【無意識の殺人】私たちは知らないうちに人を殺しているかもしれない

森の中

あなたは人を殺したことがありますか?

そして、絶対にないと言い切ることができますか?

私は、「きっと人を殺したことがある」と思っています…。

無意識の殺人について

思い出せないのですが、何かの本で読んだ中に、このようなものがありました。

行動

例えば、いつも同じ釣り場で釣りをしているAさんという人がいるとします。

Aさんが、いつもの釣り場に行くと、先客Bさん既に釣りをしていました。

Aさんは、残念に思いながらも思い直し、別の場所を探します。

そして、Aさんは慣れない場所で釣りをしたことによって、足を滑らせ川に落ちてしまい、溺れて亡くなってしまいます。

Bさんは、おそらくAさんが川で溺れて亡くなったことも知らないし、自分が釣りをしていた場所がいつもAさんが釣りをしていたことも知らないはずです。

しかし、Aさんが亡くなったことに、Bさんの存在が一切関わっていないといえるでしょうか。

もちろん、BさんはAさんを川に突き落としたわけではありませんし、Aさんは殺人ではなく事故で亡くなっています。

ただ、もしBさんがいつもAさんが釣りをしていた場所で釣りをしていなかったら、Aさんの事故は起こらなかったかもしれない…。

言葉

また、Cさんという人が何かに悩んでいたとします。

Cさんは、誰にも打ち明けられず、1人で思い悩んでいます。

Cさんは、あなたの同僚です。

いつも一緒にランチを取るくらいの仲の良さの同僚の一人です。

Cさんは、職場では自分が悩んでいることを一切顔に出すことはありません。

ランチをしながら雑談をしていたときに、何気なく話した内容が、今まさにCさんが悩んでいることに関することだったとします。

あなたは「そんなことで悩む奴なんて馬鹿だよな」と言います。

あなたはCさんがそのことで悩んでいることなど全く知りません。

Cさんも笑顔であなたの話を聞いています。

しかし、翌日、Cさんが無断欠勤し、心配した上司が、Cさんの住むマンションを訪ねます。

すると、Cさんは、自室で自ら命を絶っていました。

遺書もあり、理由は「馬鹿な私はこれ以上生きていても意味がありません」とだけ書かれていました。

あなたはランチ中に話した雑談のことなど、もう覚えてはいませんし、Cさんがそれを悩んでいたことも知りません。

しかし、1人暮らしの家に帰ったCさんの頭の中で「そんなことで悩むなんて馬鹿だよな」というあなたの言葉が何度も何度もリフレインしていたかもしれません。

Cさんの死にあなたが一切関わっていないと言えるでしょうか。

Cさんの死は、あなたの言葉がきっかけになったかもしれない…。

 

私は、友人になったばかりの人に、よくこの話をします。

そして、「そんなの、殺人とは言わないよw」と笑い飛ばす人。

「そう考えると、怖いね…」と考え込んでしまう人。

 

結局、長い付き合いの友人になるのは、考え込んでしまう人の方なのです。

最後に

ちょっと考えすぎなんじゃないの?という声が聞こえてきそうですね。

しかし、私はこういった「想像力」を持つことは、生きていく上でとても大切なことのように思えるのです。