こんにちは。
はるき ゆかです。
街中を歩いていて、小さな子供が一人で泣いていたら、あなたはどうしますか?
最近は、そのまま知らん顔をして通り過ぎる大人が多いとか。
その理由とは?
虐待と間違えられる
子供を見つけたときにすでに泣いていたとしても、最近は怖くて声が掛けられない人が多いそうです。
迷子なだけではなく、どこか怪我をしていたり具合が悪い場合もありますので、せめて警察に連れて行ってあげるくらいは、大人としてやってあげたいものですが…。
警察に連れていくのか煩わしい
迷子を警察に連れて行くと、最近はいろいろ聞かれるという情報があります。
虐待したのではないか、誘拐してきたのではないか…などでしょうか。
しかし、わざわざ誘拐しておいて警察につれていくというのも…普通はないと思うのですが、親切心が仇となることも多いとは、悲しい世の中ですね。
誘拐に間違えられるのが怖い
親切心で声を掛けたら、誘拐と間違えられそうで怖いという意見もあります。
さらに泣いている子供が、声を掛けてきた知らない人に怯えて、さらに激しく泣き出すことも。
「絶対知らない人について行ってはだめ」と親にきつく言われている子もいるでしょう。
そういうわけで、周囲の人に、誘拐?と間違えられるのが怖いということもあるようです。
親に変な目で見られたことがある
これは、私自身の経験ですが、私の家の近所で一人で泣いている男の子がいました。
小学一年生か、幼稚園の年長さんくらい。
「どうしたの?お母さんは?」と聞いても、ただわんわん泣くばかり…。
私の住む地域には子供が少なく、近所にこのくらいの小さい子供は住んでいません。
しばらくすると、鬼の形相のお母さんが走ってやって来ました。
近くに最近できた新しい大きなマンションがあって、そこに住んでいる子だったようです。
私は、もちろん親切心で話しかけたのですが、そのお母さんはお礼どころか物凄い形相で、「知らない『変な』おばさんに話しかけられても知らん顔してなさいって言ったでしょ!」と、男の子を怒鳴りつけていました。
『変な』おばさん…って、本人を目の前にしてw
こんなことがあると、声を掛けることに躊躇してしまうのは、とてもよくわかります。
しかし、本物の『変な』人に声を掛けられ、ついて行ってしまい、危険な目に遭う子供も実際にいます。
そのため、やはり声がけは必要なことだと思います。
それにしても、何だか寂しい世の中になったものです。
ネットで拡散されるのが怖い
泣いている子供に声をかけているところを動画に撮られて、いかにも怪しい人のように編集されて、それがさらにネットで拡散されることがあるようです。
そんな災難を被るなら、声を掛けたくないと思う人もいるようです。
どうして、こんなことになってしまうのでしょうか。
やった人は正義と信じてやったことなのかも知れませんが、事実かどうかわからないことに関わるのはどちらにとっても危険です。
ネット社会の弊害
上記に挙げた理由の中でも、『ネットで拡散されるのが怖い』というのは、現在のネット社会の大きな弊害ですね。
何故か、おもしろおかしくネットに動画を拡散する人が多いのは周知の通り。
デジタルタトゥー
以前、あおり運転で逮捕された男女二人の動画がSNSで拡散され、さらに犯人探しが行われ、女性の方を全くの別人をネットに晒してしまったという事件がありました。
一旦、動画が出回ってしまうと、永遠に消えないと言われています。
その女性は、別人であることをTVのニュースなどでも扱われていたので、間違いは正されたようですが、大きくメディアで取り上げられずに濡れ衣を着せられたまま人々の記憶に刻まれてしまった人も多いと思います。
いわゆる、デジタルタトゥー。
特に、ここに小さな子供が関わってくると…。
しかし、触らぬ神に祟りなしということになってしまうのは、悲しいです。
子供の安全を第一に
最も大切なことは、一人で泣いている子供の不安を出来るだけ早く取り除いてあげること。
ネットに晒されることは、私自身もすごく怖いですが、やはり一人で泣いている子供を無視することはできません。
急いでいるときや自分自身が体調が悪いときなどもありますが、子供の安全を第一に考えられるようになりたいものです。
そして、事実と異なることをネットに拡散した人に対する罰則をより厳しいものとすることが、今、やるべきことだと感じます。
一人で泣いている子供を無視する世界など、あってはならないはずです。
一人で泣いている子供を 最後に
少子化が進む中、子供は日本の宝物です。
親だけで育てるのではなく、地域で協力して子供を育てていきたいものです。
日本は安全な国だったはずなのに、今の現状を考えると本当に残念ですが、ぜひ大人として子供を守る気持ちを持ち続けたい。
そして、難しいことかも知れませんが、親御さんも、本当に危険な人と善良な人を見極める目を養っていただきたいです。
それが、最終的には子供を危険から守る最良の方法だと信じて。