こんにちは。
はるき ゆかです。
映画「帝一の國」の感想です。
とにかく、すごく面白いです。
高校の生徒会長になれば、そのまま日本の総理大臣になれるという凄まじく壮大な物語です。
ラストシーンのオチも秀逸。
映画「帝一の國」の感想 はじめに
あらすじ
赤場帝一(菅田将暉)は、子供の頃からピアノが大好きだった。いろんな賞も受賞している。そして、今は海帝高校の生徒会長になって、総理大臣になるのが夢だ。海帝高校は日本でもトップの進学校で、生徒会長は東都大学(日本で最も難関とされる国立大学)に推薦入学ができる。海帝で生徒会長になることが将来の内閣入りが確約されると言われる。帝一はなぜそれほどまでに「自分の國」が作りたかったのか…。
登場人物
赤場帝一/菅田将暉
来年の生徒会長を狙っている本作の主人公。成績トップで入学し、1年1組のルーム長。ピアノが得意。
榊原公明/志尊淳
赤場帝一の側近。1年1組の副ルーム長。情報通で、盗聴器などを自作し、帝一をサポートする。
氷室ローランド/間宮祥太朗
本名はローランド・氷室・レッドフォード。父親は、アメリカの自動車メーカー「ハリケーン・モーターズ(HM社)」日本支社長。勝つためには手段を選ばない。喧嘩が強い。
大鷹弾/竹内涼真
絵に書いたような好青年。家が貧しく母子家庭。海帝高校なら奨学金が出るからと言う理由で入学した。外部入学はかなりの難関。生徒会長選挙などには一切興味がない。
森園億人/千葉雄大
穏やかな性格ではあるが、かなり負けず嫌い。しかし、彼の誠実な人柄に自然と人が集まってくる。将棋がとにかく強い。
東郷菊馬/野村周平
かなり卑劣な性格。子供の頃から帝一をいじめている。父親同士が海帝高校の生徒会長選挙で争い、菊馬の父親に帝一の父・譲介が負けた。菊馬の父は大臣。
白鳥美美子/永野芽郁
帝一の彼女。「花園高校」というお嬢様学校に通っている。海帝高校は男女交際禁止のため、連絡は糸電話で行っている。
駒光彦/鈴木勝大
氷室ローランドの側近。氷室の暴走を止めるため、生徒会長選挙の際、氷室に票を入れなかった。しかし、氷室への友情は壊れてはいない。氷室が屋上から飛び降り自殺を図ったときも、無事だったことを知って涙した。
佐々木洋介/岡山天音
1年6組のルーム長になる予定だったが、担任の独断で大鷹弾がルーム長になった。しかし、大鷹との関係は良好。
堂山圭吾/木村了
現・生徒会長。
赤場譲介/吉田鋼太郎
赤場帝一の父親。通産省の官僚である。
映画「帝一の國」の感想
本作は、イケメンがたくさん出演されていることで話題になりましたが、役者陣がただイケメンなだけでなく演技面でも素晴らしくて、見応えのある作品になっています。
変幻自在な菅田将暉の表情
本作の主演・赤場帝一役の菅田将暉さん。
表情がくるくると変わって、そこまで必死になるかと思うことにすごくテンションが高い帝一が、面白かったです。
ちょっと切なくなるようなシーンもありましたが、笑いどころが満載でした。
私服が何となく昭和っぽくて、かっこいいんだかかっこ悪いんだかわかりませんでした。
美美子とのデートのときの花柄の刺繍のスーツもすごかったw。
しかし、菅田くんが着ると、もしかしたらおしゃれなのかもと思ってしまう不思議。
美美子と付き合っていながら、帝一が公明の方が大切そうなのも笑うんですけど。
さらに、女子高生とのデートで「個室ですっぽん」て…。
さすがに、将来、総理大臣目指してるだけあるなぁと思わせるお店のセレクト。
本作は、漫画が原作のようですが、すっぽんやさんのシーンあるんでしょうか。
ちょっと読んでみたくなりました。
大鷹弾がかっこよすぎ
最初から最後まで、大鷹弾がカッコよすぎ!
最初の登場シーンもかっこいいし、最後の「ああ…操り人形」っていうところも、きっと弾には意味がわかっていたっぽいですね。
そうなると、みんなのことを操り人形だと思っている帝一より、やっぱりかっこいい。
家が貧しくて、弟や妹の面倒を見ていて、それでも学校で一二を争う秀才で、たぶんスポーツもできそう。
氷室ローランドからの申し出も、心がゆらぎながらも断るとか、だいたいの女子はみんな惚れてまうやろと叫びたくなりますね。
竹内涼真さん、本当にかっこいいし。
駒光彦の男らしさ
何となく大鷹弾のかっこよさに隠れていますが、駒くんもかっこ良かったです。
意志の強うそうな眼差しや、みんなが怖がってる氷室に対する態度も一人だけ対等で、男らしい。
そして、氷室の暴走を止めようとしながら止められなかったために、最後は氷室ではなく森園に投票したのも、本当の友情を感じていたからなんだろうなと思いました。
鈴木勝大さん、童顔だからか、他の俳優さんたちより高校生に近かったですね。
他の作品も見てみたくなりました。
菊馬も氷室も苦しかったはず
本郷菊馬は、とにかく卑劣な奴という扱いでしたが、本当は苦しんでいたんだろうな…。
帝一の父と自分の父が、ライバル同士だったことから、絶対負けることができないって辛かったと思います。
よくそこまで卑劣なことが考えられるなぁと思うくらい卑劣でしたが、そうさせる父との葛藤を想像するとちょっとかわいそうになってきたりもしました。
まあ、憎たらしいけど。
氷室も、現生徒会長の堂山に尽くしてきたのに、最後はすっぱり切られてしまうのは胸が痛くなりました。
実際には、菊馬が考えたやり口で自滅してしまいましたが(やっぱり菊馬が悪いのか)どう考えてもやってはいけないことをやってしまいましたからね。
最終的には死を選んでしまいますが、本当に命がけで選挙戦を戦ってきたんですね。
結局は、公明のおかげで命を落とさずに済みましたが。
公明、帝一のためだったとは言え、有能すぎる。
私は、氷室役の間宮祥太朗さん推しなので、金髪の間宮くんが見れて、濃いめのお顔立ちがハーフ役ぴったりだなと感心しました。
何となく、間宮くん、あまり幸せになれない役が多いので、今回は改心したし死ななくてよかったです。
映画「帝一の國」の感想 最後に
映画「帝一の國」の感想でした。
本当におもしろい映画です。
生徒会長選ではありえないかもしれませんが、これが現実の総裁選なのかもと思ったり。
笑い満載で、ぜひ、おすすすめの作品です!
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