こんにちは。
はるき ゆかです。
ドラマ「君と世界が終わる日に」第5話の感想です。
今回は、心身ともに極限状態に陥る響たち一行。
ゴーレムウィルスのワクチンのために身を捧げる決意をする来美。
響と来美はいつになったら、また会える日が来るのでしょうか。
Contents
ドラマ「君と世界が終わる日に」第5話の感想 はじめに
あらすじ
喘息の結月(横溝菜帆)を救うため、危険を冒して薬を探す響(竹内涼真)たち。しかし、忍び込んだ病院からは誰かが持ち去った後のように薬が消えていた……!
[引用元]日本テレビ「君と世界が終わる日に」公式サイトSTORY
響は停泊している安全な船に仲間を残し、ミンジュン(キム・ジェヒョン)と共に別の病院を目指す。その途中、街中でゴーレムに囲まれていた生存者たちを救出する。その中にはなんと、妻子を探しに封鎖ゲートの外から来たという紹子(安藤玉恵)の夫・狛江(長谷川朝晴)がいた!愛する人が生きていると知り喜ぶ狛江に、響は紹子たちの待っている場所を知らせるが……。
一方自衛隊の駐屯地では、本部との通信が途絶え、自衛隊内部でも混乱が発生。そんな中、首藤(滝藤賢一)はジアン(玄理)と共に“ある計画”を進めていた……。
駐屯地でけが人の対応に当たっていた来美(中条あやみ)の前には、響たちと袂を分かった等々力(笠松将)が現れる。来美が響に宛てた書き置きを見た等々力は、自衛隊に扮して来美を助けに現れたのだが……。密かに来美に思いを寄せる等々力は、来美にとってあまりにも残酷な嘘を告げる……!
その頃、響の仲間たちが待つ船には狛江がたどり着いていた。しかし、再会を喜ぶはずの紹子は、なぜか青ざめた顔で身をこわばらせる……。
そして響とミンジュンは薬を探して辿り着いた病院で、ちょうど到着した自衛隊と鉢合わせる!命がけでわずかな薬を手にし、自衛隊の銃撃から逃げる響たち!だがその時、ミンジュンに銃が突きつけられる……!
登場人物
間宮響/竹内涼真
自動車整備工。来美の恋人とは同棲中。料理が得意。忍耐強く『世界一諦めの悪い男』。高校時代は弓道部だった。
小笠原来美/中条あやみ
有名大学の医学部を卒業した研修医。高校時代は響と同じ弓道部に所属。”生ける屍の世界”になったあとは、響とは離れ離れになってしまう。
首藤公貴/滝藤賢一
”生ける屍の世界”から生存者を救おうとする研究者。生存者を精神的に支える。来美の遺伝子の秘密を握る一人。
三原紹子/安藤玉恵
生き残りの一人。介護士。ケガをした人の介護や介抱を率先して行う。娘の結月のためなら何でもするつもり。
三原結月/横溝菜帆
紹子の娘で、生き残りの一人。小学五年生。喘息の持病があり、定期的な薬の服用が必要。響に懐く。
柊木佳奈恵/飯豊まりえ
女子大生。生き残りの一人。冷めたクールな性格で人と距離を置いている。生き残りのためのサバイバルを潜り抜けるうちに、響には徐々に心を開く。
本郷大樹/大谷亮平
機動捜査隊に所属する警察官。警部補。生き残りの一人。異常事態の中でも市民を守ろうとする正義感の強い警官。等々力の上司。第2話で射殺される。
等々力比呂/笠松将
機動捜査隊に所属する警察官。巡査部長。生き残りの一人。目的のためには冷徹な判断が必要だと考える。響と来美の高校の同級生。響との間には何か確執があり…。
宇和島雅臣/笹野高史
生き残りの一人。小説家。有名作家ではないが、文学だけでなく音楽や絵画の知識も豊富。しかし、ゴーレムに噛まれ、その後の消息は不明。
甲本洋平/マキタスポーツ
生き残りの一人。引っ越し業者の中間管理職。上にはへりくだり、下には厳しい。未婚で独身。
ユン・ミンジュン/キム・ジェヒョン
生き残りの一人。韓国からやって来た。引っ越し屋のバイトをしている。甲本の部下。無口なタイプだが、心優しい青年。特技はテコンドー。ジアンの弟。
吾妻伸二/鈴之助
生き残りの一人。バイク便のライダーで、筋肉と体力に自信あり。面倒見がよく人に頼られたい性格。
ジアン/玄理
研究者で医師。ミンジュンの実の姉。
葛島俊/八木拓海
研究員。
橘勝利/田中奏生
怪我をしてジアンに助けられた少年。
橘愛奈/新津ちせ
勝利の妹。目を離したすきにゴーレムに噛まれてしまう。
牛込浩二郎/神保悟志
自衛官。
桑田陸斗/浅香航大
自衛官。
沢健太郎/堀家一希
自衛官。
中越美亜/芳根京子
人気女優。何故か刀集団と共存していた。響たちに仲間に入れてくれと言うが…。ゴーレムとなった恋人を匿っていたが、その恋人に噛まれてしまう。
ハル/田中道子
刀集団の一人。
坪井/小久保寿人
刀集団のリーダー。その地域の有力者の長男で、地域の人々から慕われている。
等々力がついた嘘の影響
響(竹内涼真)と等々力(笠松将)が諍いを起こし、佳奈恵たちに「正しい人より信じられる人についていきたい」と言われた等々力は、単独行動になりました。
結月の薬を求めて
喘息を持っている結月(横溝菜穂)は、常に喘息の薬が必要です。
響たちは、病院に忍び込み、喘息の薬を調達しようとするのですが、薬が全く見つかりません。
おそらく自衛隊が薬品類をかき集め、横須賀駐屯地に集めているようです。
自衛隊員になりすまし駐屯地に入った等々力
単独行動になった等々力は、自衛隊員になりすまし、制服を着込んで駐屯地に入り込んでいました。
どのようにして制服を手に入れたのかはわかりませんが、どう見ても自衛隊員です。
間宮響は死んだ
等々力は、駐屯地で来美(中条あやみ)と再会し、助けに来たと言います。
来美は仕事に戻ろうとしていたのですが、「響がどうしてるか知ってる?」と聞きます。
すると、等々力は「響は死んだ」と、嘘をつきます。
等々力はなぜそんな嘘をつくのでしょうか?
等々力と響がもめているのは、やはり恋愛絡みということ…。
しかし、恋敵だからといってそんな嘘をつくなんて…。
他にも何か理由があるのかもしれませんが、ただ来美が自分ではなく響を選んだことを恨みに思っているだけだとしたら、男らしくない。
等々力は、ちょっと強引でしたが、生き残った人々を守っていた警察官として立派だと思っていましたが、ちょっとこれはない…。
抜け殻のようになる来美
等々力から「響は死んだ」と言われた来美はショックを受け、抜け殻のようになってしまいます。
響がいないこの世界に生きている意味などないと。
そして、来美と話しているところを自衛官の桑田(浅香航大)に見られ、偽自衛官だと見破られる等々力。
「小笠原先生に何を言った?」と詰め寄られますが、何も言わず、等々力は駐屯地の独居房に入れられてしまいます。
一体、等々力は何がしたいのでしょうか。
自分が警察官だと言えばよかったのでは?
やはり、来美を連れて二人で逃げようとしているのでしょうか。
愛奈がゴーレムに
勤務に戻った来美でしたが、響のことを考えると仕事が全く手につきません。
響が死んだと聞かされた来美は、自衛官からの指示も耳に入らず、放心状態でフラフラと悲しみで何もできなくなっていました。
持ち場を離れた来美
来美は、そのまま持ち場を離れてしまい、遊んでくれる人を探していた橘愛奈(新津ちせ)がゴーレムに噛まれてしまいます。
これも、ある意味、等々力のせいなのでは?
響に会うためだけに、今まで危険を冒して来た来美。
放心状態になってしまうのも当たり前です。
そして、来美を慕う愛奈がゴーレムに襲われるのを見逃してしまったのです。
来美は、自ら命を絶とうとして、建物の上から飛び降りようとして、桑田に止められます。
自分の気持ちだけで行動した等々力、これはないわ…。
償いは一つ
来美が持ち場を離れていたときに、ゴーレムに噛まれた愛奈の悲惨な姿を、首藤(滝藤賢一)に見せられる来美。
罪悪感でいっぱいになります。
首藤は、「あなたは医師の風上にも置けない。これから死んだつもりで医療に身を捧げることがあなたの使命だ」
来美の遺伝子の秘密
首藤は、来美が、ゴーレムウィルスワクチン生成に関する特殊な遺伝子を持っていることを告げます。
そして、その遺伝子を使ってワクチンを作ることが出来るはずだと言います。
それで、愛奈を助けることができるかもしれないと。
封鎖ゲートの外から来た記者たち
一方、結月の喘息の薬を求めて奔走している響とミンジュン(キム・ジェヒョン)は、偶然封鎖ゲートの外から来た3人の記者に出会い、助けます。
封鎖ゲートの外は安全
響は記者たちに封鎖ゲートの外は安全なのか確認すると「もちろんです」と。
しかし、封鎖区域がこんなことになっていることは知らなかったと言います。
封鎖ゲートの外には、この惨状は伝えられていないということ。
これも、どういうことなのでしょうか…。
ここまでひどいことになっているのですから、日本中の自衛隊が出動してもいいくらいなのに。
ここにも何か秘密がありそうです。
記者たちの一人に紹子の夫が
この3人の記者のうち一人は、響の仲間の紹子(安藤玉恵)の夫・狛江(長谷川朝晴)でした。
紹子と結月が喜ぶだろうと思った響は、二人がいる場所を教えます。
しかし、紹子と結月の名字は三原。
名前が違うのが何かおかしいですが…。
記者たちの死
響は、ミンジュンと共に、結月の喘息の薬を探しにまた別の病院に向かいます。
そして、一旦、響は残して来た記者たちの元に戻ります。
しかし、危険なのでここから出ないでくれと言った場所に記者たちはいませんでした。
記者たちはスクープを狙ってその場から出て、ゴーレムに襲われてしまいました。
みんな、好き勝手やってるなぁ…。
ミンジュンと姉・ジアンの束の間の再会
病院で薬を探していたミンジュンは、その病院に自衛隊と共にやって来た姉のジアンに久々の再会。
ジアンは、あなたはここにいてはいけないと言いますが、ミンジュンは「僕が姉さんを守るから一緒に逃げよう」と。
すると、響が現れ、響を見たジアンは拳銃を響に向けて「首藤先生にとってあなたは邪魔なのよ」と言います。
ミンジュンは、やっと再会できた姉の拳銃を蹴り飛ばし、悲し気な顔で響を助けます。
首藤は、ゴーレムワクチンを作るために、来美が必要なのはわかりましたが、何故そんなに響が邪魔なのでしょうか。
来美がこれから、ひどい目にあわされるのか、それとも響の両親との間に何かがあったのか。
響の母の主治医だった首藤。
響の母の死とその後失踪した父と首藤の関係は?
紹子の夫はDV男
狛江は、紹子の元夫で、二人は既に離婚していました。
そして、狛江はDV夫だったのです。
ここに来てまた暴力
狛江は、紹子たちの姿を見て喜びますが、紹子と結月は怯えています。
喘息の発作に苦しむ結月に、狛江は、何か食べられるものをとカバンの中を探るのですが、結月は紹子に抱きついて怖がっています。
狛江は、かなり紹子に暴力を振るっていたようです。
そして、ここに来ても、いっしょに逃げてきた仲間の男性たちとの関係を疑い、紹子に暴力を振るう狛江。
どんな状況でも、DV男は変わらないものなのでしょうか。
響たちが命がけで薬を
響とミンジュンは、命がけで結月の薬を手に入れ、戻ってきました。
ミンジュンは逃げて来るときに、自衛隊に肩を撃たれています。
他人の響とミンジュンが命がけで薬を持って来てくれる間にも、狛江は紹子と響の仲を疑って、暴力を振るっています…。
この状況で?
DVも、やっぱり病気なんですね。
結月が父をおびき寄せて
紹子たちが避難しているのはある船舶の底です。
その辺りにはたくさんの船舶が停泊しており、ひとつの船にはたくさんのゴーレムが閉じ込められていました。
結月は、父に「あっちの船で遊ぼう」と誘い、わざと父をゴーレムの餌食にします。
それほど、結月にとって父親は、母を痛めつける、憎むべき相手だったのです。
何が正しくて何が正しくないのか
甲本(マキタスポーツ)は、「実の父親にそんなこと、異常だ」と言いますが、正直、甲本はあまり危険な目に遭っていないからそんなことが言えるのかも。
結月は「みんなもゴーレム殺してるじゃん。だから私もお父さんを殺したの」と言います。
子供にまでこんなことを言わせてしまう、この状況。
響やミンジュンは、常に仲間のために身を危険に晒し続けています。
もう今のこの世界では何が善で何が悪なのか、誰にもわからないのです。
そして、響はゴーレムに噛まれた狛江を船底に縛り付けて、仲間と横浜へ向かいます。
本来なら、響はおそらく狛江のことも一緒に連れて行っていたでしょう。
来美の特殊な遺伝子
来美は、響の死を乗り越えるためにも医療のために身を捧げる決意を固めます。
いつも胸に下げていた響からの指輪も、病室の窓に吊るして。
等々力の嘘
等々力は、実は、首藤に響が死んだというのは嘘だと話していました。
しかし、首藤はそれを来美に伝えていません。
ジアンは、等々力に「あなたはいい仕事をしてくれたわ」と笑顔で言います。
ちょっと見損なっていた等々力ですがw、実は本当のことを言っていたようです。
しかし、響が生きていることと来美の遺伝子でゴーレムワクチンを作ることに、一体どんな関係があるのでしょうか。
やはり、ゴーレムワクチンを作ることで、来美の身に危険が迫っているということ?
ゴーレムワクチンを作るために
来美は、これからゴーレムワクチンを作るために、さまざまな辛い検査や実験に向き合わなければならないようです。
しかし、自分が目を離したすきにゴーレムに噛まれた愛奈のためにも、来美は響への思いを断ち切り、医療に身を捧げることにしました。
首藤は、愛奈ちゃんのことを出してきたり、響は死んだことにしたり、来美の心を痛めつけることと引き換えに、来美にゴーレムウィルスワクチン生成に協力させようとしているようにしか見えません。
今のところ、首藤、いい人なのか悪い人なのか、よく分かりません。
ゴーレムウィルスワクチンを作るためには、小さな犠牲はしかたなく、何でもするマッドサイエンティスト的な人物なのでしょうか。
ドラマ「君と世界が終わる日に」第5話の感想 最後に
ドラマ「君と世界が終わる日に」第5話の感想でした。
ゴーレムに追われ続ける恐怖の日々の中で、子供の結月までが父の命を奪ってしまうことをためらわなくなっています。
もちろん、結月の父親はDV男でどうしようもない人間でしたが…。
そして、ゴーレムウィルスワクチンのために身を捧げる来美。
響と来美は、本当にもう一度会うことが出来るのでしょうか。
以下の記事で、第4話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
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