【お葬式の本音】豹変する葬儀屋さんが怖い|我が家の場合

funeral

我が家で初めて出したお葬式は父の葬儀でした。

知らないと結構大変なことになりますので、ご用心!

今回は、私が経験したお葬式のお話です。

初めてのお葬式

父が亡くなったのは、突然肺炎を発症したからでした。

そのため、本当に急だったので何もわからず、ただただバタバタしていたのを思い出します。

父がお付き合いで入っていた互助会が3つあって、2つは満期になっていたため、それを使ってお葬式をすることになりました。

そのときに、ご近所の方に言われたのが、「葬儀屋さんに絶対『おまかせします』と言ってはいけない」ということでした。

父はガーデニングが趣味だったので、お花は豪華にしてあげたいなと思っていたので、そのことを言うと「胡蝶蘭にしましょう!」と言われました。

葬儀の花束

どんだけ馬鹿な私でも、胡蝶蘭がめちゃめちゃ高いことは知っていましたし、偶然にもwうちの父は蘭系のお花が嫌いで、大輪の菊を育てるのが趣味だったので、それを伝えたときの葬儀屋さんの表情の激変具合は、今でも脳裏に焼き付いています。

さらに、お花代はうちが入っていた互助会では別料金であったため、菊でもそこそこ豪華にしたので、値段もまあまあ高かったはずです。

私はその辺りはあまりよくわかっていなかったのですが、後から明細を見て驚いたことを思い出します。

コースやそれぞれの互助会で費用に関してはいろいろ違いはあると思いますが、お葬式のあとの精進揚げのお料理や棺なども値段はピンからキリまでいろいろです。

母は元々お葬式は質素でいいといっていたのですが、父の場合は会社を経営していたこともあり、あまり質素にすることはできませんでした。

お葬式費用の高さに驚く

互助会に入っていたからと言って、それだけでお葬式があげられるわけではありません。

互助会に入っていなかったら、このくらいはかかるのかなと思っていた金額が互助会から出る金額以外にかかりますし、「故人のお立場からするとこのくらいは普通されますねぇ」と言われると、何となくそうなのかなと思ってしまいます。

 

うちは、それほど派手にはしませんでしたが、伯母の葬儀では「おまかせします」と言ってしまったがために、お花代だけで350万円かかったそうです…。

あとはどのくらいかかったのか聞くのが恐ろしかったので聞きませんでしたが、お葬式って想像以上にお金がかかるもののようです。

 

結婚式などは費用を切り詰めて、新婚旅行を豪華にするとか、本人たちが質素でいいと言えばそれでよいことですが、お葬式は「最後ですから」「このくらいは普通されるのが常識」とか言われると…「そんな派手にはしません!」という勇気がなかなか出ないのが正直なところです。

母のように亡くなる前から、お葬式にお金はかけなくていいと言ってくれていれば「故人の希望ですから」と言えますが、父の場合は急だったので、そんな話をしたことがなかったこともあり、ほぼ葬儀屋さんの言うとおりになってしまいました。

なかなか両親にお葬式の話をすることは言いづらいことも多いと思いますが、事前に話し合っておくことは本当に大切なことです。

 

また、蛇足ですが、延命治療のことも話し合っておくとよいと思います。

うちの場合は、父は「延命治療はいらない」と言っていましたが、母は「お葬式は質素でいいけどできるだけ生きていたい」と言っていたので、その通りにすることができました。

豹変する葬儀屋のお兄さん

そして、お葬式が終わったら、次はお仏壇やお墓のお話になります。

互助会の方がいろいろ相談に乗ってくれて、仏壇屋さんも紹介してくれましたし、割引制度もありました。

喪主の兄が互助会の方と仏壇屋さんにいっしょに行って決めて来たのですが、あまりにも高額なものだったので、冷静に考えてそこまですごいものはいらないんじゃないかと家族で話し合い、ワンランク下のものにすることに。

 

すると、それまで、親切に相談に乗ってくれてた互助会のお兄さんが、突然豹変。

 

お仏壇を家に届けてもらったのですが、お仏壇のおりんも入れ忘れているし、それを連絡したらポケットに手を突っ込んだまま不愛想に渡され、「え?別人???」と思うくらいの豹変ぶりにちょっと笑ってしまいましたw

もちろん、葬儀屋さんもボランティアじゃないので、当たり前かもしれませんが、そこまで露骨に豹変するとは…。

お仏壇買わなかったわけじゃないのに。

ワンランク下げても、まあまあ高かったんですけどねw

うちは、葬儀屋さんのほぼ言いなりだったので「いいカモ」だったのかもしれませんね。

 

そうならないように、みなさんは気をつけてくださいね。

お葬式 最後に

お葬式の翌日、神経性胃腸炎になってしまった私。

お葬式の間は、いろんな意味で気が張っていたのだと思います。

やはり、葬儀については、後から後悔しないように、事前にいろいろ考えておくことが何よりも大切です!

※あくまでもこれは「わが家の場合」ですので、親身になってくれる葬儀屋さんもたくさんいらっしゃると思います。