【自覚なき殺人】女性が殺人を犯す場合毒殺を選ぶ理由|昨今では愉快犯も

ミステリー小説に限らず、実際の事件でも女性が殺人犯の場合、「毒殺」を選ぶことが多いようです。

女性は体力的にも非力で、目の前で人が死んでしまうのを見ることを怖れます。

自分で殺害しているにもかかわらず…。

女性が犯人の殺人事件は毒殺が多い理由

女性が犯人の殺人事件で毒殺が多いのは、以下の理由からだと言われています。

最近では、無差別大量殺人や愉快犯など、男性でも毒殺を選ぶ場合が多いようですが、男性はカッとなって思わず殺害してしまったという犯行動機が多いため、用意周到な毒殺を選ぶことは少ないようです。

そして、殺人犯の女性の割合は、全体の約2割だと言われています。

撲殺、絞殺、刺殺は体力的にむずかしい

よっぽど体力に自信がある女性でない限り、死んでしまうほど殴ったり、首を絞めたりすることは、難しいようです。

相手が男性の場合は、反撃されてしまうことも。

これは想像でしかありませんが、刃物で刺すにもかなりの力が必要だと思われます。

男性のように、カっとして咄嗟に殺害してしまうというより、女性は追い詰められて犯行に及ぶ場合が多いようなので、計画的な毒殺を選択してしまうのでしょう。

ある意味、男性より女性の方が「殺意」は明確なようですね…。

 

このように、体力的な理由から、この3つの殺害方法は女性にとって難しいようです。

相手が勝手に飲んだ

毒殺の場合、飲み物や料理に毒を入れることになります。

お茶を淹れたり、料理を作るのも、一般的には女性の役目となっています。

そして、毒を飲食物に入れるのは自分ですが、それを飲むのは殺害したい相手自身なので、自分が「殺害した」自覚が明確ではなくなるからかもしれません。

「あなたが自分で飲んだ」のだと。

女性は出血してもすぐに死なないことを知っている

仕事にもよりますが、女性より、男性の方が血を見ることに慣れていません。

私は幼い頃、よく鼻血を出すことがあったのですが、母はそれほど慌てているようすはなく、適切に処置をしてくれましたが、父は顔面蒼白で大慌てだった記憶があります。

 

さらに、ある本で読んだことがあるのですが、男性は体の血の2割が失われると亡くなると言われていますが、女性は半分失っても死なないと言われています。

それは、出産に関係した男女の体の仕組みの違いから来るものだそうです。

そのような違いから、根本的に血を流しても人は簡単に死なないというのが女性には刷り込まれているのかも。

毒殺犯の70%は女性という説も

毒殺犯の70%は女性だという説もあり、特に欧米諸国ではその傾向が高いとか。

日本でも、戦後初の女性死刑囚でホテル日本閣事件の小林カウ事件や、杉村サダメ事件なども、毒殺犯として知られています。

女性の殺人 追い詰められて

女性が殺害する相手で最も多いのが、夫だと言われています。

一時期、『旦那デスノート』というサイトが話題になりましたよね。

私も何度か見たことがあるのですが、結婚生活って本当に大変なんだなと思います…。

 

旦那デスノートは、主婦の方のストレスのはけ口になっているものとしても、本当に殺すくらいなら離婚すればいいのに…と思いますが、それは経済的に自立していたり、精神的に強い女性の行動です。

夫の浮気やDVなどで追い詰められ、離婚すれば自分の生活が破綻してしまう弱い立場の女性が、夫を殺めることを考える…ということが多いようです。

毒殺は自殺を疑われることも多いので、世間からも同情を得られるということでしょうか。

しかし、自殺するにはそれだけの理由が必要なので、そう簡単に完全犯罪が成功するとは思えませんが…。

最後に

今回は、ちょっと物騒な内容になってしまいました。

このところ、DVやモラハラについての本を読んでいたので、少し考えていたことを書いてみました。

人を殺めることなど考えることなく、全ての女性が幸せでありますように。