「目黒女児虐待死事件の真相」に関する記事を読んで思ったこと

目黒女児虐待死事件の判決が下りました。
母親の船戸優里被告には懲役8年(控訴中)。
義父の船戸雄大被告には懲役13年。

以下の記事を読んで感じたことを書きます。

なぜ4歳女児は死んだのか?目黒事件「マスコミが報じなかった真相」

ノンフィクション作家の石井光太氏の連載記事です。

自尊心の塊

逮捕される男

石井光太氏が書かれている真相とマスコミが報じていたものとは少し異なる内容でした。
やはり…船戸雄大被告も子供の頃、父親に虐待を受けていたそうです。

だからと言って、同情する気持ちは一切ありませんが、「虐待の連鎖」の現実を目の当たりにした思いです。

船戸雄大被告と優里被告は、香川県でキャバクラ嬢とその店の黒服として知り合ったようです。
雄大被告に夢中になった優里被告が、猛アプローチをかけて付き合い出したとか。

優里被告は、雄大被告以外の何人もの黒服と関係を持っていたらしく、やはり男性に依存することでしか自分を保てない女性だったようです。

雄大被告の裁判のとき、優里被告が証言台に立ち「もう、長男にも結愛にも近づいてほしくない。私には助けてくれる人もいるから…」というような発言があったと思います。
助けてくれる人もいるから…って…。

「母は強し」は、彼女には全く当てはまらない。

懲役8年を控訴した理由は?

悩む女性

優里被告は、懲役8年を不服とし控訴していますが、自分が懲役8年を言いわたされるとは思っていなかったのでしょう。
おそらく、夫からのDV被害者で、自分も結愛ちゃんと同じ被害者。

しかし、石井氏の記事を読んで、私はある意味、優里被告こそが主犯なのではないかと感じました。
もちろん、実際に結愛ちゃんに暴力を振るったのは雄大被告です。

古くからの友人は雄大被告のことを「自尊心の強いタイプ」だと口を揃えて言います。

雄大被告は、東京に来れば仕事があり(口約束で知人から芸能関係の仕事を紹介すると言われていたと石井氏の記事にあり)、自尊心が満たされる予定だったのが、あてが外れ、思うように仕事が決まらないことに苛立ち、結愛ちゃんを死ぬまで虐待し続けたのだと思います。

しかし、優里被告が、そんな男から結愛ちゃんを連れて逃げ出さなかったのは、雄大被告への「大きな恋心」からだったのだろうと記事にあります…。

マジか…。

「子供の命」より自分の「大きな恋心」

私には子供はいませんが、母親なら一ヶ月ほど離れて暮らしている間に、どうにでも出来たはずです。
優里被告自身が雄大被告から離れられなかっただけだったとは…。

同じ女性として、やりきれないし情けないとしか言いようがない。

優里被告は、結愛ちゃんを19歳で出産しています。
女性は28歳が円熟期で、心身ともに出産に最も適していると言われています。

だけど、優里被告が若い母親だったから…なんて、言い訳はできません。
若くして出産しても立派に育ててるお母さんはたくさんいますから。

子供の命より自分の「大きな恋心」を優先させたなんて、懲役8年でも軽すぎ。
雄大被告は、見栄っ張りで、自尊心の塊で、自分の理想ばかりを押し付けてくる男。

そんな父親のストレスのはけ口にされた結愛ちゃんを守れなかった優里被告の罪の重さを、彼女自身はわかっているのでしょうか…。

最後に

雄大被告は、控訴はしていないようですが、もう、この事件に関しては記事にしません。

あまりにも不毛過ぎて、ただただやるせない。

最後に…
船戸結愛ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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