映画「シャイニング」 感想|雪深いホテルでの惨劇

こんにちは、はるき ゆかです。



映画「シャイニング」の感想です。

続編の「ドクター・スリープ」がAmazonプライムビデオで観られるので、もう一度「シャイニング」を観てからと思い、今回再鑑してみたのですが、やっぱりすごく怖い傑作ホラー映画でした。

ジャック・ニコルソンの徐々に壊れていく演技が、秀逸です!

「シャイニング」 はじめに

あらすじ

冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルの過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが…。(C)1980 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

[引用元]Amazonプライムビデオ「シャイニング」あらすじ

【監督】スタンリー・キューブリック

【原作】スティーブン・キング

登場人物

ジャック・トランス/ジャック・ニコルソン

ウェンディ・トランス/シェリー・デュバル

ダニー・トランス/ダニー・ロイド

ディック・ハロラン/スキャットマン・クローザース

スチュアート・アルマン/バリー・ネルソン

デルバート・グレイディ/フィリップ・ストーン

本作は、当初の143分あったものが、大幅にカットされているそうです。

さらに、スティーブン・キングの原作とかなり内容が違っているとも言われています。

雪深い山岳地帯に建つホテル

ロッキー山上にあるオーバールックホテルは、冬の間の5ヶ月間、雪深いため閉鎖されることになっています。

その冬の間の管理人として、ジャック一家が雇われることになります。

ジャック(ジャック・ニコルソン)は、小説家でホテルの管理をしながら小説執筆に専念するつもりだったようです。

そして、支配人のアルマン(バリー・ネルソン)から、1970年に、このホテルで、冬の管理人としてグレーディーという男を雇い、ある残酷な事件が起こったことを知らされます。

グレーディーには妻と二人の娘がいました。

しかし、彼は孤独な冬のホテルで気が狂い、斧で家族の命を次々に奪い、自分も自らの命を絶ったというのです。



そんな事件があったホテルで5か月、生活するのはかなり怖い気がするのですが…。

さらに、このホテルは先住民族のインディアンの墓地があった場所だと言われています。

ダニーのシャイニング

ジャック・トランスの息子・ダニー(ダニー・ロイド)には、霊の存在を感知したり、かつてそこで起こった出来事を実際に頭の中でイメージすることが出来る『超能力』があります。

この能力を、ジャック一家が冬の間管理することになっているホテルの料理人であるディック・ハロラン(スキャットマン・クローザース)は、「シャイニング」と呼び、彼自身にもその能力があります。

ダニーとハロランは、頭の中で会話をすることが出来るのです。

また、ダニーには『トニー』という架空の友達がいて、ダニーはトニーと会話をしています。

トニーは、自分の口の中に住んでいるとダニーは言います。

そして、そのトニーが未来に起こることをダニーに教えてくれるようです。

おそらくアルコール依存症である父のジャックは、ダニーに辛い思いをさせていた時期があったのです。

それが理由で、ダニーは自分の中に「もう一人の人格」を作り上げていたのではないでしょうか。

そのトニーが、超能力者としてのダニーの別人格とも言えます。

一度だけ経験した「シャイニング」

現実に、世の中には、こういう能力がある人たちがいることを私は信じています。

実は、私も一度経験したことがあるのです。

交信すると言うよりは、口に出して言っていなくても、友人が思っていることが頭の中に響いてきたことがあります。

私自身は、それが一回こっきりで、自分でもどういうことなのかよくわからなかったので、直接、その友人に今「〇〇って思った?」と聞いてみました。

それは、その友人にとっては、不都合なことだったので、慌てて「そんなこと考えてないよ。何?怖い」と言っていましたが、その慌てようから「当たってるな」と思ったことがあります。

このシーンを観るといつも思い出します。

私は、それ以来、何回かそういうことがありましたが、自分自身が怖かったこともあり、人の心を読むことは止めました。

しかし、本作「シャイニング」を観ると、そういう能力は本来ない方が平穏な暮らしを送ることが出来るのだと感じます。

ダニーの能力

ダニーは、まだ小さな男の子です。

遊び相手もいないダニーは、広いホテル中を三輪車に乗って、走り回ります。

そして、事件が起きた部屋237号室の前に行くと、ダニーの頭の中には、見知らぬ双子の女の子たちが見えたり、お風呂のカーテンをのけて覗いてくる老女が見えたり…。

そして、部屋のドアの隙間から大量の血が溢れて来る情景を感知してしまいます。

こんなに小さな男の子が、そんな怖い思いをしているなんて、よっぽど強い性格でないと精神的に病んでしまっても、おかしくないと思います。

オーバールックホテルでの生活

オーバールックホテルでのジャック一家の生活のスタートは穏やかなものでした。

雪が降り始める前までは、平和で楽しい日々を送っていましたが、徐々にジャックの様子がおかしくなっていきます。

ジャックの執筆活動

ジャックは、執筆作業が思ったように進んでいないようです。

そのため、自分が仕事をしている間は、一切話しかけるなと強くウェンディーに訴えます。

このときのイライラしたジャック。

もう、すでに怖いです…。

仕事が上手くいかないジャックは、ある日怖ろしい夢を見ます。

自分がウェンディ-とダニーの命を奪ってしまう夢。

しかし、実際に、ダニーの首には誰かに絞められたような跡があって…。

苛立つジャックは、「The Gold Room」というホテルのバーに向かいます。

しかし、このホテルにはジャック一家以外の人間は誰もいないのです。

しかし、バーテンダーがやって来て、ジャックにお酒を出してしまいます。

そこで、ジャックは、三年前、自分がダニーを傷つけたことを告白します。

ジャックはダニーが、原稿を床にまき散らしたことを怒ったのです。

仕事の邪魔

ウェンディーは、ダニーのことが心配で、ホテルを出ようと言うのですが、ジャックはいつも俺の仕事を邪魔すると言って怒ります。

ジャックはすでに狂い始めています。



ウェンディーとの諍いのあと、さらにバーに向かったジャックが見たものは、人がいないはずなのに、なぜか古風な格好をした客でにぎわうバー。

そして、そこにあの一家を惨殺したグレーディーがギャルソンとして現れ…。

このときの、ジャックとグレーディーの会話がとても怖いです。

もっとダニーを「しつけ」しないとだめだというグレーディー。

自分は、二人の娘と妻を「しっかり、しつけた」と、グレーディーは言います。

その頃、一人、部屋でくつろいでいたハロランが何かを感知し、このホテルに向かおうとしていました。

ジャックは、徐々に狂い始めています。

このホテルに住む幽霊たちに魅入られているのです。

ウェンディーは、このホテルには自分たちだけじゃなく、誰かが別にいると感じています。

そして、ジャックの書いた小説を見つけ、読んでみるとそこには、延々と…

All work and no play makes Jack a dull boy.

と、タイプライターで打ち続けられた原稿が山のように積まれていました。

これは、ことわざの一つで、「勉強ばかりしている子はバカになる」という意味。転じて「仕事ばかりしている大人はダメになる」ということです。

本作「シャイニング」の中では”仕事ばかりで遊ばないジャックは今に気が狂う”と訳されています。

同じ言葉が、延々と並ぶ原稿は、本当に怖ろしいです…。

それは、他のホラー映画でもよく出てくる恐怖の形ですが、これは本作「シャイニング」のオマージュであるとも言われています。

逃げるウェンディーとダニー

ジャックは、このホテルを出たいと言うウェンディーに、仕事や契約の責任を考えたことがないのかと詰め寄ってきます。

ウェンディーは、元々、DVなどを起こしていたであろうジャックが、完全に狂ってしまったことを確信します。

そして、ジャックを食品倉庫に閉じ込めます。

ジャックは、ホテルが用意してくれた雪上車を破壊し、電話線も切断していました。

さらに、グレーディーの悪霊は、ジャックをそそのかしてきます。

このままでは、あなたの責任は果たせないと言われ、ジャックは必ず成し遂げてみせると誓います。

元々、ジャックはとても真面目で責任感の強いタイプなのでしょう。

悪霊は、そこに付け込んでくるのです。

ダニーの別人格トニーは、「REDRUM」と繰り返しつぶやき、それを白いドアに書きます。

この単語を鏡にうつして読むと…。

ここも、背筋がゾッとする演出です。

雪に閉ざされた密室で、父親が狂い、家族を追い詰める…。

さらに、以前起こった事件で殺害された人々の霊が狂った父親をけしかける。

助けに来てくれた『能力者』のハロランも、殺害され…。

ウェンディーとダニーは、斧を持って追い掛けて来るジャックから、雪の中を何とか逃げのびることが出来ます。

狂ったジャックは、そのまま凍死してしまいます。

そして、ラストシーンで映し出されるオーバールックホテルの舞踏会の写真には…。

最後に

映画「シャイニング」の感想でした。

やはり、何度見ても怖いホラー映画です。

ジャックが初めからどこか「あぶない父親」として描かれていますが、原作はそうではないそうです。

また、今観られる本作「シャイニング」はかなりカットされているようなので、ノーカット版を観てみたいです。

ノーカット版を観れば、さまざまな疑問が解決されるようです。

ただ、原作者のスティーブン・キングは、本作「シャイニング」をかなり批判しているようで、別で新たに映画を製作しています。

それほど違うのであれば、原作も、読んでみたいと思いました。

名作ホラー映画。ぜひ、おすすめです。

続編の「ドクター・スリープ」は、ダニーの40年後から物語がスタートします。



以下の記事で、続編の映画「ドクター・スリープ」の感想を書いています。

よろしければ、併せてご覧になってみてください。

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