまった罪悪感と虚無感から放心している望美を見て、愛美は姉を元気付けようと結人に電話するが、二人は頑なに会うことを拒む。
教え子がいじめを苦に転校を決めたことに悩む結人は自分にできることはないのかと無力感を感じていた。生徒の家に行き、助けになろうと必死に説得する結人であったが、生徒は部屋から出てくることはなかった……。翌日、結人は退職願を手に最後の授業に臨む……!
それぞれが自分の生き方を模索する中、望美の元にある結婚式の招待が舞い込み、そこで結人との再会を果たすことになる・・・壮絶な人間ドラマの最後の幕が上がる。
[引用元]日本テレビ「35歳の少女」公式サイトあらすじ
登場人物
時岡望美/柴咲コウ
10歳のとき事故に遭い、25年眠り続けていた。目が覚めて、自分自身と周囲の変化に戸惑って…。初恋の相手広瀬結人と同棲していたが、一旦一人で暮らし、今は実家で愛美と暮らすことにする。
時岡多恵/鈴木保奈美
望美の母。25年間、望美の看病を続け、目覚めた望美を支えているつもりが、望美の重荷になり…。変わってしまった望美を助けるために、望美を訪ね、今までの心労がたたり亡くなってしまう。
時岡愛美/橋本愛
望美の妹。望美が事故に遭った時は7歳だった。会社を辞め、グラフィックデザイナーを目指していたが、挫折。今は代行業者に登録している。
今村進次/田中哲司
望美の父。望美が事故に遭ってから5年後、多恵と離婚。現在は再婚しているが、離婚危機が訪れていたが、家族の絆を立て直している。
広瀬結人/坂口健太郎
望美の初恋の人。小学校教師を退職後代行業者としてブラブラしていたが、今は小学校教師に復職している。
相沢秀男/細田善彦
愛美の会社の上司で元恋人。
今村達也/竜星涼
進次の連れ子で、DVで引きこもりだったが、新たな人生を歩む決心をする。
今村加奈/富田靖子
達也の母。進次の再婚相手。進次に離婚届を突きつけていたが、進次の本心を知って…。
林田藤子/大友花恋
愛美の元恋人の相沢の婚約者。
結人の悩み
結人(坂口健太郎)の担任するクラスに不登校の生徒がいます。
その子は、いじめにあっていました。
そして、転校することにしたようです。
小学校教師を辞めることを考える結人
結人は、自分はやはり小学校教師に自分には向いていないのではないかと悩みます。
そんな結人は、望美(柴咲コウ)に電話をかけてきました。
そして、望美は「結人くんにしかできないことが絶対あるから諦めないで」と言い、結人は勇気づけられます。
不登校の子供
結人は、転校しようとしている子の家に行って、「君はバカでも落ちこぼれでもない。自分のことを愚かだと思える人は本当は賢いんだよ。また一緒に勉強しないか。待っているから」と言います。
そして、辞表を胸にクラスで自分の本心を話します。
「みんな、もう見て見ぬふりをするのはやめよう!」
結人が、望美の話をクラスの子供たちに話していると、転校するはずだった子が教室に戻ってきます。
すると、子供たちも「もう見て見ぬふりはしません」と次々と立ち上がります。
いじめられている子をかばうと、次は自分だと思ってみて見ぬふりをする…。
しかし、結人の話を聞いて、子供たちの気持ちは変わったのです。
結人の母の気持ち
結人の母(筒井真理子)は、夫を亡くして初めてその存在の大きさを知ったようです。
結人の母は、結人が生まれたとき、本当に幸せだったことを思い出します。
そのことを結人に話し、涙を流します。
結人は、「これから、もっとそういう話聞かせてよ。あなたの家族は俺しかいないんだから」と言って、母を励まします。
結人のお母さんも辛い人生でしたね。
これからは、自分に正直に結人に本心を聞かせて、幸せになってほしいです。
結人がこんな風に言えるようになったのも、望美の言葉があったからです。
今村家の未来
達也(竜星涼)が、引きこもりを止めて部屋から出て来ました。
食事も家族三人でとるようになりました。
そして、就職活動を始めるようです。
進次が一級建築士を目指す
進次(田中哲司)は、未だ仕事が決まっていません。
しかし、進次にもある大きな夢がありました。
本当は建築士になりたかったのです。
この機会に、一級建築士を目指すことに決めました。
進次の年齢からだと難しい試験ですが、会社をクビになったことを機会に夢を思い出したようです。
頑張ってほしいです!
加奈(富田靖子)も、応援してくれるみたいです。
達也のやりたい仕事
達也はやりたいことが見つからずに、ずっと悩んでいました。
しかし、スーツを買って、就職活動を始めることにしました。
そして、やっとやりたいことが見つかり、それは父の進次と同じハウスメーカーの仕事でした。
望美と愛美が一緒にあの家に住む
望美は、愛美(橋本愛)に「この家に一緒に住まない?」と言います。
あの思い出がたくさん詰まった家を売ることは、中止です。
望美は動画配信を辞め、何か仕事を見つけるつもりです。
そして、愛美は、グラフィックデザイナーの仕事をあきらめようとして…。
グラフィックデザイナーを諦めようとする愛美
愛美は、グラフィックデザイナーの夢を諦めようとしていました。
そんなある日、愛美の元カレの相沢(細田善彦)に再会します。
子会社に出向したことを理由に、婚約者の藤子(大友花恋)に逃げられてしまった相沢は、愛美とやり直したいと言います。
グラフィックデザインのコンクール
愛美が思い悩んでいるとき、相沢から電話がかかってきて、また一緒に仕事をしようと誘われます。
そこに望美がグラフィックデザイナーのコンペのチラシを持って、部屋に飛び込んできます。
愛美は、「こんな大きな賞なんて私には無理だよ…」と言いますが、望美の「夢をあきらめないで」という言葉に勇気づけられ、相沢の仕事を断ります。
愛美には、まだまだ夢を叶えるチャンスがあります。
望美の前向きな言葉に、愛美は賞に応募することにしました。
前途多難だけど、頑張れ!愛ちゃん!
優秀賞を受賞!
愛美のコンペの結果は、優秀賞でした!
作品の題名は「35歳の少女」。
望美の顔を描いた作品でした。
やっぱり、夢はあきらめないでいると、叶うものなんですね。
もちろん、愛美にはその才能があったということです。
望美のおかげで夢を叶える人々
望美は以前、昔仲の良かった二人の友達に会ったシーンがありました。
そのとき、望美はまだ10歳の少女の心のままでした。
そして、仲良しの一人、ユキちゃんに「保育士になるのが夢だったよね?」と言った望美の言葉を、ユキちゃんは思い出したようです。
本当に保育士になったユキちゃん
ユキちゃんは、保育士の資格を取り、その職場で知り合った人と結婚することになりました。
そのことを望美に報告してくれ、結婚式にも招待してくれたのです。
望美がユキちゃんの結婚式の司会
ユキちゃんのお母さんは、ユキちゃんの結婚に反対しているようです。
そして、結婚式の司会の人がドタキャンしたのはお母さんの仕業でした。
それを知らないユキちゃんは、代わりの人を探しているようです。
結人は、「望美がやるべきだ」と言って、望美ははじめての大役を果たすことになりました。
結婚式の途中で、ユキちゃんとお母さんがケンカを始めます。
それを見た望美は「もっとやってください!私は先日、母を亡くしたので…。ケンカしても仲直りできるのが家族ですから」と言い、その場が納まり、すごく素敵な結婚式になりました。
望美の夢が叶う!
ユキちゃんの結婚式の司会を見ていた北海道のローカル局の人が、望美をアナウンサーにスカウトしてくれます。
結人と離れたくない望美
望美は結人と離れ離れになることを心配して、北海道に行くことをためらいます。
無理だと言われても、絶対アナウンサーの夢をあきらめなかったのに、俺のためにあきらめるなんて言うなよという結人。
そんな結人に励まされ、望美は夢を叶えることにしました。
動画配信をしていた望美は、結人に「私たちはさよならを言うために出会ったんだ」と言いました。
結人は、それを否定し「俺たちは死ぬまで一緒にいるために出会ったんだ」と言って、望美を送り出します。
お前は目覚めてよかったんだ
望美は、北海道に行ってくると言って図書館を出ていきますが、すぐに戻ってきて結人の胸に飛び込みます。
言い忘れたことがあると言って。
「お前は目覚めてよかったんだと言ってくれたとき、本当にうれしかった。あなたがいなかったら私は一人で北海道に行けるような人間にはなれなかった。あなたがこの世界にいてくれて本当によかった」
そして、望美は北海道へ。
ドラマ「35歳の少女」最終回の感想 最後に
ドラマ「35歳の少女」最終回の感想でした。
最終回は夢が叶う人で溢れかえりました。
本作は、夜寝てみる夢と人が希望を叶える夢がシンクロしているドラマでした。
そして、そこにミヒャエル・エンデの『モモ』の中の言葉が紡がれていきます。
多恵(鈴木保奈美)の墓前で、望美が「私が目覚めたのは、ママにありがとうというため、パパや愛ちゃんや結人くんに愛してるっていうためだったんだよね」
「たくさんのはじめてがある私は幸せだよ」
最後は、みんなが夢を叶えて、幸せになる。
出来過ぎなようですが、ハッピーエンドですごく素敵なドラマでした!
以下の記事で、第9話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
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