映画「何者」感想|自分は一体何者なのか…現代の就職活動の厳しさ

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こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「何者」の感想です。

原作は朝井リョウ著「何者」。

現代の若者の就職活動を、リアルに描いた作品です。

主演の佐藤健さんの静かな演技に引き込まれます。

映画「何者」 あらすじ

朝井リョウが直木賞を受賞し、大きな話題を呼んだ原作の映画化。ひとつの部屋に集まった男女5人。大学の演劇サークルに全力投球していた拓人。拓人がずっと前から片思いをしている瑞月。瑞月の元カレで、拓人とルームシェアをしている光太郎。拓人たちの部屋の上に住んでいる、瑞月の友達の理香。就活はしないと宣言する、理香と同棲する隆良。理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる5人。それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。「私、内定もらった…。」やがて「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬み、本音が露になっていく。人として誰が一番価値があるのか?そして自分はいったい「何者」なのか?(C)2016映画「何者」製作委員会

[引用元]Amazonプライムビデオ「何者」あらすじ

【監督】三浦大輔

【出演者】佐藤健 有村架純 二階堂ふみ 岡田将生 菅田将暉 山田孝之

現代の就活の厳しさ

人混み

現代の大学生の就活がこれほどまでに厳しいとは…。

ネットやSNSを駆使して、情報を集められることは便利そうな気はしましたが。

私が就活をした年は前年と比べるとやや厳しいと言われていたのですが、大学の就職部に相談し、その企業に応募すれば、よっぽどのことがない限り内定が取れました。

私自身は、幸運にも第一希望の企業から内定をいただいたので、企業説明会には何社か行きましたが、実際に受けたのはその一社だけでした。

そのため、就職活動で苦労した覚えがほぼありません。

これはそれほど特別なことではなく、ただ、そういう時代だったのです。

今の大学生は、本当に大変なのですね…。



よくリクルートスーツの学生さんを見ると、心の中で応援してはいましたが、ここまで苦労されているとは思ってもいませんでした。

映画の中で拓人(佐藤健)が受け取った通知に「第四次面接」というのを目にしたときは、思わず「えっ!」と声が出ました。

私のときは、筆記試験のあと初回の面接が通って、役員面接まで行けばもう採用は決定したようなものでした。

私が就活をしていた頃なら留学経験があり、英会話が堪能な理香(二階堂ふみ)や瑞月(有村架純)なら、引く手あまたで、大手企業にあっと言う間に採用されていたと思います。

ゆか
ゆか

社会に出る前にここまで苦労するとは…。今の就活生の過酷さは言葉になりません。

企業の人事の目は節穴ではない

SNS

私自身が就活をいていた頃も、どうしても内定を取れない人が全くいなかったわけではありません。

あまりにも自意識が高過ぎる人、表面上はわからなくても理香や隆良(岡田将生)のようにどことなくちょっと人を見下している人、あとは私の通っていた大学の特性でもあるかもしれませんが、第一希望の企業に採用されなければ(航空会社のCAなど)家事手伝いになればいいと思っている人…などは、なかなか就活がうまくいっていないようでした。

さすがに「企業の人事担当の目は節穴ではないな」というのが、正直な感想です。

ゆか
ゆか

私の友人で大手製薬会社の人事部にいる友達がいますが、本当に鋭い。私がすぐ人に利用されやすいことなども完璧に見抜いています。

映画の中でも、家庭の事情で安定した会社で働かなければならない瑞月や自分を飾らずに上手に自己表現が出来る光太郎(菅田将暉)が、すぐに内定を取れたことにとても納得できました。

あと、理系の院生のサワ先輩(山田孝之)は、やっぱり強いなといったところでしょうか。

しかし、意識高い系の隆良は、就活よりも起業した方がいいのではないかと思いましたが、どうでしょうか?

自分のやりたいこともわかっていそうですし、何となく企業の型にはまれなくて、内定が出て入社してもすぐに退職してしまいそうな気がします。

自分は一体「何者」なのか?

PCを使う人

拓人になかなか内定が出ないのは、共に演劇活動を行っていたギンジが、就職せず演劇の道に進むことに対するコンプレックスや迷いがあったからだと思います。

拓人は本当は何になりたいのでしょうか。

新しい劇団で活動するギンジに対して「サムイ」と言いながら、本心はどう思っているのでしょうか。

大学の授業中にまで、舞台の脚本を執筆していた拓人。

演劇への気持ちが吹っ切れなければ、彼は内定が取れないのではないかと思います。

ラストシーンの自己PRで、拓人は自分の本当の気持ちを話します。

その姿に、胸が熱くなりました。

そして、拓人は、自分が一体「何者」なのかをこのとき初めて知ることになるのです。

佐藤健という俳優

今回の佐藤健さんは、瑞月に片思いのままで、自分自身が傷つくことを怖れる、決してカッコいい役ではありません。

見た目も、特にカッコ悪くしているわけではないのに、普通にどこにでもいるような就活生に見えてしまうから不思議です。

佐藤健さんの演技力の高さは周知の事実ですが、本当に役の幅の広い役者さんだと思います。

今回は、静かな役柄で感情を高ぶらせるようなシーンもありませんし、実は屈折したもう一つの顔を持つという役を演じ、就活に悩む、今どきの大学生をうまく体現されていると思います。

私は、佐藤健さんの出演作品はたくさん観ていますが、どんな役でもいつも引き込まれてしまいます。

佐藤健さんは、今や日本を代表する実力派俳優の一人です。

最後に

映画「何者」の感想でした。

現代の就活生の大変さを改めて教えられました。

就活生の方にはもちろん、人生に悩む全ての人におすすめの一本です。




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