こんにちは。
はるき ゆかです。
映画「リピーテッド」の感想です。
朝目覚めると、前日までの記憶がなくなってしまうという記憶障害の女性が主人公です。
誰が本当のことを言っているのか、嘘をついているのか…ずっとドキドキしっぱなしのミステリー映画です。
「リピーテッド」 あらすじ
クリスティーン(ニコール・キッドマン)は、ある事故のせいで、毎日、朝目覚める度に、前日までの記憶が失われ、二十歳過ぎからの記憶しか残っていないという特殊な記憶障害を抱えている。夫のベン(コリン・ファース)は、自分と結婚していることや夫である自分のことも忘れてしまう彼女に対して、献身的な愛情で支えていた。ある日、ベンの留守中にあなたの担当医だと名乗る男から電話がかかってきた。クローゼットの奥にしまってあるカメラに、前日のことが記憶してあるので見てほしいと言われ…。
【監督】ローワン・ジョフィ
【出演者】ニコール・キッドマン コリン・ファース マーク・ストロング
目覚めると前日までの記憶がない
主人公のクリスティーン(ニコール・キッドマン)は、特殊な記憶障害を抱えています。
朝目覚めると、二十歳過ぎまでの記憶は残っているのですが、若い頃から前日までの記憶がなくなっているのです。
夫のベン(コリン・ファース)は、毎朝自分が夫であること、君は特殊な障害があることなどを伝えてくれます。
実際、家族がこういった障害を負ってしまうと、大変だろうなと思います。
毎朝、同じことの繰り返し…まさにrepeatの毎日です。
もちろん、一番苦しいのはこの障害を持った本人です。
朝起きたら、隣に寝ている人が一体誰なのかがわからないのですから。
映画の冒頭、朝目覚めたクリスティーンの戸惑いと恐怖の入り混じった表情で、すでに緊張感でいっぱいになります。
クローゼットに行くと、たくさんの写真が貼ってあり、朝、隣に眠っていた男性の写真に「BEN YOUR HUSBAND」と書かれた紙が貼ってあり、自分の左手の薬指を確認するのです。
誰が本当のことをいっているのか
ベンが仕事に出かけた後、クリスティーンの主治医だという男性・ナッシュ(マーク・ストロング)から電話がかかってきます。
クローゼットの靴の箱の中に、カメラが入っているのでそれを見るように言われます。
すると、前日の自分がカメラに向かって自分自身のことを話している動画が映し出されます。
そして、ナッシュ医師に治療を受けていることはベンには知らせていないようでした。
ナッシュ医師は、心因性健忘症の研究論文を執筆中で、無料でクリスティーンの治療を行っているのだと言います。
ナッシュ医師は、はじめは、夫のベンにも治療のことを話したのですが、ベンに断られていたので、ベンには内密に治療を行っているというのですが…。
さらに、記憶障害になった原因を、ベンからは「事故に遭った」と言われていますが、ナッシュ医師によると「襲われた」のだということで、二人の言うことには違いがあります。
ナッシュ医師からは、カルテやそのときの新聞記事も見せられます。
なぜ、夫のベンはクリスティーンの治療を断ったのか?
そして、このナッシュ医師は、本当に自分の主治医なのか…。
みんなが、何となく怪しい…。
少しづつ思い出し始めるクリスティーン
毎日、ナッシュ医師から朝電話を受け、カメラの録画を確認するクリスティーン。
翌日は、クリスティーンが襲われて放置されていた場所に、ナッシュ医師と共に訪れます。
ナッシュ医師は、信頼関係を築くためだと言います。
クリスティーンは、襲われて発見されたとき、自宅と同じ街にあるホテルのシーツにくるまれていました。
なぜ、自宅近くのホテルに行く必要があったのか…。
自分には夫がいるのに、なぜ?
クリスティーンは、目覚めると前日までのことは忘れているのですが、その一日の中では襲われたときの恐怖を断片的に思い出します。
ナッシュ医師の治療中で、意味のない写真の中にクリスティーンと関係のある人の写真を紛れ込ませて見せるという治療を受けたときに、自分に友人がいたことを思い出します。
クレアという名前の赤毛の女性。
家に帰って、ベンに聞くと…クレアとは疎遠になったと言われ、はぐらかされます。
問い詰めるクリスティーンに、ベンは次第に怒り出します。
そして、クリスティーンのお腹には、妊娠線があって…。
最後に
映画「リピーテッド」の感想でした。
映画を観ている間は、いろんな人が怪しく思えます。
結末は、ハッピーエンドのようで…正直、ちょっと何とも言えない気持ちになります。
俳優さんたちの演技が素晴らしいので、1時間40分弱の映画ですが、見応えがあります。
ぜひ、ご覧になってみてください。