ドラマ「漂着者」第6話 ネタバレ感想と考察 主演・斎藤工|ヘミングウェイの新しき能力とは?

こんにちは。

はるき ゆかです。



ドラマ「漂着者」第6話の感想です。

今回は、雲行寺の住職の再登場とヘミングウェイの新しい能力を見せられるターンです。

ヘミングウェイは、やはり本物の「第六感を持つ人間」だったのです。

未来を予知するだけではなく…。

ドラマ「漂着者」第6話 感想 はじめに

登場人物

ヘミングウェイ/斉藤工
ある海岸に全裸で漂着した謎の男。女子高生三人組に発見され、SNSに「#イケメン全裸漂着者」として発信される。発見後初めに発した言葉がアメリカの文豪ヘミングウェイの言葉だったため、仮にヘミングウェイと名付けられる。記憶障害に陥り、保護される前の記憶を一切失っている。不思議な力を持つ。

新谷詠美/白石麻衣

新潟北陸新聞の美貌の記者。刑事たちとも対等に渡り合い、警察の闇も暴いてきた敏腕。5人の女児の連続殺人事件を追ううちにヘミングウェイと出会う。当初はスクープ狙いだったが、次第にヘミングウェイの不思議な力にひきつけられていく。

ローゼン岸本/野間口徹

NPO法人『しあわせの鐘の家』を主宰している。生活困窮者などの救済を行っている。

橋太/橋本じゅん

新潟北陸新聞社会部のキャップ。ヘミングウェイの取材をあまりにも熱心に行う詠美を心配している。

ラぺ/太田奈緒

ヘミングウェイを発見した女子高生。ペリ、リモと共にその後もヘミングウェイについてSNS発信をしていく。

ペリ/隅田杏花

ヘミングウェイを発見した女子高生の一人。ときどきいない。

リモ/吉田志織

ヘミングウェイを発見した女子高生の一人。

柴田俊哉/生瀬勝久

新潟県警刑事部捜査一課の刑事。ヘミングウェイが連続女児殺害事件に関与していると疑う。

野間健太/戸塚純貴

新潟県警刑事部捜査一課の若手刑事。「~っす」が口癖のイマドキの青年。

国原栄一/船越英一郎

新潟医療大学病院の精神科医師。ヘミングウェイの担当。思い出したことを何でも書いてくれとヘミングウェイにスケッチブックを渡す。そこから、ヘミングウェイの不思議な力が発見され…。

深見龍之介/リリー・フランキー

雲行寺の住職。穏やかな人柄。

佐々木文雄/岩谷健司

新潟県警刑事部捜査一課長。柴田・野間の上司。

古市琴音/シシド・カフカ
ヘミングウェイの婚約者だと名乗る謎の美女。

あらすじ

 幼稚園バスの運転手を殺害し、13人の園児を拉致・監禁していたのは、ヘミングウェイ(斎藤工)の婚約者を名乗る謎の女・古市琴音(シシド・カフカ)と外国籍の男女だったことが判明。それと同時に、琴音を監視対象としてマークしていた公安が、外務省からの横やりで撤収させられていたこともわかる。彼女に関するすべてのデータが破棄される中、監視を続けていた刑事によると、琴音の自宅にNPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)が出入りしていたという…。

 刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイが幼い娘が失踪した過去を言い当てたことに激しく動揺しながらも、部下の野間健太(戸塚純貴)とともに、重要参考人としてローゼンを警察に引っ張るため、『しあわせの鐘の家』に向かう。しかし、そこになぜか総理大臣が現れ、あっさり追い払われてしまう。
 テレビで総理大臣と公開討論をしてほしいと言われたヘミングウェイは「なぜ記憶もない自分が政治に利用されるのですか」とローゼンに反論するのだが、「むしろヘミングウェイ様が総理を利用するのです」と諭される。ローゼンの狙いが何なのか、まったくわからないヘミングウェイは、彼の正体に疑問を持ち始めるのだが…?

 一方、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、ヘミングウェイが祈る姿が収められた動画を専門家に検証してもらうが、一切細工は施されていなかった。ヘミングウェイのように影響力のある人物が妄信的な人々に向かって何かを発信すると、それは世界を動かすほどの集団催眠になることもあるという専門家の言葉に、詠美はジャーナリストとして確固たる証拠を集めて、この荒唐無稽な話を否定する、と意気込む。しかし、社会部キャップの橋太(橋本じゅん)は、何度も危険な目に遭っている詠美を危惧し、すべてを忘れて手を引くよう進言する。
 しかし、諦めきれない詠美は、海岸近くの漁村へ…。長年そこで暮らしている老人は、これまでに足首にヘミングウェイと同じタトゥーの入った水死体が流れ着いたことが何度かあると語り始める。

 その日の深夜、詠美が自宅で仕事をしていると、突然ヘミングウェイが訪ねてきて…!?

[引用元]テレビ朝日「漂着者」公式サイトSTORY

ドラマ「漂着者」第6話 感想 

全ての証拠が消されていく

古市琴音(シシド・カフカ)とその関係者であるロシア人の二人の男女、書生らが次々と亡くなってしまい、連続幼女殺害事件も幼稚園バス誘拐事件、古郡准教授の事件も、全て振り出しに戻りました。

また、ヘミングウェイ(斎藤工)の正体も未だわからないままです。

今までのことは、一体何だったのか。

琴音については、外務省からの横やりが入り、警察はなすすべもない。



公安からの情報で、古市家に「しあわせの鐘の家」のローゼン岸本(野間口徹)が出入りしていたことがわかりました。

これも、前回、私たち視聴者が驚いたシーンでしたが、琴音とローゼンの関係は?

ローゼン岸本とは、一体何者なのでしょうか。

謎は深まるばかりです。

ゆか
ゆか

ローゼンは、どんなことが起こってもほぼ動じることがありません。ヘミングウェイの予言が当たったり、誰かが亡くなっても…。ローゼン自身にも予知能力があるのかも?

ヘミングウェイの動画

女子高生三人組が投稿した「祈るヘミングウェイ」の動画に、何か秘密が隠されているのではないかと詠美(白石麻衣)が新潟学院大学・心理学部の佐瀬教授の元に持ち込んだのだが、サブリミナル効果などの細工は施されていませんでした。

しかし、この動画を見て奇妙な行動に出たもの、気持ちが動揺したもの、そして自ら命を絶ったものが出ています。

佐瀬教授は、サブリミナル効果というより、ヘミングウェイのような影響力のある人間の行動は人を暗示にかけることがあると。

一般の人は、自分が気にしていることや怖れていることを、幻覚や幻聴によってもたらされることがあります。

詠美も母が命を絶とうとしたときのことが、頭の中に浮かんできて…。

そして、現代では、SNSで拡散されたことに影響を受ける人が多いので、今のような状況になったのです。

これからは、SNSを使って集団催眠を掛けるようなことが起こりうるとも教授は言います。



人はまず奇跡を見せられると、そのあとその人のことを無条件に信じてしまう傾向があります。

それは、行方不明の少女を発見したり、命を奪われた子を発見したり…。

霊感商法などと同じ法則。

しかし、ヘミングウェイはそんな悪意を持って預言したり透視したわけではありません。

佐瀬教授は、ヘミングウェイは本物かもしれませんが、偽物だったとしても近くに「さくら」がいれば可能だと言います。

ゆか
ゆか

その「さくら」は女子高生三人組?

詠美の取材によると、ヘミングウェイが漂着したあたりには、ヘミングウェイと同じ鳥のタトゥーを入れた遺体が、昔からたくさん流れ着いていたいう老人の証言を得ます。

しかし、それらの遺体は服を着ていて、ヘミングウェイのように裸ではなかったというのですが…。

ヘミングウェイの蘇った記憶では、人々に見送られ自分から海に飛び込んだということでしたが、この裸ではなかった人たちも、ヘミングウェイと同じように自分から飛び降りたのかは疑問。

足にヘミングウェイと同じタトゥーを入れていたということは、おそらく彼らも「第六感を持つ能力者」のはず。

しかし、ヘミングウェイ程の力がなかったため、排除された可能性もあります。

ゆか
ゆか

このようなことを一体どんな組織がどんな目的で行っているのでしょう。ロシアの秘密組織がやっているとしても、なぜヘミングウェイを海に飛び込ませたのか。また、だんだんわからなくなってきました…。

女子高生三人組がメンバーチェンジ

初めにヘミングウェイを発見した女子高生三人組は、そのままヘミングウェイの動画を投稿し続けていますが、初期メンバーと今のメンバーは変わっています。

ラぺ、ペリ、リモの三人から、ラぺ、リモ、モルへ。

ペリちゃんが消えて、モルちゃんに変わっています。



私たち視聴者はずっとそのことが気になっているのですが、物語の中では誰もそのことに触れません。

ヘミングウェイでさえも。

これにはどんな意味があるのでしょうか。

公式サイトの相関図には、ペリちゃんはまだ載せられていますが…。

ゆか
ゆか

ただ単にペリちゃん役の女優さんが何かの事情で降板しただけという意見もあるようですが、それなら名前がモルちゃんに変わるのはおかしいです。それにしても、ヘミングウェイは女子高生三人組にはとても心を許しているみたいで微笑ましいw。

大きな圧力

古市琴音に関しては外務省から圧力がかかり、公安が強引に捜査から手を引かせられたり、ロシア人らしき外国人たちはどこに問い合わせても入管記録さえ残されていません。

これは、国家ぐるみの隠蔽。

それでも詠美は、どうにかして真実を追い求めるつもりのようです。

何度も危ない目にあっているのに、本当にジャーナリストとしての誇りがある人。

そして、そこには父の死(収賄事件で逮捕され獄中で自害)についての疑問も。

一県会議員だった父が、命をかけてまで隠し通さなければならなかったこととは何だったのか。

ゆか
ゆか

詠美には悲しい過去があるんですね。その父のことを調べたくてジャーナリストになったという経緯もあるようです。政治が絡んで来て、だんだん話が難しくなってきました。

詠美の父に収賄の罪を被せたのは、現総理の宮部であることが橋との会話でわかります。

墓場まで持って行かなければならない秘密はこれだったのです。

橋と詠美の父の関係は?

橋と詠美の父は、取材対象者と記者だけの関係ではなかったのかもしれません。

ローゼンは琴音の従兄?

再びローゼンを訪ねて「しあわせの鐘の家」を訪れた柴田刑事(生瀬勝久)と野間刑事(戸田純貴)。

ローゼンが琴音の家に出入りしていたことを課長から聞かされ、それを確認しに行ったのです。

ローゼンはあっさり認め、自分は琴音とはいとこ同士であると言います。

これは、どう考えても嘘だと思うのですが…。

会話の様子からしても、いとこという感じではなかった気がします。

ローゼンは、幼稚園バスのドライバーが命を奪われたことも、13人の子供たちが誘拐されたことも無関係だと言い切ります。

ゆか
ゆか

これは嘘。しあわせの鐘の家に幼稚園バス埋まってるから。

足型まで取らせて、初めは「しあわせの鐘の家」に連れて来ていて、バスは敷地内に埋められています。

幼稚園バスの運転手に成りすました男も死んでいますし、琴音もこの世にはもういません。

死人に口なし。

全ては琴音が勝手にやったことだと言い、琴音が精神的に病んでいたとまで言います。



ローゼン、この人、一体何者?



柴田刑事は、重要参考人としてローゼンを引っ張ろうとしたのですが…。

総理大臣が登場

驚いたことに「しあわせの鐘の家」に、総理大臣がやって来ました。

ローゼンに、総理の方から会いにきたということです。

ローゼンの正体がドンドン怖くなっていきます。

そのため、柴田刑事らが重要参考人として、ローゼンを引っ張ることはできなくなってしまいました。

柴田刑事と野間刑事が帰っていくとき、振り返った柴田刑事は総理があの鳥の羽のポーズをしているのを目撃。



総理も一味?

そして、ヘミングウェイと公開討論を希望するというのですが…。



今のところ表向きはローゼンが黒幕のように見えますが、それではあまりにも普通過ぎて面白くない…。

案外、主人公のヘミングウェイ自身が黒幕だったりするのかもしれません。

今は記憶喪失状態なので、ただ覚えていないだけ。

それは、考察ドラマの禁じ手のような気もしますがw。

雲行寺の深見住職

初回からずっと出演のなかった深見住職(リリー・フランキー)が、今回唐突に登場しました。

そして、雲行寺にお墓参りに来ていた家族の幼い少女が、一時、行方不明に。

すぐに見つかりますが、手に雲行寺のお饅頭を持って食べていました。

お饅頭には鳥の絵がついています。やはり、ここでも鳥です。



住職は先ほどまで寺にいたはずなのですが…。



深見住職は、今回までずっと出てきませんでしたが、一度幼女誘拐の容疑をかけられた前歴があります。

逮捕起訴はされませんでしたが、何かあるようです。

深見住職も正体不明。

お寺の住職ではありますが、SNSでヘミングウェイが有名人になっていることは知っているはずです。

住職は幼女連続誘拐事件に何か関わっているのでしょうか。

それとも、住職もまたローゼン岸本と繋がっているとか?

ゆか
ゆか

警察は、幼女連続誘拐殺人事件は、幼稚園バス失踪事件とは関係ないと踏んでいるようですが、それなら幼女連続誘拐殺人事件の犯人が住職である可能性もあります。

ヘミングウェイと詠美

夜遅くに、ヘミングウェイが詠美の家を訪ねます。

詠美も、相手がヘミングウェイでなければ家に上げたりしないのでしょうが、二人でワインを飲みながら一連の事件や第六感について話しています。

ヘミングウェイは、自分には今の人類は失ってしまった「第六感」というものがあるのかもしれないと思っているようです。

ここまで、いろんなことを予知することが出来れば自覚してもおかしくはないでしょう。



詠美は、ジャーナリストとして「そんなオカルトじみたことはあるはずがない」というのですが、ヘミングウェイは自分はどこかの国の諜報機関に隔離されていたのかもしれないと感じ始めているようです。




そして、「僕はどこから来たんだろう」と不安げにつぶやくヘミングウェイをそっと抱きしめる詠美。

朝、目が覚めたとき二人は同じベッドで眠っていました。

とても、美しいシーンでした。

二人は身も心も結ばれたと解釈してOK?

詠美の父に収賄の罪を着せたのは宮部総理

橋(橋本じゅん)は、真実というものは二つあるとか、はっきりとしたことは言いませんが、詠美の父の死の真相を知っているようです。



そして、総理とヘミングウェイの討論会の日の官邸。

新潟北陸新聞からは詠美と橋を含む3人の記者がローゼン岸本に招待され、警護に柴田刑事と野間刑事もやって来ました。

討論がスタートすると、ヘミングウェイは思った以上に自分の意見をはっきりと述べていました。

総理が、自分に必要なものは何か?と問うと、「総理は何の役にも立たない、あなたは死ぬんです」と言って…。

激怒する総理。

それと同時に、シャンデリアをつけた天井板が落下し、総理を直撃。



これは事故なのか、それとも誰かの手による故意の事件なのか。

ゆか
ゆか

詠美と夜を過ごした日、ヘミングウェイは詠美の手帳に絵を描いていました。それは、シャンデリアの下敷きになっている人物の絵。総理の死も、ヘミングウェイは預言していたのです。

未来を変える能力

ヘミングウェイは、新しい能力を身に着けた(もともと持っていたのかも)ようです。

未来を変える力」です。

総理が亡くなる絵を描く前に、ヘミングウェイは別の一枚の絵を描いていたのです。

それが、詠美を不幸にすると思ったヘミングウェイは絵を描き直すことで未来を変えました。

その絵は、橋キャップが総理のクビにえんぴつを突き立てている絵。

驚きで声も出せない詠美。

そこにえんぴつを耳にかけた橋キャップが現れて…。



とうとうヘミングウェイが、本当の「力」を発揮しだしました。

やはり、ヘミングウェイは本物の超能力者なのです。

ドラマ「漂着者」第6話 感想 最後に

ドラマ「漂着者」第6話の感想でした。

今回は、ヘミングウェイの新たな能力が明らかになりました。

「未来を変える力」。

次回は、謎に包まれたローゼン岸本の正体があきらかになるようです。

わくわくしながら、1週間を待ちたいと思います。


以下の記事で、第5話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。

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