こんにちは。
はるき ゆかです。
映画「ネゴシエーション」の感想です。
韓国のトップ俳優・ヒョンビンと実力派人気女優のソン・イェジンの初共演作。
日本でも社会現象となるほどの大ヒットドラマとなった二人の共演ドラマ「愛の不時着」は、本作の1年後に制作されました。
Contents
映画「ネゴシエーション」の感想 はじめに
あらすじ
タイムリミットは14時間。韓流スターの頂点・ヒョンビン×実力派トップ女優・ソン・イェジン初共演!凶暴なカリスマキャラに初挑戦したヒョンビンと危機交渉のプロに扮したソン・イェジンの豪華初共演実現!先の読めない凶悪事件で、頭脳と心理の交戦がスリリングに展開。緊迫感と臨場感と共感が加速するネゴシエーション・サスペンス!ソウル市警の敏腕交渉人ハ・チェユンは、人質と犯人の両者を死なせた挫折感から辞職を決意していた。だが上司がタイで拉致され、ミン・テグと名乗る犯人から交渉相手に指名される。動機も要求も明かさぬ犯人は、人質拷問ショーを繰り広げ挑発。チェユンはトラウマと戦いながらも、慎重かつ大胆な闘いに挑む__!! © 2018 CJ ENM CORPORATION, JK FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
[引用元]Amazonプライムビデオ「ネゴシエーション」あらすじ
【監督】イ・ジョンソク
(2019年公開)
キャスト
ミン・テグ/ヒョンビン
バンコクとクアラルンプルを拠点とするマフィアのボス。
ハ・チェユン/ソン・イェジン
ソウル市警危機交渉班警部補。ネゴシエーター。
アン・ヒョクス/キム・サンホ
ソウル市警危機交渉班警部。チェユンの上司。
ハン課長/チャン・ヨンナム
ソウル市警外事課課長。
コン/チェ・ビョンモ
大統領府国家安保室秘書。
チョン班長/イ・ムンシク
ソウル市警危機交渉班班長。チェユンの上司。
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ヒョンビン初の悪役
本作は、ヒョンビンさんが初の悪役ということで、話題となった作品でもあります。
W主演のソン・イェジンさんが、女性ネゴシエーター(交渉人)という難役を演じることにも注目されました。
キャストは、日本でもお馴染みのキム・サンホさん、チャン・ヨンナムさん、チェ・ビョンモさん、イ・ムンシクさんら多くの実力派俳優が脇を固めています。
女性ネゴシエーター
ハ・チェユン(ソン・イェジン)は、海外留学経験もあり、語学も堪能な交渉人ですが、ある事件によってトラウマを抱えています。
それは、チェユンが交渉した事件で、犯人、人質のどちらもが命を落としてしまうという事件に関わったことでした。
人質犯 ミン・テグの目的
チェユンは、自分にはこの仕事は向いていないと辞表を出す決意をしているときに、人質犯ミン・テグ(ヒョンビン)から直接話がしたいと名指しされます。
これには、ある秘密が隠されています。
ミン・テグは、未だ目的も明かさず、要求もなし。
そんな何も知らされていない状況の中、交渉にのぞむことになったチェユンは、人質解放に成功することができるのでしょうか。
人質事件の裏側にあるもの
本作は、ネゴシエーションというタイトルではありますが、人質解放のための交渉にあたるネゴシエーターと犯人の手に汗握る攻防戦というより、人質事件のその裏側にある「巨悪」を暴くところが見どころになっています。
振り回されるチェユン
チェユン自身は、警察官と言う「公務員」であり、上からの命令には逆らうことが出来ません。
ネゴシエーターとしてミン・テグとの交渉に一人で当たるのですが、上からは様々な規制がかけられ、こっちでやるから帰れと言われたり、またミン・テグの要求により再び呼び戻されたり…。
とにかく、振り回されるチェユン。
自分でも自覚しているように、チェユンは冷静沈着なタイプの女性警察官には見えません。
交渉にあたっているときも、表情に動揺が出てしまったり、涙をにじませるシーンもあります。
しかし、チェユンがミン・テグの行動の理由の裏に存在する「本当の悪」を知り、そこからチェユンがその巨悪に立ち向かっていく姿に観客は魅了され、共感を覚えるのです。
犯人の背景が少しづつ明らかになり…
国家情報院、警察、さらに政財界が絡んだ巨悪が物語の背景にあり、ミン・テグが、実は「本当の悪」ではないことが少しづつわかってきます。
映画の冒頭で、ミン・テグの残虐行為が、実はその裏にあるさらなる悪をあぶりだす為に行われた行為だと気づき、最終的にはミン・テグ側の気持ちに立ってしまいます。
ミン・テグが、人質を痛めつけているシーンも、映画を観終わって改めて考えると決して痛めつけるべきではない人には手を出していません。
そして、最新鋭の機器を用いて行われる交渉は、現代のネゴシエーターならではだと感じさせられます。
ヒョンビンの魅力
凶悪犯であるミン・テグ登場シーンは、とても迫力あるシーンです。
いつものヒョンビンの清潔感溢れる見た目とは違い、あからさまに茨の道を歩いてきた極悪な雰囲気。
悲しい真実
「ヒョンビン初の悪役」とされていますが、結局ミン・テグは、本当の悪を暴くため、それもとても悲しい出来事が原因で起こした犯罪だと最後に知ることになります。
チェユンに、ミン・テグが、最後に残した一言がとても切ないです。
悪を一掃する
最後は、とても胸のすく思いがしました。
どうぞ映画をご覧になって、悪が栄えるためしはないと感じてみてください。
映画「ネゴシエーション」の感想 最後に
映画「ネゴシエーション」の感想でした。
ヒョンビン初の悪役ということで、ドキドキしながら映画を観ましたが、ドキドキよりも切なさが心に残る映画でした。
どちらかというと交渉人としては感情を顔に出し過ぎるハ・チェユンでしたが、ラストシーンがすごくカッコいい!
どうぞ映画をご覧になって、それを感じてみてください。
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