ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第2話 感想 主演・柳楽優弥|「これだけできる子」

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こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第2話の感想です。

今回は、佐倉先生が担任をするRクラスの生徒・加藤匠のエピソード。

彼は、授業中も上の空で窓の外ばかりみています。

テストの点数もかなり悪い。

しかし、彼が窓の外を見ているのは理由があったのです。

ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第2話 感想 はじめに

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あらすじ

新学期が始まったばかりの桜花ゼミナール吉祥寺校。校長・黒木蔵人(柳楽優弥)の過激な言動に圧倒されながらも、新任塾講師として働き始めた佐倉麻衣(井上真央)だったが、担任を任されたRクラスの新学期のテストは散々な結果…。中でも、授業中いつもボーっと窓外を眺めている加藤匠(山城琉飛)の答案は白紙の0点だった。

休み時間に、Ωクラス担任・橘勇作(池田鉄洋)とAクラス担任・桂歌子(瀧内公美)の元には各クラスの生徒たちが質問に殺到する中、佐倉の元には一人も来ず…。どうにかRクラスのやる気を出させようと意気込む佐倉だったが、黒木から「Rクラスはお客さんですから、一生懸命にならないでください」と言われ言葉を失う。模試の答案と成績表を「顧客の評定リスト」と呼ぶ黒木は、「Rは不良債権だらけ」と厳しい発言をする。

その後、佐倉は匠の母・加藤涼香(堀内敬子)との面談で、「匠が中学受験に向いてないのでは」と相談を受ける。そんな匠にやる気を出して欲しい一心で、佐倉は授業後にマンツーマン指導を行い、匠の苦手部分の克服を試みる。しかし、なんとその翌日に匠は塾を休んでしまい、涼香からは「匠が塾を辞めたがっている」と聞かされる…。

マンツーマン指導の時に、匠がなぜいつも窓の外を見ているのかに気付いた佐倉。その理由を聞いた黒木は、匠の両親との面談に向けて、ある中学校の資料や匠のこれまでの成績を用意させるように講師たちに命じると、佐倉の自転車を借りてどこかへ行ってしまい…。

[引用元]日本テレビ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」公式サイトSTORY

登場人物

黒木蔵人/柳楽優弥
業界最大手名門受験塾の「ルトワック」から「桜花ゼミナール」吉祥寺校の校長となったスーパー塾講師。「全員を第一希望校に合格させる」と宣言。現実主義者。鋭い洞察力と行動力で生徒を導き、親たちの不安を解決。父親を「ATM」、子供を「金脈」と呼ぶお金第一主義。

佐倉麻衣/井上真央

「桜花ゼミナール」吉祥寺校の新人講師。中学校教員の経験があり、黒木のやり方に抵抗がある。中学教員を辞めたのにはある事情があって…。

灰谷純/加藤シゲアキ

超名門受験塾「ルトワック」の講師。難関校の合格者を多数輩出している。尊敬していた黒木がルトワックを辞めて桜花ゼミナールに移籍したことを責めている。黒木の動向を探る。

橘勇作/池田鉄洋

桜花ゼミナール吉祥寺校の数学・理科担当。6年生Ωクラス担任。黒木の指導方針に反発。大のボーリング好き。

桂歌子/瀧内久美

桜花ゼミナール吉祥寺校の国語・社会担当。6年生Aクラス担任。佐倉の良き相談相手。

木村大志/今井隆文

桜花ゼミナール吉祥寺校の国語・社会担当。お調子者で黒木不在のときに大口を叩きがち。

大森新平/加治将樹

ボーリング場「井の頭ボウル」の経営者。そのボーリング場の一角でスナックも経営。桜花ゼミナールの講師たちに憩いの場を提供している。

大森紗良/住野萌乃

新平の娘。亡き妻の連れ子だが新平とは本当の親子のように仲が良い。名門・二葉女子学院に通学している。

白柳徳道/岸部一徳

桜花ゼミナールの社長。一人で、黒木を校長として迎え佐倉を面接し、一発合格させた。いい加減なようで観察眼は鋭い。

ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第2話 感想 

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将来の夢も大人の意見

桜花ゼミナールのRクラスの担任・佐倉麻依(井上真央)は、クラスの生徒から学校の作文の宿題の質問を受けます。

将来の夢という作文で、お花屋さんになりたいと書いた浅井紫(市川ぼたん)は、母親から六年生にもなってそんなこと書いていてはだめだと言われ、「大人的にはなんて書けばOKなの?」と聞いてきます。

佐倉は、「自分がなりたいものを自由に書けばいい」と言いますが、浅井さんは「大人受け」を考えているようです。



これも、悲しい話です。

将来の夢くらい自分のなりたいものを素直に書かせてあげればいいのに。

医者や弁護士と書くだけがいいのではないはずです。

ゆか
ゆか

本来、作文とはそういうものではないはず。何だか世知辛い世の中です。

Rクラスはお客さん

桜花ゼミナールの吉祥寺校・校長の黒木先生(柳楽優弥)は、「Rクラスの生徒はお客さん」だと言います。

そのため、佐倉先生にも必死にならないでくれと。

ΩクラスやAクラスの子たちと同じ授業料を払っているのに、ただお金を落としてくれるお客さんだとしか思っていないということでしょうか。

塾は学校と違って、生徒の勉強だけを見ればいいのかもしれませんが、ちょっとひどい。

Rクラスの親たちはどう思っているのでしょうか。



Rクラスの生徒の一人・加藤匠(山城琉飛)は、塾の授業中でもいつもぼーっと窓の外を見ています。

やる気がなさそうなのは一目瞭然。

夕食のお弁当を届けてくれる母親も、どこか疑問に思っているようで…。

しかし、彼が外をいつも見ているのには理由があったのです。

ゆか
ゆか

子供は、ぼーっとしているようで、実はそれにも理由があるようです。そうでなければ、塾に通うのを嫌がるはず。加藤くんはとても記憶力がいいようです。

佐倉先生は、桂先生(瀧内久美)や黒木先生から、以前に加藤くんが受けたテストの答案を見てみるように言われます。

間違えたところを一緒にやり直すことを思いついた佐倉先生ですが…。

マンツーマンで指導する佐倉先生に、Ωクラスの生徒たちから不満の声が出てきます。

加藤くんは電車が好き

加藤くんが、授業中ずっと窓の外を見ているのには理由がありました。

加藤くんは電車が大好きなのです。

そして、電車の時刻表をノートに書いていました。

それも、ほぼすべての電車がいつこの前を通るかを記憶していたのです。



そんな加藤くんがある日を境に、塾に来なくなりました。

佐倉先生がマンツーマン授業をやっていたことを見ていたΩクラスの前田花恋(田中絆菜)が、公園で加藤くんに「落ちこぼれにマンツーマン授業なんて必要あるの?だっさ」と言ってしまったようです。

花恋ちゃんは、Ωクラスでもトップクラスの実力のある子です。

いつも講師室にやって来て、橘先生(池田鉄洋)に並んで質問しているのに…と、加藤くんが一人だけマンツーマン授業を受けていることに不満に思っているのです。

ゆか
ゆか

学力に差があることはわかっているはずなので残念なことですが、佐倉先生のやり方もちょっと特別扱いと言われても仕方ないのかも。

ひらめいた黒木先生

黒木先生は、佐倉先生が「加藤くんは電車が好きでいつも窓の外を見ている」と言った一言に何か閃いたようです。

それぞれの先生に指示を出し、加藤くんを伴って両親に来てもらうように佐倉先生に言いました。

黒木先生は、本屋さんで鉄道の本を読み、鉄道模型のジオラマを見に行き、鉄道についていろいろ調べているようです。

黒木先生は、Rクラスの生徒は「お客さん」と言いながら、本当は生徒のことをいろいろ考えているのです。

もちろん、その裏には生徒が減って授業料収入が減ることを怖れているからというのもあるとは思いますがw。



加藤くんは、黒木先生が鉄道模型のジオラマの動画を見せてくれると、大興奮。

本当に電車が好きなんですね。

黒木先生が見せた動画も、ジオラマも、加藤くんは全て何という電車で何線を走っているかも覚えています。

黒木先生が見せたジオラマの動画は、海堂中学という中学の鉄道研究部の部活で生徒が作ったものでした。

海堂中学に入れたら、加藤くんはこの部活に入れるということ。

他にも私立中学には鉄道研究部がたくさんあることを、黒木先生は調べていたようです。

ゆか
ゆか

やはり、黒木先生は只者ではない。子供が中学受験をしたいと思うモチベーションを上げてくれる先生なのです。お金のことばっかり言ってる反面w。

しかし、鉄道研究部がある中学の偏差値はほぼどこも65以上。

加藤くんの偏差値は40前後。

受験は現実的ではないと父親は言います。



しかし、加藤くんは地理が得意で、算数でも旅人算などはほぼ解答できています。

鉄道関係のことには強いのです。

黒木先生はそのことも調べ済みでした。

子供が得意なものを伸ばしてあげるのが、一番大切。

さらに、加藤くんは電車の通る時間や列車の種類まで完璧に覚えているほど記憶力抜群です。

それなら、他の教科もやり方次第で飛躍的に成績を伸ばせる可能性があるのです。

加藤くんは「できない子」ではない

加藤くんの母親は、4年生で息子をこの塾に入れ、毎日とても苦労してきました。

お弁当作り、帰りが遅いと心配したり、夏場はお弁当が腐ってはいけないと夕食の時間にお弁当を届けたり。

その苦労をここで止めては水の泡になってしまうという黒木先生。



黒木先生、何かすごい。

佐倉先生は加藤くんのことを「できない子」というレッテル貼っていましたが、黒木先生は「これだけできる子」だといいます。

ゆか
ゆか

ここは、佐倉先生の完敗ですね。カリスマ塾講師と言われただけのことはありますね、黒木先生。

黒木先生は、子供のことを誰一人として「できない子」とは思っていないのです。

勉強を楽しくさせること。

それが、中学受験合格への一番の近道なのかもしれません。

お花屋さんになる夢

浅井さんは、本当にお花屋さんになるのが夢です。

佐倉先生は、浅井さんのために授業で「園芸」がある中学を見つけてきました。

その中学ではガーデニングやフラワーアレンジメントも教えてくれるようです。

浅井さんは、自分で考えて作文を自分の気持ちに素直になって書いてみると言います。



お花屋さんになる夢、すごく素敵だと思います。

中学から授業に「園芸」がある学校、本当に素晴らしい。

黒木先生の秘密

黒木先生は、塾の仕事が終わったあと、ネクタイを緩め、髪をくしゃくしゃにしてある場所へ向かいます。

「STAR FISH」というキャバクラのようなところへ?

そして、そこでしんちゃん(加治将樹)の娘の紗良(住田萌乃)がアルバイトをしているようです。



紗良ちゃん、キャバクラでバイト?

ゆか
ゆか

紗良ちゃんは名門私立女子校・二葉女子学院に通っています。こんなことが学校にバレたら…。

紗良ちゃんが中学受験のとき、誰かに勉強を教えてもらっていたというのは、黒木先生だったのでしょうか。

灰谷先生の疑問

名門塾「ルトワック」の講師・灰谷先生(加藤シゲアキ)は、黒木先生が「ルトワック」から「桜花ゼミナール」に変わったことに疑問を持っているようです。

黒木先生が「桜花ゼミナール」に変わったことには、いろんな噂があるようです。

特別な生徒からリベートをもらったてクビになったとか…。

黒木先生ならありそうですがw。

灰谷先生は、そのことを暴いてやると考えているようで…。

ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第2話 感想 最後に

ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第2話の感想でした。

たしかに小学生の子供に勉強をさせるには、「楽しい」という感情がなければ難しいことです。

その辺りをわかっている黒木先生は、ただの拝金主義ではなく、本当のカリスマ講師なんだなと思います。

そして、ラストシーンでは大きな謎が。

「STAR FISH」とは一体、何のお店なのでしょうか。


以下の記事で、第1話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧ください。

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