映画「コーヒーが冷めないうちに」感想|父のことを思う

こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「コーヒーが冷めないうちに」の感想です。

主演は、有村架純。

もう二度と会えない人に会えるとしたら、あなたは誰に会いたいですか?

もし過去に戻ることが出来たら

時計

あなたは過去に戻ることが出来たら、いつに戻りたいですか?

人は生きている間に誰もが「あのとき、こうしていたら…」と後悔していることが、1つはあると思います。

この映画の舞台となっている喫茶「フニクリフニクラ」は、ある1つの席に座ると戻りたい過去に戻ることが出来ると言われています。

しかし、それにはいろいろなルールがあります。

過去に戻れても、一杯のコーヒーが冷めないうちに、そのコーヒーを飲み干さなければ「こちら」に戻って来れなくなります。

そして、過去に戻って何をしても、現在の状況は何一つ変わらないということ。

この映画では、恋愛、夫婦愛、姉妹愛、親子愛の4つの愛が描かれています。

私は3回泣いて、1つは笑顔に。

そして、最後はとてもあたたかな気持ちになりました。

その涙と微笑ましさの割合も、素晴らしい映画だと思います。

私が戻りたいあの日

夜空

過去に戻れるのなら、私は父が亡くなった日の朝に戻りたいです。

私は、既に両親とも亡くしています。

母が亡くなったときは家族みんなが側にいて最期を看取ることが出来ましたが、父の死に目には会えませんでした。

父はたった一人で逝きました。

父が危篤の知らせを受けたとき、私は勤務先にいました。

その日は、ビルのドアのセキュリティシステムのメンテナンスの日でした。

いつもならスマホを手元に置いて仕事をしているのですが、その日に限っては、全員のスマホを一箇所に集めて保管することになっていました。

お昼休み前に、スマホを返却されると何度も父が入院している病院からの着信が…。

ゆか
ゆか

こんな日に限って…。悔やんでも悔やみきれない後悔が、今もずっと心にのしかかっています。

父がその日になくなることは変えられなくても、たった一人で逝かせることは避けられたかもしれない…。



喫茶「フニクリフニクラ」は、そんな心残りを消してくれる場所。

最後に

映画「コーヒーが冷めないうちに」の感想でした。

おすすめの映画です。

公開は2018年です。

映画館で観たかったのですが、見逃してしまったのが悔やまれます。




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コーヒーが冷めないうちに

こちらは、原作本です。


コーヒーが冷めないうちに [ 川口俊和 ]