こんにちは。
はるき ゆかです。
当然ですが、私たちの周りにはいろんな人がいます。
あなたの側には、あまりにも怠け者であきれるような人はいませんか。
最近、ある二つの恐るべき怠け者の話を聞いたので、個人特定されないように少し変化を持たせて書いてみます。
Contents
定年退職した60歳の男性Aさんの怠惰が過ぎる話
Aさんは、大手電機メーカーの会社員でした。
高校を出て42年間、ひとつの会社で真面目に働いてきた人です。
奥様は看護師さんで、大きな病院の看護師長。
「少しはのんびり」があだとなって
Aさんは希望すれば、働いていた会社で65歳まで働くことが出来たそうなのですが、とにかく60歳からは家でのんびりしたいと前々から言われていたようです。
今の時代、嘱託でも65歳まで働けるのは普通なら喜ぶべきことです。
しかし、奥様が10歳年下で看護師さんなので自分の収入がなくても生活に困ることがないようなので、そこは他人が口出しすることではないでしょう。
しかし、Aさんは定年退職した翌日から、本当に「何もしなくなった」のです。
たまに夜勤もある奥様のために、家事をやるということもなく…。
今までも家事をやったことがないそうなので、ある程度仕方がないのかもしれませんが。
会社員時代のAさんの趣味は、釣りやガーデニング、キャンプなど、アウトドア派でした。
しかし、それらも一切しなくなり、奥様がいないときの食事は全て出前。
することと言えば、ソファに寝転んでTVのザッピングと昼寝。
初めは、奥様も、42年間仕事一途でやって来たのだから一週間くらいは、のんびりさせてあげようと思っていたそうです。
自分でおむつを買ってきた
しかし、Aさんは、一週間どころか半月くらいたった頃には昼夜逆転してしまい、お昼2時頃に起きて、朝方寝るという生活になってしまいました。
そんな生活をし始めて一か月がたったある日、Aさんは自分でリハビリパンツと大人用おむつを薬局で購入してきました。
まだ60歳で、認知症でもなく体が不自由なわけでもありません。
奥様が、「どうしてそんなものを?」と聞くと、トイレに行くのも面倒だから今日からおむつをすると言ったそうです。
看護師でもある奥様は、そこで初めてAさんに怒ったそうです。
そんな年齢からどこも悪くもないのに、おむつをするなんてやめてちょうだい!と。
普通、認知症の高齢者でも、トイレだけは出来るだけ自分でしようとするものですが、ここまで来るとあきれてしまいます。
しかし、Aさんは言うことを聞かず、おむつをして一日寝転んですごしていたそうです。
体重も2年後には10㎏増え、65歳になる頃には本当に一人で歩くのが困難になり、そのまま認知症になってしまったそうです。
認知症にならないように努力する高齢者の方がほとんどだと思いますが、Aさんは自分から認知症になりにいったようなものです。
そして、ぼんやりとした目で「お前、看護師なんだから、俺の世話してくれるよな」と言ったそうです…。
なんだか、ちょっとしたホラー映画より怖い…。
資産家のお嬢さんの怠惰が過ぎる話
大地主である資産家の一人娘のお嬢さんのB子さん。
何もしなくても、地代や家賃が月に何百万円も入って来るというのが当たり前の生活です。
ご主人も働かない
B子さんは、短大を卒業したあと(高校も短大も、お父様のコネで入ったという噂も)すぐにお見合いをして結婚しました。
結婚の条件は、資産の管理と「B子さんの相手」をしてくれる人。
お見合いした人も、資産の管理と言ってもそれぞれ実務をしてくれる人は雇っていたので、主な仕事はB子さんのお相手が仕事です。
人それぞれとはいえ、B子さんのお世話?が一生の仕事っていうのもなかなか厳しいと思うのですが。
働かなくてもお金が入って来るのだから、人生楽勝って感じでしょうか。
子宮筋腫で入院
B子さんとご主人は、一般庶民のいくスーパーで買い物することはなく、関西では有名なグレードの高いスーパー「Iスーパー」でしか買い物をしません。
もしくはデパートの地下食料品売り場(らしい)。
ごくたまに私も「Iスーパー」に行きますが、そのときお見掛けしますが、いつもご主人はB子さんに命令口調で怒られています。
そんなB子さんが、子宮筋腫で入院することになりました。
入院は数週間だけでしたが、ご主人は毎日通ってB子さんのお世話をしていたそうです。
しかし、B子さんは退院してもずっと車椅子に乗ったままでした。
車椅子を押してもらった方が、歩くより楽ですからね…。
ご主人は、毎日車椅子を押して買い物や散歩に付き合っています。
しかし、電車に乗って出かけるときは、駅員さんの手を借りなければ電車に乗れません。
たまたまそれを見ていた知り合いがいたのですが、駅員さんに「歩ける方は歩いてくださいっ!」と言われていたとか。
障害者の方はもちろん、一時的に怪我をして車椅子を使っている人も、駅員さんが電車に乗るときはあのよく見る携帯式のスロープのような板を持ってきてくれます。
しかし、怒られていたということは、B子さんは、自分が障害者でもなく怪我をしているわけではないことは、正直に駅員さんに話していたということでしょうか…。
そこは、正直に言うのかw
おそらく、B子さんは常に自分が中心で、何でも人にやってもらうのが当たり前の生活をしていたので、駅員さんなど他人の手を煩わせることも、彼女にとって当たり前になっていたのかもしれません。
異様な怠け者・怠惰が過ぎる大人たち 最後に
怠惰が過ぎる人の話について書いてみました。
少し極端すぎる例ですがw
Aさんは、42年間働き続け、定年退職で張りつめていた糸がプツンとキレたことと、奥様が看護師さんなので、もし歩けなくなってしまっても介護してもらえると思っていたことが原因でこうなってしまったようです。
Aさんは、多趣味だったので、定年退職したら、趣味を充実させればよかったのにと残念です。
本来は怠け者ではなかったはずですから…。
B子さんの場合は、周りにスポイルされた代表例のようなもの。
ご両親もわがままな一人娘を間違ったやり方で可愛がり過ぎたようです。
または、ある意味、心の病を抱えていたのかもしれません…。
頼る人がいない私のような環境の人間は、とにかく人に迷惑かけないようにしなければと常に思っています。
もし、そうでなくても、常に人に迷惑をかけないことを心がけるのは当たり前のこと。
さらに、高齢になっても人生を楽しもうという気持ちを持ち続けることが大切です。
いくつになっても、人生の目標や夢を持って生き生きとしていたいものです。
人間、怠惰になればどこまでも怠惰になってしまうというのは、本当に怖いことです。