映画「ある母の復讐」感想|娘を襲われた母の壮絶な復讐劇

こんにちは。

はるき ゆかです。

韓国映画「ある母の復讐」の感想です。

復讐は思わず目を背けてしまうほど壮絶なものですが、母の怒りはどれほど強いものだったのかと痛感させられます。

「ある母の復讐」 あらすじ

シングルマザーで、一人娘を育てている母。ある日、仕事の都合で娘のお迎えの時間に遅れてしまいます。娘は一人で帰ることにしたのですが、その帰り道に誘拐され、レイプされてしまいます。
世間体を気にする別居中の父親は頼りにならず、母は警察に犯人を捕まえてくれるよう頼むのですが…。

許せない犯罪者

母と娘

犯人は、まだ小学生の小さな女の子を誘拐して、レイプしてしまう人間のクズです。

しかし、どこの国でも、レイプ犯を捕まえることは容易なことではないようで、精神的にも大きなショックを受けている小さな少女から証言を得ることもかなり難しいことです。

この映画に出てくる犯人は、常習犯のようで、襲った子供たちの髪飾りをコレクションしているという変態っぷりに、背筋が寒くなります。

まず、自分の娘が大変な目にあっているのに知らん顔の父親がクズですし、借金まみれの事件の担当刑事もクズ、犯人はもちろんクズ中のクズです。

主人公の母親以外はものの見事に、ほぼ全員クズなのです。

小児性愛者の犯人は、とにかく用意周到で捕まることもなく、母親を挑発までするのです。

本当に気持ち悪さ、この上ない男です。

壮絶な母の復讐

被害者の母は、なかなか動いてくれない警察に業を煮やして、自ら犯人を見つけて復讐を遂げます。

もし、警察がもっとまともに動いてくれて逮捕されても(警察が動いてくれないことにはある理由があります)、それほど重い罪にはならないようで、泣き寝入りすることがほとんどだと言われているからです。

この復讐のシーンは壮絶すぎて…思わず途中で目をそらしてしまったほど。

しかし、母の心情的にはわからなくもないとも思いました。

それほど、少女の心と体に残した傷は大きすぎるものです。

大の大人にレイプされた小さな女の子は、もう一生子供をもうけることもできなくなり、排泄も器具を使ってしかできなくなってしまいます。

映画の表現方法が、少し特殊な手法なのも、興味深いものでした。

結果を見せてからその理由を説明するという、時間軸を前後させて、ストーリーが展開していきます。

母親役のチャン・ヨンナムさんの体当たりの演技が素晴らしいです。

そして、復讐を遂げたあとの颯爽とした姿も、美しさが際立ちました。

いい女優さんだなと思いました。

最後に

映画「ある母の復讐」の感想でした。

韓国映画はあまり観たことがなかったのですが、これからもっと観ていきたいと思いました。

性犯罪者が、それ相当の罰を受けさせることが出来る世界になりますように…。




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ある母の復讐(字幕版)