先日、ネットでの誹謗中傷による痛ましい出来事がありました。
私はその番組を一度も見たことがないのですが、ネット上での誹謗中傷がどれほど心が傷つけられるかは、少しですが理解することが出来ます。
面と向かって言われるなら
何か、私自身に対して不満や苦情がある場合、面と向かって言ってもらえると誤解を解いたり、反論もその場で出来ます。
特に怖いとも思わないし、きちんとお話ができます。
また、反対意見などは貴重な意見として伺い、ある意味、自分自身の反省や勉強にもなります。
今のところ、知らない人から、面と向かって何か文句を言われたことはありませんが、人間同士話をすれば、わかり合える部分もあると思います。
わかり合えなくても、それはそれとして、いい経験になったと思えるものです。
ネットの誹謗中傷 顔が見えない相手への恐怖
ネット上の誹謗中傷は、相手の顔が見えない上に匿名なので、こちらが返信することが出来ません。
相手がどういう意図で、どんな気持ちで誹謗中傷してきているのかがわからないからです。
もしかしたら、相手の方に何か嫌な思いをさせたのかもしれないし、どういった意図で言われているのかもわかりません。
相手は、こちらのことを知っているのかもしれませんが、こちらは全く知らないのです。
ネットの誹謗中傷の怖ろしいところは、相手の顔が見えないことです。
ネットの誹謗中傷 私の場合
私は、以前ハンドメイド作品の教室に関するブログを書いていました。
自分が作った作品の画像を載せたり、教室の宣伝やレッスン、コンクールのお知らせ、またはそのときに感じたことなどをブログに書いていました。
嫌な話ですが、ハンドメイド作品の場合、デザインの盗用をする人がときどきいます。
私も何度か、盗まれたことがあります。
中には、何となく似てるなぁ…というだけでなく、完全に高名な先生のサイトから画像を引っ張ってきて、あたかも自分が作った作品(レッスンサンプル)として、自分のサイトやブログに載せるという猛者がいるのです。
ある日、あまりにもひどいことをする人がいたので、先生の名前やどの作品かなどは伏せて、「他の先生の作品を盗用して自分のサイトに載せるような行為は控えるべきです」と、私がブログに書いたことがありました。
すると、私のブログのコメント欄に
「人のサイトの批判をするなんて、先生がそんな下品な方だとはとても残念です」
「わざわざ人のブログを覗き見(ブログは全世界に発信するものですが?)して、あなた、どれだけ暇なの?」
「どれだけ綺麗で可愛い作品を作れても、あなたみたいなブサイクな先生になんて誰が習いにいきたいと思うのかしらねぇ…(笑)」
と、立て続けに3つのコメントが書き込まれました。
おそらく、盗用した人が、反論してきているものだと思います。
そのとき私が思ったのは、1人だけだと思っていたのに、そんなに何人もいたのか?wという驚きでした。
そして、相手が誰だかわからないことには、本当に恐怖しかありませんでした。
胃が重苦しくなって、吐き気がしました。
しばらくは、不眠症にもなりましたし。
あのときの気持ちを思い出すだけで、未だに少し吐き気がします…。
相手がわからないので、コメントの返信は「貴重なご意見ありがとうございます」と、3つともに同じ返信を入れておきました。
ブサイクって言われて貴重な意見っていうのも何ですがw
ネットに詳しい友人にこのことを相談したら、このコメントは3つとも、同じ人がハンドルネームを変えて、書き込んだものだと教えてくれました。
私が使っていたのは、有料のブログで、コメントの下にIPアドレスが表示されるようになっていたのです。
3つとも同じIPアドレスでした。
そのあとも同じIPアドレスの人が、何度も執拗に中傷コメントをしてきていたので、ブログに「中傷コメントをしてくるあなたへ」というタイトルのブログを書きました。
「ハンドルネーム、◯◯さん、△△さん、✕✕さんが同じ方だというのはわかっています。
その他、▲▲さんも、全て同じ方です。
これ以上、私のブログを荒らすようなことをされると、こちらにもしかるべき措置を行う準備ができています。」
と書いたら、パタリと中傷コメントはなくなりました。
しかるべき措置って何?って感じですがw
そして、ひょんなことからそれが誰なのかもわかってしまいました。
パソコンが苦手な私の師匠のために、師匠のPCで私がブログの設定をしていたときのことです。
以前、師匠のブログにコメントしてきているHさんという方のIPアドレスが、私への中傷コメントをしてきた人とまたもや同じだったのです。
私の師匠は、すごい方なので、中傷コメントではなく、先生を褒めちぎるコメントでしたが…。
そして、Hさんとは師匠のレッスンを一緒に二人で受けたこともあったので、私のブサイクな顔面wも知っていたんですね。
さらに、一緒にレッスンを受けてわかったのですが、とにかく、Hさんは、この習い事については全く才能のない方でした。
だから、人の作品を盗用したのでしょう。
私の師匠のレッスン料は、安いものではありません。
丸一日受けて、¥42,000くらいします。
正直、Hさんにはもったいない。
師匠が遠回しに、そのことを言っても、はるきさんが受けるなら私も!とおっしゃったそうです。
何故か私に対して、ものすごいライバル心を持っていたようです。
私とは年齢も同じで、師匠に習い出した時期も同じだったからか、一緒にレッスンを受けていても、私のことはまるで無視…。
一体、私が何をしたというのだろう。
Hさんのテクニックが師匠のレッスンの内容に追いつけないので、全然前に進まないのです。
文句言いたいのは、私の方だわ!w
最後は、諦めて涙目でレッスン途中で帰っていかれましたが、そのときの悔し紛れの中傷コメントだったんだなとわかると、胃が重いのも、不眠も、吐き気もすぐに治まりました。
相手が誰で、どんな理由で誹謗中傷してきているかがわかると、案外どうでもよくなるものです。
それにしても、そんなことして、一体、何になるのでしょうか。
中傷コメントをすることで、レベルが上がるわけでもないのに。
最後に
一般人の私のようなこんなちっぽけな中傷コメントでも、結構、心身ともにダメージが来たので、22歳の女の子が不特定多数の顔も知らない人間から誹謗中傷されたら、どれだけ辛かっただろうと思います。
これからは、誹謗中傷コメントは法的措置をとられることになりそうですが、こんな悲しいことが二度と起こらないことを願うばかりです。
心からご冥福をお祈りします。