こんにちは。
はるき ゆかです。
ドラマ「君と世界が終わる日に」第2話の感想です。
今回は、一緒に協力し合って”生ける屍”から逃げた二人の仲間が亡くなってしまいます。
響と来美は、もう一度、無事に会えるのでしょうか。
今回は、「人の命」ついて深く考えさせられるターンです。
Contents
ドラマ「君と世界が終わる日に」第2話の感想 はじめに
あらすじ
来美(中条あやみ)が生きていることを確信し、交差点へと向かった響(竹内涼真)。しかしそこには打ち捨てられた無人のバスと、バスを囲む化け物たちの死骸が……!
[引用元]日本テレビ「君と世界が終わる日に」公式サイトSTORY
響たちは周囲に散らばった薬莢から、来美が自衛隊に救助されたと推測。
近くにあった車の修理を試みる響を等々力(笠松将)たちが化け物から守る一方、本郷(大谷亮平)と甲本(マキタスポーツ)がガソリンを調達しに出発する。そんな中、宇和島(笹野高史)はある恐ろしい異変を隠していた……。
その頃、隊員たちに囲まれた来美は不安な表情で自衛隊のトラックに揺られていた。しかし次の瞬間、目の前に現れた化け物を轢いたトラックがコントロールを失い納屋に激突!一緒に運ばれていた幼い兄弟の兄・勝利(田中奏生)の胸には衝撃で突き刺さった鉄筋が……!
緊迫した空気の中、防護服の医師・ジアン(玄理)が筆頭となって現場での緊急手術が始まる。研修医の来美は咄嗟に手術の助手に名乗り出るが、異例だらけの初めての実践に手が震え……。
さらに周囲には血の匂いに誘われて、次々と化け物たちが現れる!!絶体絶命の状況の中、果たして手術の結果は、そして来美たちは無事生き残れるのか!?
一方、バスの修理を試みる響たちのもとにもなぜか次々と化け物たちが吸い寄せられていた。
誰かが噛まれ、血の匂いに誘われているのではないかと疑心暗鬼が広がる中、等々力は宇和島の腕に化け物の噛み傷を発見する!その時、化け物の大群が迫ってきて……!
響たちは避難場所を求めて近くの老人ホームへ。しかしそこで新たな難題が響を待っていた。
感染した宇和島が化け物に変わる前に殺してしまおうと、等々力がナイフを向けたのだ! 咄嗟に止める響! 緊張が走る中、ミンジュン(キム・ジェヒョン)が意外な情報を口にするのだが……。
熱にうなされる宇和島がいつ化け物に変貌してもおかしくない中、宇和島の命も全員の命も諦めることができない響。等々力は、「お前が責任取れよ」と、宇和島が化け物に変貌したら殺すようにナイフを渡す……。
登場人物
間宮響/竹内涼真
自動車整備工。来美の恋人とは同棲中。料理が得意。忍耐強く諦めの悪い男。高校時代は弓道部だった。
小笠原来美/中条あやみ
有名大学の医学部を卒業した研修医。高校時代は響と同じ弓道部に所属。”生ける屍の世界”になったあとは、響とは離れ離れになってしまう。
首藤公貴/滝藤賢一
街に残された生き残りの一人。”生ける屍の世界”から生存者を救おうとする研究者。生存者を精神的に支える。
三原紹子/安藤玉恵
生き残りの一人。介護士。ケガをした人の介護や介抱を率先して行う。娘の結月のためなら何でもするつもり。
三原結月/横溝菜帆
紹子の娘で、生き残りの一人。小学五年生。喘息の持病があり、定期的な薬の服用が必要。響に懐く。
柊木佳奈恵/飯豊まりえ
女子大生。生き残りの一人。冷めたクールな性格で人と距離を置いている。生き残りのためのサバイバルを潜り抜けるうちに、響には徐々に心を開く。
本郷大樹/大谷亮平
機動捜査隊に所属する警察官。警部補。生き残りの一人。異常事態の中でも市民を守ろうとする正義感の強い警官。等々力の上司。
等々力比呂/笠松将
機動捜査隊に所属する警察官。巡査部長。生き残りの一人。目的のためには冷徹な判断が必要だと考える。響と来美の高校の同級生。響との間には何か確執があり…。
宇和島雅臣/笹野高史
生き残りの一人。小説家。有名作家ではないが、文学だけでなく音楽や絵画の知識も豊富。
甲本洋平/マキタスポーツ
生き残りの一人。引っ越し業者の中間管理職。上にはへりくだり、下には厳しい。未婚で独身。
ユン・ミンジュン/キム・ジェヒョン
生き残りの一人。韓国からやって来た。引っ越し屋のバイトをしている。甲本の部下。無口なタイプだが、心優しい青年。特技はテコンドー。
吾妻伸二/鈴之助
生き残りの一人。バイク便のライダーで、筋肉と体力に自信あり。面倒見がよく人に頼られたい性格。
来美は自衛隊に救助されていた
無線で来美(中条あやみ)と話が出来た響(竹内涼真)は、ホッしますが、来美を助けに向かいます。
来美が乗っていた車のある場所に本郷(大谷亮平)と向かいましたが、車はもぬけの殻。
自衛隊に救助されていた
響と本郷は、交差点に向かうとバスの周囲に多くの化け物たちの死体が横たわり、本郷が車の周囲に落ちていた薬きょうから、来美たちは自衛隊に救助されたようだと判断。
本郷さん、いつも冷静で頼りになります。
来美は、今、どこで何をしているのか顔を見るまで安心できない響…。
血に吸い寄せられる化け物たち
化け物たちは、血の匂いを嗅いで吸い寄せられてくるようです。
そして、夜になるとさらに活動が活発になっていきます。
何か行動を起こすなら、日中のうちに行動するしかありません。
どこか怪我をしていたら、すぐに治療をして血を止める必要があるのですが…。
次々と現れる化け物たち
響が残されていた車を修理している間、本郷と甲本(マキタスポーツ)は、ガソリンを調達しに出かけていきます。
なぜか次々と現れる化け物たち
響が車の修理をしている間にも、なぜか化け物たちは次々と現れ、襲ってきます。
まだ、日中なのに化け物がどうしてこんなに現れるのかに疑問を持った等々力(笠松将)は、「おい、誰かケガしてるんじゃないか?」と語気を強めます。
そんな等々力に、響は落ち着けというのですが…。
しかし、等々力は本郷から、この場を守るように任されているので、落ち着いてはいられないのです。
宇和島が化け物に噛まれていた
「誰か噛まれているのか?それで何も言えないんじゃないのか」と等々力が言ったのと同時に、宇和島(笹野高史)が突然倒れてしまいます。
宇和島は、化け物に噛まれ出血していたのです。
次々と現れる化け物から逃れるために、近くの老人ホームに避難する生き残った人々。
等々力から他の部屋を見て来てくれと言われた響とミンジュン(キム・ジェヒョン)が、部屋を出た後、等々力はあることを考えていました。
宇和島が化け物になる前に
化け物に噛まれた人は、どうなるのか…。
明日か、1時間後か、五分後か…人によって違いますが、確実にあの化け物のようになってしまいます。
宇和島がいつ、あの化け物たちのようになってしまうかは誰にもわからないのです。
等々力は危険な芽は起こる前につんでしまわなければならないと、宇和島の命を絶つべきだと言って…。
ミンジュンの姉はワクチンの研究者
すると、ミンジュンが「治るかも…」と。
ミンジュンの姉は、日韓新興感染症対策機構でワクチンの研究をしています。
駐屯地に宇和島を運ぶことが出来たら、ワクチンを使って治るかもしれないということです。
ただ…駐屯地につく前に宇和島が化け物になってしまう可能性もあります。
等々力は、生き残っている人の命を優先するべきだと言うのですが…。
響のとった行動
”世界一諦めの悪い男”・響は、宇和島を見捨てることが出来ません。
自分が宇和島を見ているから、みんなは安全な部屋に移ってくれと言います。
「人の命なんだ」
そして、等々力は響にナイフを手渡し、何かあったら「お前が責任取れよ」と言います。
響の気持ちはわかりますが、危険な賭けだと思います。
宇和島を駐屯地に運び込むまで、発症しなければいいのですが…。
ただ、この状況を自分自身に当てはめたとき、可能性があるならワクチンがある駐屯地まで連れていってほしいと思う気持ちもわかります。
響は、人を見捨てることがどうしてもできない質のようです。
宇和島の気持ちを尊重したいと考えたのです。
鉄筋が胸に刺さった少年の手術
一方、来美たちは駐屯地に向かう途中で、化け物とぶつかった自衛隊のトラックが、納屋に激突してしまいます。
その事故で、幼い兄弟の兄・勝利(田中奏生)の胸に鉄筋が刺さってしまいました。
来美が緊急手術の助手に
来美はまだ研修医二年目で、実際の手術の経験はありません。
しかし、医師として小さな命を守りたいと思った来美は、医師・ジアン(玄理)の助手として名乗りをあげます。
手術中も化け物は容赦なく襲ってきます。
驚く来美に、ジアンは「集中して!」
実践の経験を、こんな状況で初めて積むことになった来美。
しかし、ジアンと来美は、少年の命を無事救うことが出来ました。
太陽が陰ってくると…
太陽が陰って来ると、化け物たちが活発に動き出します。
それは、今迄の経験でもわかっていることです。
宇和島がはじめて暴れだす
化け物に噛まれてからも、宇和島は今まで暴れるようなことはありませんでした。
それが、その日、初めてあの化け物たちのように正気を失い、暴れだしたのです。
それを抑えるために、宇和島は身体をイスに縄で縛り付けられています。
等々力が言った「一人の老人のために、他の人間の命を脅かすことは出来ない」という言葉も正論だと思います。
響は、宇和島と二人にしてほしいと、みんなに言います。
そして「ワクチンがあれば治る」と。
すると、宇和島は「嘘をつくな!ワクチンなど夢物語だ。この偽善者が!私を害だと思っているんだろう?ここに捨てられた老人たちと同じ役立たずだと思っているんだろう。一体、私が何をした?役に立たないのなら人間じゃないのか」
この宇和島の叫びに、心が痛くなりました。
コロナウィルス感染と重なる部分
生きていたと思うことは、何も悪いことではありません。
人の為に命を投げ出す必要などないという響に、共感しました。
誰もが年を取って、何もできなくなる日がやって来ます。
世の中の役に立たなくなる日がやって来ます。
だからと言って、人の為に死ななければならないとは思えません。
現在の今の日本の状況は、これに近いものがあると思います。
コロナウィルスに感染した高齢者の死亡率が高いことを気にして自粛するより、経済を回すことを優先すべきだという意見は正論です。
しかし、高齢者の命もその家族や本人にとっては大切なものです。
他の誰かのために犠牲にしていい命はありません。
夕闇が迫る頃
少しづつ夕闇が迫る頃、”生ける屍”たちが活動を始めました。
響は宇和島を背負い、逃げようとしますが、たくさんの化け物たちが追いかけてきます。
フェンスの向こうに避難して、命を守らなければなりません。
響は宇和島も一緒に助けたいと思っていますが、宇和島は「君はどこまでバカなんだ」と言って、自分を置いて逃げろと響に言います。
等々力とミンジュンが響をフェンスの外に連れ出し、宇和島は自らの手でフェンスのカギを閉めます。
「最後くらい役に立たせてくれ」と言って…。
そして、宇和島は追ってくる化け物たちの餌食となります。
ある意味人間らしい甲本
甲本は、宇和島を盾にして生き残ったり、一人車の中に隠れていました。
こういう行動は、非難されがちですが、これはこれである意味「人間らしい」のかもしれません。
ドラマや映画では卑怯な奴と言われる立ち位置ですが、本来、人間とはこういうものなのでしょう。
罪悪感も持ち合わせていて、宇和島にこっそり謝ったり…。
お互い同じ気持ちで
何とか”生ける屍”の餌食にならずに助かった響は、通じることのないトランシーバーで、来美に話しかけていました。
来美もまた同じ頃、トランシーバーを手に、響に話しかけていたのです。
離れていても二人の心は通じ合っていました。
本郷の死
本郷は、来美たちに加勢して救助されたことがわかると、響たちの元に戻ってきました。
本当に責任感、正義感の強い素晴らしい警察官です。
駐屯地に到着
響たち全員が駐屯地に到着し、本郷はそれを知らせるために「おーい」と声を上げます。
すると、突然の銃声。
本郷は味方であるはずの自衛隊に撃たれてしまいます。
一体、なぜ__。
冷静沈着で、頼もしかった本郷の死。
響たちにとって、これ以上の衝撃はあるでしょうか。
ドラマ「君と世界が終わる日に」第2話の感想 最後に
ドラマ「君と世界が終わる日に」第2話の感想でした。
今回は、穏やかで知識豊富な宇和島さんと頼りになる本郷さんが亡くなってしまいました。
二人の存在は、これからもきっと必要なものだったはずですが…。
次回は、新しいフェーズに入るようですね。
パニックドラマとしても緊張感いっぱいのドラマですが、人の命についても深く考えさせられるドラマだと思います。
次回の放送も楽しみです!
以下の記事で、第1話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
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