映画「僕のワンダフル・ライフ」の感想です。
「大好きなイーサンに会いたい!」と何度も生まれ変わったベイリー。
そして、最後は大好きなイーサンに再会することができるのです!
まだ観ていない方は、ネタバレ注意です!
僕のワンダフル・ライフ あらすじ
「大好きな飼い主のイーサンに会いたい!」その一途な想いで、50年で3回生まれ変わったベイリー。遂にイーサンと再会したベイリーが気付いた〈使命〉とは?犬を飼うことのいちばんの幸せ、それは犬たちがくれる無償の愛。ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーが、その愛を捧げた相手は、自分の命を救ってくれた、イーサン少年。1人と1匹は喜びも悲しみも分かち合い、固い絆で結ばれていく。だが、犬の寿命は人間よりうんと短い。
[引用元]Amazonプライムビデオ「僕のワンダフル・ライフ」あらすじ
イーサンに会いたい!
名もなき野犬
ベイリーが初めてこの世に生を受けたのは、野犬の子犬でした。
すぐに野犬捕獲業の人に捕まえられて、短い一生を終えました。
ベイリー
すぐに生まれ変わったベイリー。
ペットショップから逃げ出し、悪い人に捕まえられて、車の中で熱中症になりかかっていたときに、イーサン少年とママに助けられます。
そして、ベイリーと名付けられ、大好きなイーサン少年と一緒の生活が始まります。
ベイリーの別名は、「ボスドッグ」
「生きる意味なんて考えず、ただ楽しめばいいんだ」とベイリーは気づきます。
少年時代のイーサン
イーサン少年のおじいちゃんは、テーブルの下にいるベイリーにすぐ食べ物を与えます。
うちの父もそうでした…。おじいちゃんは甘いですw
人間の食べ物を食べさせないでと言っても、こっそりあげてしまうのです。
ベイリーは、イーサン少年が学校に行き、両親が出かけたあと、退屈で家の中をめちゃくちゃにしてしまいます。
これも、犬はよくあることですねw
ある日、パパが自分の上司を家に招きました。
パパは、上司に営業職から内勤の仕事に変わりたいと希望するのですが、上司はトップセールスマンのパパを営業から外す気はないようです。
イーサン少年が、パパのコレクションのコインをいたずらして、それをベイリーが飲み込んでしまいます。
なんとか、お腹から出すことには成功したのですが、上司との食事の席はめちゃくちゃに…。
それから、パパは折角の昇進のチャンスをふいにして、これからは、ベイリーを家に入れるなと怒ってしまいます。
ベイリーとイーサン少年の一番好きな遊びは、へこんだラグビーボールを投げて、イーサン少年の背中をジャンプ台のようにしてベイリーが飛び、ボールを取ることです。
青年時代のイーサン
アメリカン・フットボールの花形選手となったイーサン。
そこでイーサンは、ハンナに出会い、恋に落ちます。
ベイリーは、恋する二人と一緒に、楽しい日々を過ごします。
ハンナはとても優しくて素敵な女の子です。
しかし、イーサンの両親はパパの仕事がうまく行かなくなって以来、仲が悪くなってしまい、別々に暮らすことになりました。
イーサンは、スポーツ推薦で4年間奨学金をもらい、ミシガン州立大学に進学が決まります。
それに嫉妬したイーサンの友人・トッドが、イーサンに家に花火を投げ込み…。
イーサンの家は火事になってしまいます。
ベイリーは、家が燃えていることをイーサンに教え、ママとベイリーを助けたイーサンは、スポーツをするには致命的な怪我を足に追ってしまうのです。
そして、祖父母の住む農場へ。
イーサンのスポーツ推薦は取り消され、ハンナとも別れてしまいます。
幸せの絶頂から、不幸のどん底に落ちてしまったイーサン。
ベイリーは、イーサンがハンナに会いたいと思っていることをわかっています。
ベイリーは、とても寂しい気持ちになります。
そして、イーサンは、農業学校に入学することになりました。
犬は、飼い主が悲しい気持ちになっているのを敏感に察知します。
ベイリーも、大好きなイーサンが悲しい思いをしているのをしっかりわかっています。
イーサンとベイリーは別々に暮らすことになります。
ベイリーは少しづつ年老いて、体を動かすこともなくなって行きます。
そして、ベイリーは、最後にイーサンに会えて、静かにお別れします。
犬は、こんなに悲しい気持で、私たちとお別れするのかと思うと、胸が痛くなります。
エリー
ベイリーが3度目に生まれ変わったのは、女の子で、エリーという名前でした。
エリーは、警察犬です。飼い主は、カルロス。
カルロスは、一人暮らしで、いつも寂しそうで、エリーは心配でたまりません。
エリーは警察犬なので、毎日厳しい訓練を受けています。
拳銃の音や匂いにも慣れなくてはいけません。
ある日、エリーは、ある女性がDVを受け、子供を誘拐された事件の捜査をカルロスと一緒に行います。
誘拐された少女のセーターの匂いを嗅いで、その子を見つけるのです。
エリーは、海に落ちた少女を助け、カルロスを助けるために、犯人に銃で撃たれてしまいます…。
そして、エリーはその生涯を閉じます。
エリーは、この犬生は、あまり楽しくなかったけれど、いい仕事をしたのだと思って目を閉じるのです。
ティノ
ベイリーが4度目に生まれ変わったのは、小型犬のコーギーで、名前はティノ。
飼い主はマヤという内気な女の子です。
マヤはいつも食べ物を食べているので、ティノはお腹が空くことがほとんどなかったようです。
ティノの特技は、マヤの心を読むことでした。
マヤはティノを、どこにでも連れて行ってくれます。
しかし、ティノはあまり散歩をさせてもらっていなかったので、少し肥満気味。
ある日、公園に運動に連れて行かれたティノ。
そこで、ティノは恋に落ちます。
以前、マヤに声をかけてくれた男性、アルの犬のロキシーです。
そして、マヤとアルは結婚することになりました。
結婚式には、ロキシーとティノも一緒に出席します。
ティノは、家族にとても大切にされました。
とても、良い家族に恵まれたティノ。
そして、また少しづつ年を取り、最高に楽しかった犬生を静かに終えます。
ワッフルズ
5度目に生まれ変わったベイリーは、名前をワッフルズと名付けられましたが、あまり名前を呼ばれることもなく、家の中にはいれてもらえませんでした。
ろくに名前を呼ばれることも、撫でてもらうこともなく、外に繋がれたままでした。
飼い主は責任を持つこともせず、悲しい思いをさせられたワッフルズ。
そして、飼い主に車に乗せられ、捨てられてしまいます。
しかし、ワッフルズは、あの家には帰りたくないと思うのでした。
犬が、家に帰りたくないと思うなんて、どんなひどい扱いを受けていたのかがわかります。
無責任極まりない飼い主。
この転生の中でも、最悪の飼い主でした。
バディ→ベイリー
野犬になったワッフルズは、懐かしい匂いを思い出します。
ずっとずっと会いたかったイーサンの家。
ここには、イーサンがいます!
「イーサン、僕だよ!ボスドッグだよ!」
しかし、イーサンは、ワッフルズ(ベイリー)を保護施設に預けます。
イーサンは、家に帰ってもワッフルズのことばかり考えてしまいます。
そして、保護施設にワッフルズを迎えに行くのです。
イーサンは、5回生まれ変わって、やっと大好きなイーサンに再会できたのです。
イーサンはワッフルズにバディ(相棒)と名付けてくれ、家族になりましたが、いつも一人で寂しそうなのです。
バディは、公園でかつてのイーサンの恋人・ハンナを見つけます。
バディは、ハンナの匂いを覚えていたのです。
そして、バディはイーサンの元にハンナを連れてきます。
何十年ぶりかで、イーサンとハンナは再会します。
ハンナは夫を亡くして今は一人です。
イーサンは、ずっと一人です。
イーサンが幸せだとバディも幸せ。
けれど、イーサンはバディがベイリーだとなかなか気づいてくれません。
そして、いつものあのイーサンの背中から飛んでボールをキャッチする遊びをしたことで、「怖くなってきたぞ。ボスドッグ!」
イーサンは、バディがベイリーだと気づいてくれたのです!
「今を一緒に生きる」
それが、犬が生きるということ。
転生して見つけて
犬と暮らしている人なら、誰もが亡くなった愛犬が生まれ変わって、また自分の元に帰ってきてくれたら…と望むのではないでしょうか。
本作のようなことが本当にあったなら、どれだけ幸せなことでしょう。
生まれ変わりを、信じてみたくなりました。
本作でも出てくるろくでもない飼い主の元へは、犬も生まれ変わりたいとは思わないものです。
犬が生まれ変わりたいと思ってくれるような、そんな飼い主になりたいものです。
最後に
映画「僕のワンダフル・ライフ」の感想でした。
本作の中で、ベイリーがエリーとして生まれたとき、警察犬になります。
普通のお家の愛犬として生まれるより楽しくはなかったけれど、仕事をやり遂げたと思ってくれたら、人間としてはとても嬉しいことですね。
盲導犬、聴導犬、介助犬、救助犬、警察犬…働く犬たちに、いつも感謝しなければと、改めて思わせてくれました。