こんにちは。
はるき ゆかです。
ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」最終回の感想です。
潤之介は、宝来グループを継ぐことをやめ、カメラマンの道を選び、カンボジアへ。
そして、3年後。
二人の恋の行方は?
Contents
ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」最終回の感想 はじめに

登場人物
鈴木奈未/上白石萌音
主人公。音羽堂出版「MIYAVI」編集部のアシスタント。
宝来麗子/菜々緒
音羽堂出版「MIYAVI」編集長。バリキャリ、毒舌で冷徹な超敏腕。奈未の鬼上司。潤之介の姉。
宝来潤之介/玉森裕太
カメラマン。子犬系イケメン御曹司。宝来麗子の弟。奈未の恋人。
中沢涼太/間宮祥太朗
音羽堂出版「MIYAVI」のクールな敏腕編集者。奈未のことが好き。
和泉遥/久保田紗友
音羽堂出版「MIYAVI」の編集アシスタント。中沢のことが好き。
尾芦一太/亜生(ミキ)
潤之介のカメラアシスタント。潤之介を尊敬している。
和田和美/秋山ゆずき
音羽堂出版「MIYAVI」の編集者。
高橋麻美/高橋メアリージュン
「ZEAL」編集長。宝来麗子のライバル。
半田進/なだき武
「MIYAVI」の副編集長。
日置健也/犬飼貴丈
奈未の幼馴染で初恋の人。公認会計士。職場の上司の娘と婚約中。恋愛にはだらしない。
鈴木義郎/橋爪淳
奈未の父。小説家志望だった。
鈴木多未/山之内すず
奈未の妹。
鈴木真未/宮崎美子
奈未の母。
香織/高橋ひとみ
潤之介と麗子の母。
蓮見理緒/倉科カナ
潤之介の幼馴染。世界的なバイオリニスト。
宇賀神慎一/ユースケ・サンタマリア
音羽堂出版副社長。
最終回のあらすじ
次号の「MIYAVI」では、女優の海老沢紗英の娘「hinata」を極秘で鮮烈デビューを飾ることになっている。前情報は一切出さないことときつく言われている。
一方、奈未(上白石萌音)は潤之介(玉森裕太)との別れから、何を見ても潤之介に見えてしまう。しかし、中沢(間宮祥太朗)に「夢を叶えるためには何かを捨てなければいけない。大切なものを諦めたんだから仕事がんばらないとな」と言われたことを思い出し、奈未は踏ん切りをつける。
厳重に管理していたhinataの画像がネットに流出している。インスタにも上がっている。すぐにhinataサイドに連絡を入れるが、激怒した海老沢紗英は「この話はなかったことにしてちょうだい!」と言って帰ってしまった。
奈未と副編集長(なだぎ武)は、麗子の職場に行って知恵を借りようとするが、麗子は知らん顔。しかし、「写真が流出するってそんなに悪いこと?」とヒントを出してくれる。
副編集長の編集長就任祝いに、サプライズで潤之介がやって来た。何となく気まずい奈未と潤之介。潤之介は、忙しいらしくちょっと顔を出すだけで帰ってしまう。そこに中沢が追いかけて来て、二人はラーメン屋に入る。中沢は潤之介がカメラマンとしての仕事をしているのを見て、「かっこよかったよ」と言う。そして、「鈴木のことはもういいの?あんたがわかるように説明してやらないといけないんじゃない?」と。
奈未は麗子に「写真が流出したことってそんなに悪いこと?」と言われたことから、写真が流出したことをさらに逆に宣伝しましょうと言う。具体的にはどんなことをするのかは、編集部全員で考える。次の撮影は、hinataの顔を出来るだけ写さないようにして、既に流出している写真で顔が出ていることで新生モデルの存在感が増すと、高橋編集長からOKが出た。
奈未は、完成した次号の「MIYAVI」のゲラを麗子のデスクの上に置いておいた。麗子は中を見ず、返しに来た。中沢を始め編集者たちは、麗子に帰ってきてほしいというのだが…。「責任を取ることでしか私はいきられない」と言う麗子。宇賀神(ユースケ・サンタマリア)は「責任をもっと他の人にもわけてあげて。もっと人に頼っていい。僕ならいつでも頼ってください」と言う。
「MIYAVI」のゲラを見ながら、涙を堪えきれない麗子。麗子は本当に雑誌作りが好きなのだ。
麗子が「MIYAVI」の編集室に戻って来た。「一つだけお願いがあるの。もう一度やらせて。あなたたちと」
そして、新生・「MIYAVI」は麗子から責了が出た。
奈未は尾芦(ミキ・亜生)から電話をもらった。そして、奈未は潤之介に連絡をして一日だけ恋人に戻ることに。ショッピングやカフェに入ったり、楽しい時間を過ごした後、奈未はある場所に潤之介を連れていく。レンタル倉庫だった。そこには、尾芦が捨てきれずに残していた潤之介の写真が保管されていた。奈未は「夢に囚われたりしては意味がない。でも、夢にフタをしてそれで笑えなかったらそれも意味がない。夢を見てしまうのはどんなに困難でも、夢はいつか笑うために見るもの。私は潤之介さんの笑顔が大好きです」
潤之介は金沢に帰って父に「家は継げない。カメラの道に戻りたい」と言う。そして、麗子も「潤之介の幸せを思うなら、潤之介の人生を潤之介のために使わせてあげてほしい」。父は二人の子供を抱きしめてくれた。
そして、麗子は新生「MIYAVI」が軌道に乗ったら、辞職しようと決意していた。宇賀神副社長に退職願を提出。そして、「あなたを頼らせてください」「それは、ビジネス面で?プライベート面で?」
麗子は、悪魔の微笑みを浮かべる。
麗子は奈未に告げる。「潤之介は今日立つって。カンボジア。宝来製紙は継がない」
駆け出す奈未。そこに、潤之介が現れ、「カンボジアでNGOの広報カメラマンとして活動しながら、カメラマンとしてやっていく。帰ってくるまで待っててくれる?」「待ってるに決まっているじゃないですか!」
二人は抱きしめ合う。
3年後、「MIYAVI」の編集長には和田和美(秋山ゆずき)が就任していた。そして、その日、奈未は「MIYAVI」を退職。「MIYAVI」は私の夢の原点。そう言ってある場所に向かった。奈未の新しい職場だ。社長は宇賀神。編集長は麗子。奈未は、宇賀神と麗子の新会社に入社したのだ。
その日、幼馴染の健ちゃんが公認会計士からYouTuberに転職したのを妹から聞かされ、その動画を観ているとあることに気づいた。「やっぱり、カンボジアへ行こう」という写真看板。やはり、その写真を撮ったのは潤之介だった。いつものあのベンチへ向かう奈未。
すると、現れる潤之介。あの写真看板は、初めて任された大きな仕事だという。「おかえりなさい、潤之介さん」
二人は抱きしめ合い、出会いのベンチに座る。ベンチは、あの日と同じくペンキ塗りたてだった…。
ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」最終回の感想

最終回は、3年後。
3年前よりずっと大人っぽくセンスも磨かれている奈未に、時の流れを感じます。
「普通」って何?
奈未は、ドラマの当初からずっと「安定した普通の生活がしたい」と言っていました。
自分には夢がないことをコンプレックスに思っているようです。
しかし、今のご時世、「安定した普通の生活」は大きな夢と言えるのかもしれません。
そして、「普通」って一体、何なのでしょうか。
人から見たら、すごく厳しい世界に身を置いていても、本人がそれが「普通」と思えば普通なのです。
逆に人から見たら平凡な生活に見えても、その人がそれを「平凡で普通」でなければそれは「普通ではない」のです。
公認会計士で、所長の娘と婚約していた奈未の幼馴染の健ちゃんの夢は、YouTuberでした。
彼の場合は、いろいろと女性関係で問題があったようなので、またちょっと違うかもしれませんがw、人の夢はその人以外誰にも分りませんし、誰かにとやかく言われることでもありません。
奈未は、本当に「普通」でしょうか。
一流ファッション誌に編集アシスタントとして働くことは絶対「普通」ではないし、むしろ誇れることです。
奈未は小さな夢の達成を積み重ね、それが大きな夢となっていくタイプだと思います。
だいたい、中沢さんみたいな素敵な人に愛され、潤之介のようなカッコ可愛い男子とつきあってるとか、めちゃめちゃ大きな夢叶えてますけどねw
和泉遥と中沢涼太
とりあえず、潤之介と奈未が最後にハッピーエンドになることは、予想がつきましたw
やはり、私は中沢さんのことが気になっていました。
彼はこのあと幸せになれるのかと。
3年後の世界で、遥(長友紗友)と中沢さんはため口になっていて、ツンデレカレンダーのことを遥がからかうと「うるせぇ、お前」と中沢さんは言っていました。
「お前」!!
これは、二人は付き合っていると思ってOKでしょうか。
どうか、中沢さんには幸せになってほしいと思っていたので、すごくうれしいです。
そして、3年後の遥は、もともと美人でしたが、さらに磨きがかかって美しくなっていましたね。
仕事中も、遥の荷物をさらっと持ってくれる中沢さん、カッコよかったです♡
失敗しても無駄ではない
本作は、私がおばさんだからかもしれませんがw、いくつか「?」となることがありました。
あれだけ、お互い愛し合っていながら、金沢と東京で遠距離恋愛の道を選ばなかったことも少し不思議。
何故、別れなければならないのか。
さらに潤之介は、仕事で東京に頻繁に来るようですし、奈未も休みの日には潤之介に会いに行くことも出来たはず。
海外ではないんだから、いくらでも遠距離恋愛できたのでは…と思ってしまいました。
潤之介が、期間限定でカメラマンをしていて、奈未がその間の「遊び相手」なら、そういうこともあり得ると思いましたが、潤之介はそういうタイプではないですし。
潤之介が、金沢に帰ってすぐ結婚するわけでもないとも思いました。
結局、本作は「夢」が大きな一つのテーマとなっているので、潤之介が会社を継がずにカメラマンの道を選ぶという展開のために、一旦別れるという悲しい物語が選択されたのかもしれませんが。
さらに、切なかったのは全てをかけて夢を追い続けた理緒さん(倉科カナ)が、バイオリニストとしてもうやっていけないこと。
潤之介との恋をあきらめ、さらに潤之介のカメラマンの夢を後押しした理緒さん。
せめて、ジストニアじゃなくて腱鞘炎だったことにしてあげてほしかった…。
しかし、理緒さんが夢を追い続けたことに一切の後悔をしていないと言い切ったシーンは、あんなに可憐な容姿をした人なのにすっごい「男前」に見えました。
理緒さんの人生の中で、夢を追い続けたことは「無駄ではない」ということです。
ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」最終回の感想 最後に
ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」最終回の感想でした。
本作は、ラブコメではありますが、人生の教訓もしっかり詰まったドラマだったということが素晴らしかったです。
このTBS系の火曜10時のドラマは、ラブコメ路線ですが、次回作は「着飾る恋には理由があって」という様々な年代の男女の群像劇となるようです。
ちょっと大人な恋の物語のようです。
楽しみです!
以下の記事で、第9話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。
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