映画「アップグレード」感想|真のアップグレードとは?

こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「アップグレード」の感想です。

近未来SFです。

今から10年前のことを考えたら、近い未来に、この映画のような日常になることも不可能ではないのかもしれません。

「アップグレード」 あらすじ

近未来。グレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は妻のアシャ(メラニー・バレイヨ)と仲睦まじい日々を送っていた。しかしある日、謎の組織に襲われ、最愛の妻を失い、自身も全身麻痺の重症を負ってしまう。失意の中、巨大企業の科学者がある提案をされる。彼の目的は、実験段階にある「STEM」と呼ばれる最新のAIチップを人体に埋めることだった。手術の結果、グレイは再び体を動かすことができるようになる。そればかりか、「STEM」に身をゆだねると人間離れした動きができるようになり、人間を超越した身体能力を手に入れてしまう。さらに、「STEM」は頭の中の相棒としてグレイと対話するようになる。身体能力を〈アップグレード〉されたグレイは手に入れたこの力を駆使して「STEM」と共に妻を殺害した組織に復讐を誓うのだが_。

[引用元]Amazonプライムビデオ「アップグレード」あらすじ

自動運転はもうすぐ実用化される?

車

ビジネス系YouTuberの方々には、車はもうすぐ自動運転化されるという方が多いようです。

本作でも、車が好きな人は自分で運転をして、それ以外は自動化運転を選んでいるという世界です。

しかし、本作では、自動運転の車はエラーが出ることもあって、AIはただそれを知らせるだけですし、他人に遠隔操作されることもあるようで、あまり安全とは言えないようです。

そのため、それほど近い未来に安全な自動運転が実現するとは思えませんでした。

人の命に関わることなので、見切り発車してしまってはいけないことです。

しかし、どうしても、趣味として車を運転することが好きな人は、未来にも存在すると思いますが、本当に安全に自動化されるのであれば、ペーパードライバーの私でも大丈夫そうだな…と希望を持てました。

ただ、本作では、主人公のグレイの妻・アシャが自動運転の車に乗っているのですが、突然、暴走して事件が起こるのです。

悪用されると…

AIが実用化されると、いろんな場面での活用が期待できるとは思います。

しかし、本作に限らず、いろいろな映画でAI自身が自分の意思を持ち、暴走しはじめることも描かれています。

そして、開発者でさえ、それを止めることが出来ない

これは怖いですよね。

そして、未来にも今以上に優秀なハッカーがいて、AIを制御することもできるでしょうが、逆に悪用されることもあります。

本作では、未来の世界の様子がとてもうまく表現されています。

AIをうまく使って快適な生活をしている人、悪用する人、どうしてもAIになじめない人…。

おそらく、進化が早いAIに、高齢になればなるほどついていけなくなりそうです。

高齢者になっても、AIの進化についていけるように、頭を柔らかくしておく必要がありそうですね。

AI「STEM」の力

本作では、主人公のグレイが何かの組織に襲われ、車椅子生活となり、首から下が動かない状態になってしまいます。

そんなときに、AI開発の大企業の若き社長に、試作品であるAI「STEM」を体に埋め込むことで、失った身体の自由を取り戻すことが出来ると提案されます。

しかし、秘密裏に行われている「実験」のようなものなので、他言無用です。

なぜ、妻のアシャが狙われなければならなかったのか。

グレイは、どうしてもそれを解明したいのです。

グレイは、「STEM」を埋め込むことで、超人的な身体能力を手に入れます。

妻を殺害した相手を探すためにその力を使うのですが、もともとグレイは、暴力とは無縁の生活をしてきたので、敵だとわかっていても、相手を傷つけることに初めのうちは抵抗感があるようです。

一般市民なら、当然のことですよね。

そして、「STEM」を埋め込まれたグレイは、頭の中で「STEM」と会話ができるのです。

こんなときはどうしたらいいか?と相談しながら行動するのですが、少しづつ「STEM」が過激になって…。

そして、会話ができることは、開発者でさえ知らないことだったのです。

本作を見ていると、病気や事故で身体の自由を奪われた人に「STEM」を埋め込むことで、身体を動かすことができるようになるなら、AIはやはり素晴らしいものだと思います。

安全に良い方向に活用されれば、希望を持つことができる人も増えると思います。

アクションシーンやコメディ要素も

素晴らしい身体能力を手に入れたグレイのアクションシーンが、すごくカッコいいです。

動きが、なんとなくグレイの意思とは別のところで働いているように感じるのは、CGなのでしょうか。

俳優さんの演技なら、これもまた素晴らしいです。

頭の中で「STEM」と会話するときに、グレイが言うジョークを「STEM」が理解できず会話が噛み合わないのは、少しユーモラスです。

しかし、「STEM」がグレイに出す『アドバイス』は、的確なようですが、やはり血が通わないアドバイスだと感じます。

身を守るためのアドバイスではありますが、「手加減」がないのです。

それも、まだ「STEM」は、試作段階だからということだからでしょうか。

それとも…?

真のアップグレード

映画のタイトル「アップグレード」は、身体が不自由になったグレイが、手足を動かせるようになることでもあり、また別の意味もあります。

真のアップグレードとは、何なのか。

それはグレイにとって幸せなことなのか。(「STEM」はグレイは幸せの中にいるといいますが…)

「STEM」のような優秀なAIが自分の意思を持つことができるとすれば、使い方を間違えると飛んでもないことになってしまうという、「警告」として観ることもできる作品です。

最後に

映画「アップグレード」の感想でした。

近未来SFですが、本当にこの10年くらいの間に、本作ほどではなくても、いろんなものにAIが導入されていくのだろうな…と実感する作品です。

アップグレードの本当の意味を、ぜひ映画をご覧になって確認してみてください。

あまり難しい科学的なことは出てこないので、SFファン以外の方にも、おすすめの一本です!


Prime Video


アップグレード (字幕版)