ドラマ「イチケイのカラス」第3話 ネタバレあらすじと感想|凶悪犯の真の姿と『疑うこと』

こんにちは。

はるき ゆかです。



ドラマ「イチケイのカラス」第3話の感想です。

今回は、感動的なターンでした。

犯罪を犯した人間を立ち直らせる女性警察官と犯人の愛の物語。

そして、やはりDV男は人の人生を壊す悪の根源。

ドラマ「イチケイのカラス」第3話の感想 はじめに

登場人物

入間みちお/竹野内豊
東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)の刑事裁判官。元弁護士。見た目は裁判官に見えないカジュアルなタイプ。しかし、観察眼鋭く、徹底的に調べ上げる探究心を持つ。学歴は高校中退なので中卒。趣味はふるさと納税。

坂間千鶴/黒木華

若くして特例判事補になったエリート。東大法学部卒。冗談が全く通じない。イチケイに来たのは、極端に事件の処理件数が少ないイチケイを立て直すため。

駒沢義男/小日向文世

イチケイの部長。有罪率99.9%と言われる日本の刑事裁判において30件の無罪判決に関わっている。

日高亜紀/草刈民代

最高裁事務総局の判事。坂間にイチケイの立て直しを依頼。

石倉文太/新田真剣佑

みちおファンを自認する元傍聴マニアの書記官。坂間に一目惚れ。

川添博司/中村梅雀

お人好しの書記官。

浜谷澪/桜井ユキ

三つ子の母親で姉御肌の書記官。

一ノ瀬糸子/水谷果穂

物怖じしない新人事務官。

城島怜治/升毅

井手の上司。

井手伊織/山崎育三郎

みちおのお目付け役として東京地検第3支部に異動してきた検事。

あらすじ

重過失致死と死体損壊罪

 今回は、イチケイが担当するのは、重過失致死と死体損壊の事件。被告人はガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)44歳、被害者は市役所職員の野上哲司(成松修)45歳。この事件も合議制で裁判を行い、裁判長はみちお(竹野内豊)でという駒沢部長(小日向文世)。みちおは駒沢部長がいつもの様子と違うことに気がついていた。

第1回公判

 被告人の藤代は、公判のとき駒沢部長を見て驚いていた。坂間(黒木華)は、面識があるのでは?と思う。
 藤代は、ガラス工芸製品を作ると共にガラス工芸教室で生徒に教えていた。その教室に被害者の娘・碧が通っていた。藤代は被害者の妻で笹原警察署の警察官・奈緒(佐津川愛美)に一方的に恋心を抱いていたという。藤代は野上に匿名で監視及び人格非難をする手紙を送り続けていた。その手紙が、藤代省吾から送られて来ていることに気づいた野上は、事件当日ガラス工房で会い、口論となる。被告人は工房にあった自転車で逃げようとしたが、被害者が止めようとしてぶつかり、被害者は機械の角で頭を強打して死亡。被告人は被害者を工房の焼却炉で遺体を燃やした。

ゆか
ゆか

死亡させただけではなく、工房の炉で遺体を燃やす…。
なぜ、そこまでしたのでしょうか。

 藤代は、18年前にも罪を犯していた。そのときの裁判長が駒沢部長だったのだ。18年前、バーテンダーだった藤代は常連客の中に振り込め詐欺の犯人がいることを知った。そして、藤代はその常連客から金銭を奪おうと計画。金を奪われても警察に届けられないからだ。藤代はお金を使い果たしたら、自ら命を絶つつもりだった。藤代は心臓に重い病気を抱えていたのだ。しかし、お金を奪っているところを振り込め詐欺の犯人に見つかり、ナイフを出して来た相手ともみあいになり、相手の胸にナイフが刺さってしまった。駒沢部長は、無期懲役を求刑されていたが、相手の過剰防衛と自首してきた藤代に、懲役4年の判決を下した。

 部長は減刑してしまった藤代が再び重罪を犯したことで、ずっと沈み込んでいたのだ。なぜ、一度目の犯行のときのように自首しなかったのか。

ゆか
ゆか

これは、やっぱり何か理由がありそう。
藤代さんは、誰かの罪を被ろうとしているのでは?

 野上奈緒は未婚で娘の碧を出産し、三年前野上氏と知り合い結婚した。碧にとってやっと出来た父親だった。
 しかし、みちおは証拠資料を見直し、被告人のことで引っかかることがあったと言う。

第2回公判

 藤代は、実況見分を行い、そのときの写真が2枚ある。一枚には水溜りがあり、もう一枚にはない。実況見分を二回に分けて行ったということだ。犯行時間を藤代がはっきり覚えていなかったため、捜査員に22時ではなく24時頃だったのではないかと言われたからだ。
 みちおは「職権を発動します」と宣言。もう一度、実況見分をやり直す。

 事件当日、ガラス工房の前の道は工事をしており、22時には通行止めになっていたため、24時以降しか通れなかった。それを聞いた警察は、藤代に確かめると認めたということだった。しかし、22時ごろ、工房の焼却炉が使用されているのを目撃した人物がいたというのだが…。

第3回公判

 藤代の証言。野上碧は、熱心にガラス工芸を学んでいた。将来は職人になりたいとも言っていたという。
 被害者の足取りを示してほしいという駒沢部長に検察側は「不見当」と答える。

 駒沢部長は、警察に抗議に向かうという。警察はそれぞれの戦略がありますからというが、駒沢部長は「警察、検察、裁判所は、絶対に冤罪を出してはいけない。不見当だと言って、あとから証拠が出て来ましたでは遅い」と言う。岡崎と言う若い刑事が、どこか納得のいかない様子だった。そして、みちおはある本を彼にプレゼントする。

岡崎刑事の証言

 個人情報保護法には、「情報提供者の保護、匿名化」という項目がある。岡崎は情報提供しに来てくれる。「被告人の自供と状況証拠以外に犯行時刻を裏付ける証拠ありません。裏どりをしていないんです。そして、野上奈緒の身体にはあざがあったと同じ女性警察官からの証言があり、ときどき野上の怒鳴り声や何かが壊れる音が聞こえて来たという近隣の証言もあった」
 DVだ。被害者の妻には被害者を恨む動機があった。しかし、警察の上層部は部下の警察官が事件に関与していたら失点。自分たちの出世のために補充捜査をしなかったのだ。
 検事の城島(升毅)は、事件をもう一度捜査し直すという。

ゆか
ゆか

最近、警察関係のドラマを観ていると、自分の出世のことしか考えない警察官多すぎ!
本当に腹が立ってくる。

保護司に会いに

 みちおと坂間、書記官の石倉(新田真剣佑)は、藤代の元保護司・津田に会いに行く。そこで聞いた話は、「保護司の自分よりずっと藤代の更生に尽力した人がいる」という。それが野上奈緒だった。刑務所に入る前から二人は面識があったのだ。藤代の初めの犯罪のとき、ビルから飛び降りて死のうとした藤代を止めたのが奈緒だった。

残酷な真実

 奈緒は法廷で、藤代と面識があったことを黙っていたのは、娘のためだという。自分が藤代の更生に協力していたことを娘が知り、娘が父を殺害した相手が藤代だと知ったら傷つくと思ったというのだ。

 しかし、野上を殺害したのは、碧だった。母にいつも暴力を振るい、自分も殴られた。碧は藤代を慕っていた。野上はそれは奈緒の教育が悪いからだという。また母が殴られると碧は思い、咄嗟に花瓶で野上の頭部を殴ったのだ。
 その日はガラス工芸の教室の日だった。藤代から電話がかかって来て、碧は藤代に助けを求めた。藤代は野上の遺体を車で工房に運び、自分が罪を被ることにした。
 未婚の母として碧を生んだ奈緒。そして、碧の実の父親は藤代だったのだ。

ドラマ「イチケイのカラス」第3話の感想 

今回は、泣かされました。

あまりにも悲しい真実。

裁判官として大事なこと

みちおは、駒沢部長はすごいと言います。

刑事裁判官として、正しい罰を被告人に言い渡すこと。

それは当たり前のことですが、それをやり続けて来た駒沢部長はアインシュタインに近づく方法(みちおが甥っ子に聞かれた)を知っているのかもしれません。

「疑うこと」

駒沢部長は「やっていません」という被告人の声を拾い上げ、30件もの無罪判決を言い渡してきました。

そして、今回のようにやってもいないことをやったという被告人の嘘も見破ったのです。

アインシュタインは、常識を疑い数々の真理を導き出してきました。

裁判官もそれは同じだとみちおは言います。

単純に信じることは、知ることの放棄。

愛する人の為に

今回は、一度罪を犯した人とその更生に尽くしてくれた女性警察官との愛の物語でした。

警察官は身内に犯罪者がいると、警察を辞めなければいけないようですね。

奈緒は、藤代の子供を妊娠して結婚しようと言いますが、藤代は、警察官になるのが夢だった奈緒の夢を壊したくないと離れていきます。

そして、奈緒はDV夫・野上と結婚することになってしまいます。

野上自身は奈緒を殴ることは「教育」だと思っていたようです。

藤代が野上に手紙を送っていたのは、DVに対する抗議のためだったのだと思います。

まるで、藤代がストーカーのような印象を持ってしまいますが、本当はそうではなかったのです。

本当に、DVって何とかならないものなのでしょうか…。

碧の実の父親

野上を殺害したのが、碧だったとは…。

DVに耐えかねた奈緒がやってしまったのかと思っていましたが、そうではなかったのです。

父親としての責任を放棄してしまった藤代が、唯一碧にしてやれることが、罪を被ることだったとは…。

観ていて、あまりにも切なくて涙がこぼれました。



本作は、飄々とした入間みちおと厳格な坂間千鶴のやりとりの面白さもありますが、正しく生きることの大切さを教えてくれるドラマでもあります。

ドラマ「イチケイのカラス」第3話の感想 最後に

ドラマ「イチケイのカラス」第3話の感想でした。

笑えて泣けるいいドラマです。

次回は、少年犯罪を坂間千鶴が裁判長として担当します。

出世が一番だと思っている坂間は、裁判長としてどのような判決を下すのか、楽しみです!



以下の記事で、第2話の感想を書いています。

よろしければ、併せてご覧になってみてください。

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ドラマ「イチケイのカラス」第2話の感想

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