映画「ドリームハウス」感想|愛する家族と暮らす夢の我が家とは

日記

こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「ドリームハウス」の感想です。

007のダニエル・クレイグが主演のホラーサスペンス映画です。

さまざまな伏線がはられているので、二度観ることをおすすめします。

「ドリームハウス」 あらすじ

購入したばかりのマイホームで小説を書きながら、美しい妻と二人の娘たちとともに人生を過ごすことを決意したウィル・エイテンテン。しかし、娘が幽霊らしきものを見たとおびえたり、謎の男が自宅を覗きこんでいたり、自宅の地下に侵入した少年少女たちが怪しげなミサを行っていたり…。Rating G (C) 2011 MORGAN CREEK ALL RIGHTS RESERVED

[引用元]Amazonプライムビデオ「ドリームハウス」あらすじ

【監督】ジム・シェリダン

【出演者】ダニエル・クレイグ ナオミ・ワッツ レイチェル・ワイズ

出版社を退職して小説家に

映画の始まりは、主人公のウィルが勤めていた出版社を退職するところから始まります。

このシーンは、実はとても重要なのでしっかりと観ておくと良いと思います。

登場人物が特徴的なのでおそらく記憶に残るとは思いますが、その後に展開される物語に、ハッとさせられると思います。

ウィルには、美しい妻と天使のように可愛らしい娘が二人います。

そして、彼は、多忙な出版社を退職し、家で小説を書いて過ごすことになります。

彼には素晴らしいアイディアがあって、出版社の同僚や上司からも「あなたならうまくいく」と言われています。

妻や娘たちとのやりとりも、とても愛が溢れ、映画の始めは、とても幸せな家族の姿が描かれています。

しかし、そんな、ウィルの「夢の我が家」は、どこかがおかしい…。

不審な男が外から家の中をのぞいていたり、自宅の地下に入り込んだ怪しい少年少女たちが奇妙な儀式に興じていたり、娘が幽霊を見たと言ったり。

そのたびに、ウィルは強い父としてそのおかしな人々を追い払います。

家にまつわるホラー映画は多いですが、本作は残酷すぎるシーンなどもなく、家族愛を主軸に物語が展開していくので、ホラー映画が苦手な方でも苦手意識なく観られると思います。

小さな違和感が次々と解き明かされて

暗闇

小説家として新しい人生をスタートさせるウィルは、引っ越して間もない家で不安になっている家族とともにいられることで、家族もとても安心して暮らしています。

しかし、その家で起こるさまざまな不気味な出来事を解明するために、ウィルがこの家について調べ始めるところから、それまでの仲のいい素敵な家族の物語は、恐怖の展開を見せ始めます。

映画の中には、小さな伏線がたくさんはられていて、そのたびに「あれ?」という気持ちになるのですが、それが何なのかは映画の途中までわかりません。(わかる人にはわかるかもしれませんが…)

そして、その伏線が回収され始めると、恐怖と共にウィルの背負った悲しい現実に心が痛みます。

本作は1時間半くらいの短めの映画なので、ちょっとした言葉のやり取りや画面、ウィルの身なりなどをしっかり観てみることをおすすめします。

そのため、私は二度観ました。

悲惨な亡くなり方をした人は、自分の死を受け入れることが難しいといいます。

しかし、本作では救いもあります。

ウィルにとっても、ウィルの妻・リビーと娘たちにとっても。

タイトルの「ドリームハウス」は、素晴らしいタイトルだと思います。

夢の我が家…いろんな意味で解釈が出来ます。

夢のように楽しい我が家であり、また…。

もう一つの「ドリームハウス」の意味については、ぜひ映画をご覧になって確認してみてください。

最後に

映画「ドリームハウス」の感想でした。

本作は、ただのホラー映画ではなく、家族愛や悲しい死を迎えた人々の心の痛みを感じることが出来ます。

主演のダニエル・クレイグは、本作では「普通のおじさん」役なのですが、歩き方や体型がすごくカッコよくて、やっぱり「007」だなぁと思いました。

怖いけれど、愛情あふれる本作。

おすすめの映画です。


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