映画「にがくてあまい」感想|野菜たっぷりのおいしい映画

vegetables

こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「にがくてあまい」の感想です。

林遣都くんがゲイの男子校美術教師役です。

とにかく、林遣都くんが美しい!

そして、野菜たっぷりのおいしいご飯が主役と言ってもいい、とても心があたたかくなる素敵な映画です。

「にがくてあまい」 あらすじ

容姿端麗で野菜嫌いなキャリアウーマン・江田マキ(川口春奈)は、ある日イケメン男子美術教師・片山渚(林遣都)と出会い一方的に恋に落ちる。新しい出会いと同居相手を探していたマキは、渚の家に転がり込むことに。しかし、渚はなんとゲイのベジタリアンだった!それでも、渚の作る野菜たっぷり料理に癒されていくマキ。マキが野菜嫌いとなった原因となった父親・豊(中野英雄)との確執。家族との過去を乗り越えられず苦しんでいる渚。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが”大切な人”に変わっていく…。(C)2016映画「にがくてあまい」製作委員会

[引用元]Amazonプライムビデオ「にがくてあまい」あらすじ

おいしそうな野菜料理がたっぷり

野菜

ベジタリアンで料理上手な渚が作る野菜料理が、とにかくおいしそう!

身体に良さそうで、さらにおいしいなんて、素晴らしいです。

押し麦と野菜のスープ、野菜のキーマカレー風、キノコのクリームシチュー、玄米おにぎりのお弁当など…食べてみたい!と思うヘルシーでおいしいそうなお料理たち。

それを作る渚の手の美しさといったら…。

林遣都くんは、顔だけでなく、手も本当にきれいです。

林遣都くんは、イケメンですが、中性的かつ植物的なイメージ。

素晴らしいキャスティングだと思います。

私は、たまたまですが、林遣都くんの出演作品で今回のような彼の美しさを前面に押し出すタイプの作品を見たことがなかったので、改めてその美青年ぶりを再確認しました。

マキが一目惚れするのもわかるような気がします。

林遣都演じる美しいベジタリアンでゲイの渚

サラダ

あんなにイケメンで料理上手だったら、女子にモテるに決まっていますが、渚はゲイです。

そして、自分がゲイであることを隠そうとしていません。

そして、渚には、こちらもまた美しい新田真剣佑くん演じる馬場園くんという体育教師の後輩がいます。

馬場園くんには、渚がゲイであることは伏せているようです。

そして、おそらく、渚は馬場園くんが好きなようで…。

馬場園くんも、渚を先輩として、とても慕っています。

その後、二人はどうなるのか、とても気になるところです。

腐女子のみなさんには、たまらないカップルなのではないでしょうか?

また、渚の兄の友人役の淵上泰史さん演じる立花アラタも、ワイルド系美男子です。

そして、彼はバイセクシャルです。

とても、気のいい優しい人で、インド帰りでヨガが得意という、少し正体不明な人ですが、インドで女性と結婚するといいます。

アラタは、渚と彼のお兄さんとのわだかまりを解消してくれるキーパーソンでもあります。

最近、淵上泰史さんが出演されている別の映画を観たのですが、その役は完全に人として終わってるクズな役で、ある意味、とても醜い男の役でした。

この映画のアラタは、真逆なタイプで、俳優さんって本当にすごいなぁと思います。

また、マキの行きつけのバーのママを、RIP SLYMEのSUさんが演じています。

彼もゲイで、渚がバーに野菜を届けるなど、とても親しい間柄のようです。

このときの渚の「しなを作る」細かい演技がとても上手で、林遣都くんの演技力に感嘆しました。

このバーで、マキと渚は出会います。

マキは、仕事のストレスで飲みすぎ、バーで倒れてしまいます。

そして、ママに頼まれ、渚がマキを家まで送っていくところから物語は始まります。

食生活をおざなりにしてはいけない

野菜料理

マキは、広告代理店のキャリアウーマン。

仕事づけの毎日で、ランチもろくに食べていません。

毎日、イライラしていて、そのせいで仕事も恋もなかなかうまくいっていないようです。

さらに、今住んでいるマンションは今月で契約切れになるため、他に住むところを探さなくてはならないところに、渚が現れ、一目惚れしてしまうのです。

家に送り届けてもらってたときに、渚はマキの部屋がゴミだらけで、食事もちゃんととっていないことを知ります。

そして、その朝、マキは渚の作った朝食を食べ、そのおいしさに驚きます。

マキが頼み込んで、二人は、渚の住んでいる家でルームシェアをすることになります。

ルームシェアの条件は、渚が作る野菜料理をきちんと三食、残さず食べること

野菜嫌いのマキは、初めは嫌がっていましたが、渚の料理のおいしさに、食べることの大切さに気付き始めます。

その上、仕事もうまくいくようになっていきます。

しかし、マキの野菜嫌いは食べ物の好き嫌いではなく、別に理由があったのです。

父親(中野英雄)との確執。

そして、それを解消してくれるのも渚なのでした。

マキの父親は脱サラして、無農薬野菜の栽培農家を始めます。

今ではその世界では名の知れた農家なのですが、マキは子供の頃、とても苦労したようです。

そのため、野菜が好きになれないのです。

母親役の石野真子さんが、おっとりとした可愛いお母さんを演じられています。

両親は、渚がゲイであることを知っても驚きはしますが、二人が一緒に住んでいることを反対したりはしませんし、色眼鏡で見ることもありません。

こういう両親が作った野菜は、きっととても滋味深くおいしいものなのだろうなと思いました。

やっぱり、食生活は、心にも体にも仕事にも、とても大切なものなんですね。

私も、今は完全にジャンクフード生活で、何となく体調も今一つなので、この映画を観て、ちゃんと自炊しようと心に誓いました…。

そして、渚の美しさの理由も、そこにあるような気がします。

きちんと料理し、残さず食べる

それは、人間の基本ですが、なかなか出来ないのが現実です。

しかし、この作品を見ると、「私もがんばろう」という気持ちになれます。

久しぶりの川口春奈の男装を見て

マキが、映画の中で男装をするシーンがあります。

それを見て、川口春奈さんが主演している、2011年に放送されたドラマ『桜蘭高校ホスト部』を思い出しました。

藤岡ハルヒという役で、本当は女の子なのですが、訳あって、このドラマでも男装してホスト部の一員となっています。

漫画が原作で、深夜ドラマだったのですが、私はこのドラマがとても好きで毎週観ていました。

久しぶりの川口春奈さんの男装シーンが、懐かしかったです。

千葉雄大さんや大東駿介さん、ブレイク前の土屋太鳳さんや清野菜名さんなども出演されていて、漫画のキャラクターを俳優陣がうまく再現されている、おすすめのドラマです。

最後に

映画「にがくてあまい」の感想でした。

マキが人生をかけて挑んだ仕事は、ゴーヤのCMでした。

途中で頓挫しそうになりますが、渚が苦いゴーヤを甘く料理して助けてくれます。

この映画には、嫌な人間が一人も出てきません。

気持ちの持ちようで、苦いものを甘くもできる…人生は「にがくてあまい」ものなのです。


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