ドラマ「漂着者」第7話 ネタバレ感想と考察 主演・斎藤工|ローゼンは選ばれし者を待ち続ける者の一族

こんにちは。

はるき ゆかです。



ドラマ「漂着者」第6話の感想です。

今回は、橋太の正体が明かされ、ヘミングウェイが預言だけではなく未来を変える力も持っていることがわかりました。

そして、ローゼン岸本の一族が聖徳太子の命を受けてある孤島に送られた「預言者」を待つ一族だったことも判明。

しかし、謎は深まるばかりです。

ドラマ「漂着者」第7話 感想 はじめに

登場人物

ヘミングウェイ/斉藤工
ある海岸に全裸で漂着した謎の男。女子高生三人組に発見され、SNSに「#イケメン全裸漂着者」として発信される。発見後初めに発した言葉がアメリカの文豪ヘミングウェイの言葉だったため、仮にヘミングウェイと名付けられる。記憶障害に陥り、保護される前の記憶を一切失っている。不思議な力を持つ。

新谷詠美/白石麻衣

新潟北陸新聞の美貌の記者。刑事たちとも対等に渡り合い、警察の闇も暴いてきた敏腕。5人の女児の連続殺人事件を追ううちにヘミングウェイと出会う。当初はスクープ狙いだったが、次第にヘミングウェイの不思議な力にひきつけられていく。

ローゼン岸本/野間口徹

NPO法人『しあわせの鐘の家』を主宰している。生活困窮者などの救済を行っている。

橋太/橋本じゅん

新潟北陸新聞社会部のキャップ。ヘミングウェイの取材をあまりにも熱心に行う詠美を心配している。

ラぺ/太田奈緒

ヘミングウェイを発見した女子高生。ペリ、リモと共にその後もヘミングウェイについてSNS発信をしていく。

ペリ/隅田杏花

ヘミングウェイを発見した女子高生の一人。ときどきいない。

リモ/吉田志織

ヘミングウェイを発見した女子高生の一人。

柴田俊哉/生瀬勝久

新潟県警刑事部捜査一課の刑事。ヘミングウェイが連続女児殺害事件に関与していると疑う。

野間健太/戸塚純貴

新潟県警刑事部捜査一課の若手刑事。「~っす」が口癖のイマドキの青年。

国原栄一/船越英一郎

新潟医療大学病院の精神科医師。ヘミングウェイの担当。思い出したことを何でも書いてくれとヘミングウェイにスケッチブックを渡す。そこから、ヘミングウェイの不思議な力が発見され…。

深見龍之介/リリー・フランキー

雲行寺の住職。穏やかな人柄。

佐々木文雄/岩谷健司

新潟県警刑事部捜査一課長。柴田・野間の上司。

古市琴音/シシド・カフカ
ヘミングウェイの婚約者だと名乗る謎の美女。

あらすじ

 ヘミングウェイ(斎藤工)と対談していた総理大臣が落下してきたシャンデリアの下敷きになって死亡。ヘミングウェイが死を予言する言葉を叫んだ後に、シャンデリアが落下するという決定的な瞬間の動画が拡散され、世間が騒然となる中、外務大臣の藤沼恵美子(峯村リエ)が総理大臣臨時代理に任命される。

 新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、上司の橋太(橋本じゅん)に、ヘミングウェイが最初に絵を描いて予言した総理大臣の死は、シャンデリアの落下によるものではなく、“橋らしき人物による殺人”だったと告げる。「ヘミングウェイが未来を変えたってことか?」と笑い飛ばす橋だが、翌日退職届を提出。唐突な決断にがく然とする詠美に、橋は、かつて彼女の父親が収賄事件に巻き込まれた際、「墓場まで持って行く」と言っていた秘密を、どうしても知りたいと思って取材を続けた結果、おぞましい真実、そして憎むべき黒幕を知ってしまったと語り始めるのだが…!?

 一方、崖から大勢の人々に見送られて海に飛び込んだという記憶がよみがえったヘミングウェイは、自分が何者なのかを考え続けてきたものの、それだけではすべての記憶は戻らないと気づく。そして、自分の過去を知るというNPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)に、「あなたは何者なんですか?」と静かに問い掛ける。すると、それを聞いたローゼンは…?
 また、刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイを一連の事件の容疑者だと疑いながらも、その能力が本物ならば12年前に行方不明になった娘に会わせてほしいと、涙ながらに訴える。

 そんな中、再び女児誘拐事件が発生! なんとその被害者は、新潟県警の捜査一課長・佐々木文雄(岩谷健司)の娘だった――。

[引用元]テレビ朝日「漂着者」公式サイトSTORY

ドラマ「漂着者」第7話 感想 

公園

橋キャップの本心

総理大臣の宮部がシャンデリアの落下によって、亡くなりました。

ヘミングウェイ(斎藤工)は、このことを詠美(白石麻衣)の手帳に絵を描いて予言していました。

しかし、その前に描いた絵があって、それは橋キャップ(橋本じゅん)が総理の首に鉛筆を突き立てて命を奪っている絵でした。

ヘミングウェイはこれが現実に起こってしまったら、詠美が不幸になってしまうと思い、別の絵を描いたのです。

ゆか
ゆか

詠美は目の前で総理が亡くなったのを見たのも衝撃だったと思いますが、ヘミングウェイの描いた絵のように橋キャップが殺人を犯していたかもしれないと知り、かなりのショックだったはず。

そのことを橋に話すと、橋は一瞬顔をこわばらせますがすぐに笑い飛ばしてしまいます。

詠美には「俺を信じるか、ヘミングウェイを信じるか。難しい問題だ」と言い、それでも詠美にそのときは本心を話してくれることはありませんでした。



この初めに描いた絵を見た橋は、きっとヘミングウェイが預言者であることを認めざるを得なかったのです。

翌日、橋は突然辞職願を提出し、新潟北陸新聞社を辞めてしまいます。

そして、橋は詠美の父親の収賄罪の本当の黒幕は宮部総理だったことを詠美に明かします。

橋は官邸での取材に持って行っていた鉛筆を詠美に渡し、去っていきます。

宮部が亡くなったことで、橋自身はもう自分の役割は終わったと思ったのでしょうか。

そして、橋の残していった鉛筆を不審に思った詠美は、鉛筆の芯が金属に変えられていたことに気づきます。

やはり、ヘミングウェイの絵のおかげで橋は殺人者にならずに済んだということです。




そして、ヘミングウェイには、預言だけでなく未来を変える能力が備わっていることもわかりました。

ローゼン岸本の正体とは?

「しあわせの鐘の家」では、ヘミングウェイにローゼン岸本(野間口徹)が「警察から事情聴取させてほしい」と言われていると告げていました。

ヘミングウェイはローゼンに「あなたは何者なのか?」と問います。

すると、ローゼンはおもむろにシャツのボタンを外し、ヘミングウェイに胸を見せます。

そこには、ヘミングウェイの足首にある鳥のタトゥーが胸全体に入れられていたのです。

ゆか
ゆか

かなり大きなタトゥー。ヘミングウェイを「預言者様」と呼んでいますが、彼自身はさらに何か大きな力を持っている人物だということでしょうか。

ローゼンは、何があっても動じないし、今までいろんな嘘をついていて全てを知っている存在です。

はっきりした正体は明かされていませんが、ローゼン自身もヘミングウェイと同じ「能力者」なのか、「能力者」をサポートする存在だということです。

後宮教授の死は自殺で確定

後宮教授は奇妙は亡くなり方をしていますが、これはやはり自ら命を絶ったのだということがわかりました。

後宮教授が大学の研究室に遺していた資料は全て回収されていましたが、後宮教授には子供はおらず妻は認知症で施設に入居していることが分かりました。

後宮教授の資料は旧ロシアの秘密機関が持ち去ったのだという見方が濃厚です。

しかし、旧ロシアの秘密機関の人間であろうと思われる男女は、もうこの世にはいません。

後宮教授の遺した資料には、どんな重大な秘密が隠されていたのでしょうか。



一方、国原医師(船越英一郎)の死は他殺。

目と口と耳を糸で縫い合わせていたのは、旧ロシアの諜報機関の常套手段だということを柴田刑事が調べていました。

ゆか
ゆか

柴田さん、口は悪いけど仕事は早い。

ヘミングウェイと詠美の関係

ヘミングウェイは何度も詠美の部屋を突然訪れていて、朝まで一緒に過ごしています。

ヘミングウェイは詠美のことを大切な人だと言い、詠美も突然訪れてくるヘミングウェイをいつも受け入れているのです。

二人は恋人といっていいのではないでしょうか。

「詠美のおかげでぐっすり眠れた」とか、ヘミちゃん匂わせが過ぎるw。

夜を共にしているということは、詠美がヘミングウェイの子供を宿す可能性も?

預言者様の御子の聖母ということになります。

ゆか
ゆか

聖母はさておきw、二人のシーンは本当に美しいです。美男美女が結ばれるのを見るのはいいものです。しかし、詠美の新聞記者としてのプライドが恋愛に勝るものだったとしたら…?

外務大臣が総理代理に

宮部総理が亡くなったので、外務大臣の藤沼恵美子(峰村リエ)が総理代理になります。

外務大臣というところが、ロシアの秘密機関とどこかで通じているのではないかと思わせるものがあります。

これも、何か引き寄せられた運命的なものを感じますが、あとにそれは意図的なものだとわかります。

柴田刑事の娘

以前、ヘミングウェイは柴田刑事(生瀬勝久)に12年前に失踪した娘のひかりちゃんに会いたくないですか?と聞いたことがありました。

柴田刑事は、ヘミングウェイに頭を下げて会わせてほしいと頼みます。

ずっとヘミングウェイの不思議な力を否定してきた柴田刑事ですが、娘に会えるならその力に頼りたくなったようです。

みんなが、心に後悔を持っていて、ヘミングウェイの能力に頼りたくなるように向かっているようです。

ヘミングウェイはそっと柴田刑事の背中を抱きしめて…。

ゆか
ゆか

女子高生三人組の一人、ペリちゃんが突然いなくなったので、柴田刑事の娘のひかりちゃんがペリちゃんなのでは?という意見が多いようですが…。それに誰もペリちゃんのことを何も言わないのが引っかかる。

ヘミングウェイは、柴田刑事のなりふり構わない悲願を叶えてあげるのでしょうか。

女子高生三人組

ラぺ、リモ、モルの三人は、ヘミングウェイを訪ねて総理の死の真相を聞いています。

ヘミングウェイが予言した通り総理は亡くなりましたが、総理を助けることも出来たのではないかと思ったようです。

しかし、ヘミングウェイは自分にそんな力はないと言ってはぐらかします。

そして、ヘミングウェイは逆に女子高生たちに質問をします。

「君たち本当に女子高生なの?ちょっと無理が…」と言ったところで、映像が突然ブツリと切れてしまいます。

この演出は何を意味するのでしょうか?

やはり、この女子高生三人組は女子高生ではなく、ペリちゃんがいないことも何か意味が?



しかし、ペリ以外はモルを含め、三人とも高校の教室にいたシーンがあったのですが…。

やはり、ペリが突如としていなくなったことに謎が隠されているようです。

ゆか
ゆか

ただ、教室のシーンにはクラスメートもいたので、彼女たちが女子高生であることは確かな気もするのですが…。うーん、難しい。

詠美が読んでいた文献

詠美が図書館で何か調べ物をしています。

「倭人伝」という本で、その中には「聖徳太子の命を受け、足首に鳥の文様を…」と書かれています。

そして、その人々は遠い孤島に移り住み、時が来れば選ばれた者が日本に戻って来る?ようなことが続きます。

ここ、難し過ぎて意味がよくわからないのですがw、どうみてもヘミングウェイのことを指している文章だと思われます。

しかし、ロシアは孤島ではないですし、もう少し近いどこかの島を指しているようなのですが…。

旧ロシアの秘密機関が、超能力者の実験をしていたこととはまた違った何かが見えてきたようです。



ヘミングウェイや遺体として発見された足首に鳥のタトゥーを入れた人々は、どこから流れ着いたのでしょうか。

ヘミングウェイがロシアから生きて泳いで来たとしたら、それこそ「奇跡」だという気がしていたのですが、やはりロシアは関係ないのかも…。

女児誘拐事件発生

また、連続女児誘拐事件が発生しました。

そして、その誘拐された女の子は捜査一課長・佐々木の娘の一恵でした。

佐々木課長は、自分の娘が学校で父親が警察官だと知られていたようだと言います。

柴田刑事はこれは犯人の警察への挑戦状だと憤ります。

平静を装う佐々木課長は、陰ではショックを受ける姿を見せていて…。

ゆか
ゆか

総理の死のインパクトが強くて失念していましたが、幼女連続殺人事件はまだ解決していなかったのでした。ヘミングウェイの件とこの誘拐事件は何か関りがあるのでしょうか。

防犯カメラには、警察官の格好をした犯人の姿が映っていました。

一恵ちゃんにも挨拶をしているようで、さらに左足を引きずっていたようです。

今まで左足を引きずっている人物は登場していないはず。

犯人として考えられるとしたら、雲行寺の住職・深見(リリー・フランキー)?

歩いている姿は、出て来ていない気がするのですが。



ラストシーンで、佐々木課長のマンションのチャイムが鳴らされ、ドアを開けた佐々木課長は一恵ちゃんのランドセルが置かれているのを発見します。

そして、お葬式のときに家の方向を示す張り紙「〇〇家⇒」がマンションの廊下にたくさん貼られていました。

この張り紙の量からして、単独犯ではない可能性もあります。

漂着者を待つ理由

ローゼン岸本の一族は、「預言者様」を待ち続けるための一族であり、その『漂着者』を待つ理由は何なのか。

待ち続けるためには隠さなければならないことが多くあったので、「しあわせの鐘の家」にはいろんなものが埋まっていると言うローゼン。

怖すぎるんですけど。

幼稚園バスは勿論、他にも何が埋まっているのでしょうか。

突然失踪した人たちは、本作にはたくさんいます。

柴田刑事の娘のひかりちゃん、ペリちゃん…。

ローゼンは総理の死を知っていた

ローゼン岸本は、総理代理の藤沼恵美子の私設秘書と数週間前料亭で会っていました。

そして、総理が亡くなることを秘書に話していたのです。

ローゼンは自分が言ったことが本当になったら、約束してほしいことがあると秘書に話し、そのことは藤沼恵美子にも伝わっていました。

あくまでも、藤沼は献金してもらえることが目的でしたが、実際にローゼンの「預言」が当たったことから藤沼はローゼンに興味を持ったようで…。

しかし、藤沼はまだその約束の内容を知らないようです。

ローゼンが総理に約束してほしいこととは一体…。



ちなみに、秘書とローゼンが会っていた料亭の廊下で橋とすれ違っていたような気がするのですが。

ドラマ「漂着者」第7話 感想 はじめに

ドラマ「漂着者」第7話の感想でした。

少しづつ謎が明かされていくかと思えば、また伏線が散りばめられ謎は深まるばかりです。

次回は、幼女連続殺人事件の犯人が捕まるようです。

楽しみに1週間待ちたいと思います!


以下の記事で、第6話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。


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