【好きだからこそ】私が人に村上春樹の本をおすすめしない理由

私は、よく「面白い本があったら教えて」と聞かれることがあります。

そんなときは、村上春樹氏の作品は絶対おすすめしません。

ちなみに、私の一番好きな作家は村上春樹です。

一番好きな作家は村上春樹

私の好きな作家は、村上春樹、小川洋子、増田みず子、倉橋由美子です。

あと、阿刀田高もほぼ全作品読んでいます(怖い本も大好きなんです)。

 

その中でも一番好きな作家は村上春樹。

 

特に好きな作品は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と大ベストセラー「ノルウェイの森」のベースとなったといわれる「螢」です。

こうして書いているだけでも、胸が「しんと鳴る」ほど好きです。

うまく表現できないのですが、村上春樹氏の作品はどの本を読んでも胸が「しん」と鳴ります。

 

そんな私は、今までに、何人かの読書家の友人に村上作品をおすすめしたことがあるのですが、「途中離脱した」とか「意味がよくわからなかった」と、あまり好評ではないのです。

自分の好きな作家(俳優でもアーティストでも同様ですが)を、あまり良く言われないとイラッとwしませんか?

だから、私は村上春樹作品を人におすすめしないのです。

 

相手によっては、好きな作家が村上春樹だということを言わないこともあります。

「本当に意味わかって読んでるのか?」とか「村上春樹が好きといっておけば読書家っぽいもんね」とか「へえー!かっこいい~www」と言われたこともあります。

それは、だいたい他に特定の好きな作家がいる人に多いです。

私も相手も、偏見甚だしいですが。

 

ノーベル文学賞受賞を期待されるほどの作家なので、好きになってくれる人も絶対いるとは思うのですが、残念ながら、今まで私からおすすめして成功したことは一度もありません…。

村上春樹作品との出会い方

私が初めて村上春樹氏の作品を読んだのは、高校生のときで、作品は「風の歌を聴け」でした。

言わずと知れた村上春樹デビュー作です。

 

一人で紀伊国屋書店をブラブラしていて、たまたま手にしてそのまま購入しました。

高校生ですし、おこづかいも少ないので普段は文庫本しか買わなかったのですが、単行本を買いました。

一行目を立ち読みして、そのままレジに持って行った感じです。

それからは、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」…と、刊行された順番に読み進めて行きました。

そして、好きな作品は何度も繰り返し読んでいます。

 

おそらく、そんな風に出会わない限り、村上作品を好きになることはないのだと思います。

人にすすめられて読むのではなく、引き寄せられるように出会わなければ。

村上春樹をおすすめしない理由 最後に

私が村上春樹作品を人におすすめしない理由について書きました。

今日は「螢・納屋を焼く・その他の短編」を読みながら眠りにつきたいと思います。

本当は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読みたいのですが、かなりの長編ですし、読みだしたら止まらなくなるのでやめておきます。