【親と子】親と子供にも相性があるって本当?|わが家の場合

Pregnant woman

私には子供がいません。(まず、結婚していませんw)

そのため、親と子の相性について考えるとき、それは子供の立場から考えることしかできません。

少し重いテーマになりがちですが、わが家の場合について書いてみます。

親は子供が可愛くて当たり前?

犬の親子

お腹を痛めて生んだ子供、夫婦二人の愛の結晶である子供…可愛くて「当たり前」なのでしょうか。

殆どの人がそう思うものなのだとすれば、さまざまな悲しい事件が起こることもないと思います。

そこまで極端な話ではなくても、何人か子供がいるとすべての子供に対して平等に愛情を注ぐことはできないような気がします。

それこそが、私にとっては「当たり前」のことです。

親にとっても、「自分の子供が可愛いのは当たり前」と決めつけられるのも、正直きびしい部分があるのではないかと想像しています。

私の母の考え方

母の手をにぎる赤ちゃん

私には一人兄がいます。

子供の頃から体が弱かったそうです。

特に何か持病があったわけではありませんし、子供の頃は入院をしたこともなかったと思います。

母はいつも兄を気にかけていましたし、兄も自分が一番に扱われることが普通のことだったようです。

母はいつも私に「あなたはいつかお嫁に行って、旦那様に大切にされて守られて生きて行くの。でも、お兄ちゃんは体も弱いし、大人になったら家族を守っていかなければいけない立場なのよ。だから子供のうちは、我慢させたりしたくないの」と言っていました。

そして、母も努力はしてくれたと思いますが、どうしても一つしかないものは、いつも兄のものでした。

 

これは、子供との相性というよりは、母個人の「子育ての考え方」なのかもしれません。

 

しかし…私の目から見て、兄は本当に体が弱かったのかどうか、疑問ですw

と、いうのも、兄は小・中・高校までずっとサッカー部で、大学のときもサークルですが、ずっとサッカーをしており、とても活発だったという記憶があります。

 

当たり前ですが、子供の頃の私は、自分自身の家のことしか知りませんので、「そういうものなのかな」と思って育ち、不満にも思っていませんでした。

それが成長するにつれて、友人たちとの会話の中で、疑問が生まれて来たのです。

私の友達は、家族が「両親と兄妹」の組み合わせが多いのですが、話しているとほぼ全員が「お兄ちゃんが我慢して自分が甘やかされていた」といいます。

うちは、他のお家とはちょっと違うのかもしれない…と気づきました。

親と子供にも相性がある

母に抱かれる赤ちゃん

私の友達のほとんどが1人~3人子供がいるお母さんです。

それで、みんなで集まったときに聞いてみたのです。

「みんな、平等にどの子も可愛いと思う?」と。

すると、ほとんどが、

「みんな同じように可愛いけど、いちばん下の子が甘えん坊だから可愛いかな」

「二人とも可愛いけど、長男は最初の子だから特別な思いがあるかも」

「二人とも大切だけど、やっぱり、男の子の方が優しいから娘より息子をひいきしちゃうかな」

と、言っていました。

その中で、一人っ子のお母さんである友達A子が「親子にだって相性があると思う。だから私は一人しか生まなかったの」と言うと、みんなちょっと考え込んでいました。

A子は、学生時代から、とても鋭い感覚の持ち主ではっきりものをいう人。

子供のいない私が言うのも口幅ったいのですが、A子の言うことがとても腑に落ちました。

相性と大切に思うことは別

私は、我慢させられることもありましたが、兄より習い事をたくさんさせてもらっていましたし、両親に大切にされてきたという実感があります。

特に父とは趣味が合うので、愛犬と遠出したり、お庭いじりのお手伝いをしたり、とても仲が良かったと思います。

 

やはり、私は親子の間でも、相性の良し悪しはあると思います。

しかし、それと親が子供を大切に思うことはまた別の話です。

 

お笑い芸人のキング・コングの梶原さんが「カジサック」として、YouTuberとして活動されているのをご存じでしょうか?

そして、梶原さんには5人の子供さんがいます。

奥様の「ヨメサック」もすごく素敵な方でよく動画を観ているのですが、一度、ヨメサックに「子供5人とも平等に可愛いと思いますか?」と聞いてみたいなと思いますw

最後に

親と子供の相性について考えてみました。

男女でも同性同士の友人でも、当然相性の良し悪しがあります。

それと同様に親子の間でも相性ってありそうだなと思います。

しかし、親と子は「家族」なので同じ目線で見ることも違うのかもしれませんが…。

もう、両親とも失ってしまった私には直接聞いてみることもできませんが、また、聞く勇気もありません。