映画「アス」感想|彼らはドッペルゲンガーなのか?

こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「アス」の感想です。

夏のバカンスに出かけた一家が、ドッペルゲンガーに出会って…?

しかし、その真相は…最後の現実に驚愕します。

「アス」 あらすじ

『ゲット・アウト』でアカデミー脚本賞を受賞し、監督としても高い評価を受けたジョーダン・ピールが、再び脚本、監督、製作を手がけた社会派ホラー映画『アス』。アカデミー賞女優のルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカーをメインキャストに迎えている。本作は、北カリフォルニア沿岸部を舞台にしたオリジナルのスリラー作品。アデレード(ルピタ・ニョンゴ)、夫のゲイブ(ウィンストン・デューク)、二人の子供(シャハディ・ライト・ジョセフ、エヴァン・アレックス)の4人家族が夏の休暇で保養地を訪れ、そこで自分達そっくりな”ドッペルゲンガー”と出会い、悪夢のような恐ろしい経験をするというストーリー。

[引用元]Amazonプライムビデオ「アス」あらすじ

【監督】ジョーダン・ピール

【出演者】ルピタ・ニョンゴ ウィンストン・デューク エリザベス・モス

夏のバカンス中の悪夢

海辺

アデレード・ウィルソン(ルピタ・ニョンゴ)と夫のゲイブ(ウィンストン・デューク)、二人の子供たちの4人家族で、毎年訪れている別荘で遭遇した悪夢のようなサマーバカンス。

アデレードは、子供の頃から夏になるとこの別荘を訪れています。

そして、彼女は子供の頃、別荘近くの海辺の遊園地にあるミラーハウスで、とても怖い経験をしています。

母親がトイレに行き、父親がもぐらたたきゲームに夢中になっている間に、一人でミラーハウスに入ってしまったのです。

そこで、自分そっくりな少女に出会い…。

そのままアデレードは、しばらくの間、言葉を失ってしまい、カウンセリングを受けていました。

そんなアデレードですが、今では言葉を取り戻し、結婚して子供も二人います。

そして、この夏も、同じ別荘に家族で休暇を楽しみにやってきました。

友人家族とも、海岸で合流し、楽しい時間は過ぎていきます。

海外の夏の休暇は、優雅でうらやましいですね。

しかし、うらやましいのは、ここまででした…。

自分にそっくりな人たち

夜になって眠ろうとしていると、息子のジェイソンが、外に、手をつないだ4人の人影を見つけます。

かつて、恐ろしい体験をしているアデレードは怯えて警察に電話しますが、こちらに来るまで時間がかかると言われ、ゲイブが追い払おうと外に出ていきます。

しかし、その4人は、家の中に入ってこようとするのです。

カギを壊し、入って来た4人は、自分達4人にそっくりなのです。

全員が赤い服を着て、手にはさみを持っています。

アデレードにそっくりな女は、自分達を「影」と呼び、虐げられた自分たちの生活を話し始めます。

一方、ウィルソン家の友人家族、テイラー家にも、彼らとそっくりな人間が家に入り込み、家族全員を殺害。

これは、本当にドッペルゲンガーなのでしょうか。

ドッペルゲンガーとは「幻視」のはずなのですが、彼らはただ似ているだけで実際に存在しているのです。

そして、人の言葉を話せず、獣のような声をあげ、襲い掛かってきます。

辛うじて人の言葉を話せるのは、アデレードとそっくりな「影」だけ。

テイラーの家に来たウィルソン一家が見たものは、家族全員が殺害された惨劇のあとでした。

そして、TVのニュースから流れてきたのは、「サンタクルーズ市で大量殺人が起きており、手をつないだ赤い服を着た多くの人がビーチに現れ、殺戮を繰り返している」と…。

ウィルソン一家は、自分達を襲ってくる「分身」から逃げながら街に出てきます。

辺りは殺害された人々の屍だらけで、ビーチには赤い服を着た多くの人が手をつないで横に並んで立っています。

地下室で暮らしていたクローン

アデレードは、かつて自分が子供の頃、怖ろしい体験をした「魔術師マーリンの森 自分探しの旅」というアトラクションに「ためらいもなく」入っていきます。

そのアトラクションには、地下室がありました。

そこには、アデレードそっくりなあの女がいて…。

そこで、この地下室で行われていたある実験について知らされます。

このそっくりな人たちは、クローンとして作り出された人間たちでした。

しかし、実験は失敗し、クローンたちは見捨てられたのです。

今の状況は、操り人形として作り出されたクローンたちの逆襲だったのです。

本当の恐怖

ウィルソン一家は、何とかクローンたちから逃れることが出来ました。

しかし、本当の恐怖はそこではなかったのです。

最後に現れる恐怖とは…。

ぜひ、映画をご覧になってみてください。

最後に

映画「アス」の感想でした。

ここでは書きませんが、いくつか理由が明かされない事柄もあって、モヤっとするところもあるのですが、この「ドッペルゲンガー」のような人々が誰なのかがわかるまでの怖さは見応えがあります。

そして、最後にわかるある真実が、本当に怖いんです。

ぜひ、ご覧になってその恐怖を確認してみてください。


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アス (字幕版)