ドラマ「最愛」第2話 感想と考察 主演・吉高由里子|渡辺昭の所持していた500万円

こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「最愛」第2話の感想です。

渡辺昭が殺害されて、公園の池の中から遺体で発見されました。

息子の白骨化した遺体が発見されたあと、すぐ父親が殺害される…。

この二つの事件は、必ず繋がっています。

渡辺昭が宿泊していたホテルの部屋には、500万円の現金と真田ウェルネスの資料がありました。

そして、渡辺昭の遺体が発見された場所の近辺の防犯カメラに梨央の姿が…。

ドラマ「最愛」第2話の感想 はじめに

あらすじ

思わぬ形で15年ぶりに再会した梨央(吉高由里子)と大輝(松下洸平)。大輝は梨央に任意同行を求め、遺体で発見された昭(酒向芳)との関係や、昭の息子・康介(朝井大智)の遺留品について尋ねる。

会社に戻った梨央に、専務の後藤(及川光博)はフリー記者・しおり(田中みな実)から入手した写真を見せ、昭との関係を追及。梨央を心配した弁護士の加瀬(井浦新)は、今後は一人で警察と会わないよう約束させる。

一方、捜査資料から、梨央が今も変わらずに新薬開発の夢を追いかけていることを知る大輝は、刑事として今回の殺人事件と15年前の事件のつながりを調べはじめる。

さかのぼること14年前の2007年――。真田家での生活になじめずにいた梨央。兄・政信(奥野瑛太)との対立や弟の優(柊木陽太)と自由に連絡が取れないなど、慣れない生活を送っていた。そのような中でも加瀬の支えによって何とか大学には通っていた梨央だが、とある衝撃的な真実を知ることに・・・。

[引用元]TBSテレビ「最愛」公式サイトSTORY

登場人物

朝宮梨央/吉高由里子
高校三年生当時、白山大学陸上部寮夫の娘。明るく誰からも愛される性格。陸上部の大輝に初めての恋心を抱いていた。将来の夢は新薬開発。弟の優とは異母姉弟。現在は「真田ホールディングス」の子会社「真田ウェルネス」の社長。バイオベンチャーを買収し、念願の製薬事業に乗り出す。

宮崎大輝/松下洸平

白山大学三年当時、陸上部のエースだった。陸上部の寮住まいで面倒見のいいさわやかな青年。寮の看板娘である梨央に恋をしている。現在は警視庁刑事部捜査一課の刑事。梨央とは15年ぶりに再会を果たす。

朝宮優/柊木陽太

梨央の弟。興奮すると記憶の一部を失うという記憶障害を持っている。異母姉の梨央のことが大好き。

朝宮達雄/光石研

白山大学陸上部の寮夫。梨央と優の愛情あふれる父親。陸上部員たちにとっても父親的な存在。梓と離婚後、秋子と再婚し、優が生まれる。15年前、クモ膜下出血で突然この世を去った。

真田梓/薬師丸ひろ子

梨央の母。「真田ホールディングス」の社長として、不動産やホテル事業を展開して成功させたやり手。達雄とは梨央が三歳のときに離婚。息子の政信を引き取り、達雄が梨央を引き取った。現在も「真田ホールディングス」の社長で、明るい性格から求心力のある社長だが、事業拡大のためには手段を選ばない。娘の梨央に子会社を任せている。

加瀬賢一郎/井浦新

真田家の番犬と言われる弁護士。東大法学部を首席で卒業。「真田ホールディングス」の法務部に所属し、梓の指示でときどき梨央の様子を見に行っていた。現在は梨央が社長を務める「真田ウェルネス」の弁護士。様々な方法で梨央をフォローしている。

長岡恵/茅島成美

達雄の再婚相手の秋子の母。秋子が亡くなってから梨央と優の面倒を見ていた。

真田政信/奥野瑛太

梨央の兄。プライドが高く、上京した梨央には冷たく当たる。現在は「真田ビジネスサービス」の社長。自分ファーストなタイプ。梨央にはライバル心を持っている。

渡辺康介/朝井大智

白山大学大学院生。薬学部。長嶋の友人でよく寮に出入りしている。突然失踪し、15年後白骨遺体で発見される。

渡辺昭/酒向芳

康介を男で一つで育てたシングルファーザー。妻とは離婚。現在は失踪した息子の康介を15年間探し続けていたが、山の中で発見された白骨遺体が康介だと判明。その10日後、本人も遺体で発見される。

長嶋透/金井成大
白山大学三年の陸上部員。

藤井隼人/岡山天音

白山大学陸上部の二年生。現在は富山県警刑事。大輝を手助けする。殺人事件と梨央の関係に苦悩する大輝の唯一の相談相手。

青木菜々/水崎綾女

白山大学陸上部のマネージャー。

高城隆之介/菅原健

白山大学陸上部の三年生。

山尾敦/津田健次郎

警視庁捜査一課係長。大輝の上司で、観察眼が鋭く部下から信頼されている。

桑田仁美/佐久間由衣

駒沢署の刑事。若い女性警官から慕われている姉御肌の女性。大輝とコンビを組み、殺人事件を捜査する。

後藤信介/及川光博

「真田ウェルネス」の専務。「真田ホールディングス」の古参社員で、次期「真田ウェルネス」の社長候補だった。梨央を敵対視する。

児島彩夏/宮下かな子

梨央の秘書。

橘しおり/田中みな実

フリーのノンフィクションライター。元新聞記者で、記者クラブ賞を受賞するほどの実力を持つ。「真田ホールディングス」の闇を追う。

情報屋/高橋文哉

後藤の指示で梨央の素行や情報を探る情報屋。

ドラマ「最愛」第2話の感想 

岐阜での梨央はもういない?

大輝(松下洸平)が、梨央(吉高由里子)に渡辺昭(酒向芳)の死について任意同行を求め、話しているシーン。

ああ、もう昔の明るくて元気な大輝の好きだった梨央はもういないんだ…と思ったら、少し悲しくなりました。



しかし、梨央についての資料を見ている大輝は、少し顔をほころばせます。

大学の薬学部に入って研究者になり、たくさんの困っている人を助けるのが夢だと語る梨央を思い出して。

梨央は研究者にはなれませんでしたが、経営者となって新薬の開発事業を手掛けていたのです。

やはり、その志は変わっていなかった…。

ゆか
ゆか

何もかも変わってしまったと落胆する大輝が、昔の夢を捨てていなかった梨央に顔をほころばせるシーンは、ホッとしました。

加瀬弁護士と梨央の関係

15年前、加瀬弁護士(井浦新)と梨央は当然のことながら敬語で話し合っていましたが、今はため口。

二人の関係性はかなり近づいたということ。

年も離れてはいますが、いろんなことを相談する相手なので、この15年の間で二人の間に恋愛感情が芽生えても不思議ではありません。

二人の関係は、ただの弁護士と雇い主の娘というだけなのでしょうか。

かなり親密に見えましたが…。

ゆか
ゆか

やはり、高校生のときの初恋など大人になった梨央にとってはもう「昔話」なのでしょうか。

渡辺康介の死因

渡辺康介(朝井大智)の白骨化遺体が発見されていますが、死因がはっきりしません。

ただ、腸骨に傷が残っていることからここを刺されたのが死因になる可能性があると、元陸上部の後輩で、今は富山県警の刑事である藤井(岡山天音)は大輝に報告します。

また、陸上部の優勝祈願に梨央がくれたお守りのことも、梨央は覚えていないと言っています。

あのお守りは、それ以上の思い出があるはずなのですが。

梨央の新しい家族

梨央の母・真田梓(薬師丸ひろ子)は、企業グループのオーナーでもあり、仕事がとても忙しいようです。

梨央が上京した当時は、まだ都会での生活に慣れない梨央に「何でも、加瀬さんと政信、私には話してね」ととても優しい母親です。

それに引き換え、兄の政信(奥野瑛太)は母にも反抗的で梨央のことも可愛げがないと言う、ちょっと嫌な感じ。

さらに、梨央の父・達雄(光石研)のことも「俺たちを捨てて逃げたクズ」とボロクソに言います。

加瀬弁護士にも、「お前も家族面してんじゃねえよ」と暴言を吐き、食事の席を立ってしまいます。



政信には、何か嫌な予感しかしません…。

もしかしたら、次に死ぬのは政信だったりして。

ゆか
ゆか

ときどき、貴様は何がそんなに不満なんじゃーと思う人がいますね。政信はまさにそのタイプ。何となくやられそうな気がしてしょうがないですが…。

陸上部の闇

白山大学陸上部は、強豪校で華やかなところが目立っていましたが、闇も部分が多かったようです。

達雄の葬儀のときにも、ただ優しかった寮夫の死を悲しむというより、何かを隠している様子が見て取れます。

渡辺康介が持ち込んでいた違法薬物、未成年飲酒もあったかもしれません。



渡辺康介が失踪して7カ月。

真田家ではそれぞれが忙しいのもあって、梨央は一人でご飯を食べなければなりません。

ふと、陸上部の寮で、みんなで楽しく食事をしていたことを思い出します。

梨央は、まだ東京でのセレブ生活に慣れていないようです。



その頃、白山大学陸上部の寮では事件が起こっていました。

部員の長嶋(金井成大)が違法薬物を隠し持っていて、それが警察に見つかってしまったのです。

このことで、陸上部は活動無期限停止となり、就職が決まっていたものも内定取り消しです。



この様子を東京でTVで観ていた梨央。

この事件の中心となっていた渡辺康介は未だに行方がわからず、さらに康介から性的暴行を受けたと訴える女性も出てきたのです。

おそらく、康介の毒牙にかかった女性はもっといるでしょう。

実は、マネージャーの青木(水崎綾女)も、その一人でした。

梨央はニュースを観ながら、あの日のことがフラッシュバックして…。



梨央は弟の優(柊木陽太)に毎日電話をしていたことを政信に咎められ、携帯を取り上げられてしまいます。

政信は、白山大学陸上部とはかかわりを持つな、今までとは違うんだと言って。

名門真田家の人間が、犯罪を犯した学生とその関係者と関りがあると、すぐに週刊誌に書き立てられます。



母の梓も政信とは同意見で、優に会いに行くのはほとぼりが冷めてからにした方がいいと言います。



大輝とも連絡が全く取れなくなった理由はここにありました。

あんなに好き合っていた二人が、離れてしまったからといって、簡単に音信不通になるとは思えませんでしたから。

そんな寂しそうな梨央を見て、加瀬弁護士は食事に誘ってくれます。

ゆか
ゆか

こうして、二人は徐々に関係を築いていったのですね。加瀬弁護士、まだ訛りも抜けない梨央にとても優しく真田家の事情を説明してくれます。

警察官になることにした大輝に

大輝は、弟の優の電話で久しぶりに梨央と話をすることが出来ます。

大輝は警察官になるという。

梨央は、警察という言葉に敏感に反応して…。

やはり、梨央はあの日、泥だらけで帰って来た父のことを頭のどこかで康介失踪と関係があるのではないかとおもっていたのです。



梨央が帰省できる日が来ました。

陸上部の事件も、少し落ち着いてきたころです。

優は大喜びで梨央を迎えますが、無くしたと思っていた携帯が父の遺品の中から出て来たことを梨央に話します。

優は「怖い動画が映っとる」と言って…。

そして、梨央は、康介失踪の真実を知ってしまうのです。



このシーンは、とてもよくできているなぁと思いました。

まだ小さな優が、大人の男性を刺したからといって、それが致命傷にまでなるだろうか?と考えていたのですが、その謎が明らかになっています。

やはり初めに、側にあった金属の棒で刺したのは優でした。

その痛みに耐えかねて刺された康介が倒れ込んでしまい、棒が深く刺さってしまったのです。



梨央は優を東京に連れて行こうと考えていました。

しかし、優は五年後、失踪してしまうのです。

渡辺昭の宿泊先が判明

料金未精算のまま客が戻ってこないとホテルから警察に通報があり、それは渡辺昭が宿泊していた部屋でした。

ホテルには、真田ウェルネスについての資料と500万円の現金が残されていました。

このお金の出所は?

息子の白骨遺体が見つかったすぐあとに、父が殺害された…。

この二つの事件は、確実に繋がっているのです。



真田家の近辺を大輝が張り込みしていました。

家に帰る途中の梨央が、車にひかれそうに(これも故意に?)なって、大輝が梨央を庇ったのです。

大輝は「友達として話したい」といい、梨央は「何から話す?」と。



そして、渡辺昭が殺害されたであろう時刻、殺害現場の近くの防犯カメラの一つには、梨央の姿が映っていて…。

ドラマ「最愛」第2話の感想 最後に

ドラマ「最愛」第2話の感想でした。

梨央は、15年前とは別人のようになっていました。

しかし、ラストシーンで大輝と話すシーンでは言葉に訛りが戻っています。

梨央と大輝は、ここでどんな話をするつもりなのでしょうか。

梨央が守り抜こうとしている優は、一体どこにいってしまったのでしょうか。


以下の記事で、第1話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧ください。

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