ドラマ「顔だけ先生」第1話 感想 主演・神尾楓珠|同調圧力ってなんなんですか?

color pencil

こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「顔だけ先生」第1話の感想です。

顔だけ先生・遠藤一誠は、まさに同調圧力に屈しないタイプ。

それこそ「同調圧力ってなんなんですか?」って普通に質問してきそう。

そんな型破りな日本史の教師が、遠藤一誠なのです。

ドラマ「顔だけ先生」第1話の感想 はじめに

SNS

あらすじ

私立菊玲学園高等学校の生物教師・亀高千里(貫地谷しほり)は、遠藤一誠(神尾楓珠)という非常勤講師を採用した。しかし、周囲の期待を裏切り、半ズボンにビーサンで現れた遠藤。さらに自己紹介では、SNSのアカウント名のみを黒板に書いたり…。授業も勝手気ままに進めてしまう始末。ルックスは抜群だが、遠藤は“顔だけ”先生だったのだ。

登場人物

遠藤一誠/神尾楓珠
非常勤講師。日本史担当。とにかく自分至上主義な自由すぎる先生。顔はかなりのイケメン。思ったことはすぐに口に出し、生徒たちに影響を与える言葉を投げかけるが…。

亀高千里/貫地谷しほり

二年の学年主任で、生物の教師。遠藤を採用したことで私生活に潤いが出るかと思ったが…。しかし、遠藤という自由主義な人物に触れることで、教師として、人として自分を取り戻していく。

川相公二郎/八嶋智人

教頭。生徒の保護者が最も大切。理事長の印象を良くするために、面倒なことは全て亀高に押し付ける。

小畑友理佳/阿部華也子

英語教師。女子力高め。もともとイケメン好きであったこともあり、次第に遠藤の生き方に影響を受け始め…。

藤島啓介/笠原秀幸

数学教師。物事を計算通りに進めるのが好き。学年主任は、年齢からしても自分だと亀高に嫉妬している。

中村淳/和田總宏

国語教師。実は亀高の前に学年主任を務めていたが、実は…。

早坂優一/三浦涼介

音楽教師。ゲイであることを亀高のおかげでカミングアウトでき、二人は親友。女子力が高く、美容に詳しい。学年主任になって忙しい亀高を心配している。

ドラマ「顔だけ先生」第1話の感想

小島

同調圧力に屈しない顔だけ先生

同調圧力とは、ある一定のグループ内において、自分の意見があっても周囲に合わせるよう強制することです。

高校生活というのは、校則という規則に合わせて生活することを余儀なくされるものです。

しかし、それはやはり息苦しさを感じるもの。

もちろん、集団生活においてルールは必要なものですが、イマドキの校則は常軌を逸しているものも多いです。

きっと、遠藤一誠は学校というものの考え方を一新させる存在になりそうな予感。

ゆか
ゆか

ちょっとわくわくする展開。遠藤先生、おもしろい。

確かにイケメン

「顔だけ先生」とは、かなり斬新なタイトルですね。

確かに、神尾楓珠さんは本当にイケメン。



亀高先生が遠藤(神尾楓珠)を採用した理由は、亀高先生の「推し」に、顔がそっくりなようでそれが決め手となったように言われていますが、真相はいかに。

ただ、枠にはまっていない遠藤先生は、生徒たちに大きな影響を与える存在になるだろうことが第1話ではっきりとわかります。

ルールや規則に縛られた学校生活の中に、新たな風を吹き込む存在。

学校という環境の中では、遠藤は「顔だけ」なのかもしれませんが。

坊主頭の女子高生

ある朝、一人の女子生徒が、坊主頭で投稿してきます。

川相教頭を中心に、職員室は大騒ぎです。

ただ、遠藤先生だけは「何がいけないんですか?」と無邪気に聞いてきます。

男子生徒が坊主にしたからと言って特に問題にはなりませんが、なぜ女子生徒が坊主にしてくるとこんなに大騒ぎになるのかと問われれば、それはやはり「周囲と違う」からです。

早坂先生(三浦涼介)は、お坊さんが髪を剃髪するのは煩悩を取り払うためなので勉学に励むには坊主はぴったりなのかもしれないと言います。

ゆか
ゆか

早坂先生の考え方も素敵ですね。偏った見方をしないのもカッコいいし、女子生徒を心配しているのも伝わって来て、いい先生だと思います。

確かに、坊主は学ぶためにはぴったりな髪型かも。

しかし、この女子生徒はなぜ坊主頭にしたのでしょうか。



蛇足ですが、この坊主にした女子生徒役の田幡妃菜さん、本当に坊主にしてますね。

女優魂、恐るべし。

みずきが坊主にした理由を聞く

坊主頭にして登校して来たのは、水原みずき(田幡妃菜)という、成績優秀で国の海外留学制度の候補生として理事長面接を受けることになっている優等生です。

みずきは、遠藤先生の関ヶ原の合戦の授業で、周囲に流されると命を落とすと学んだと言います。

前日、遠藤先生の自由な授業でそんな話が出たことは確かです。

ゆか
ゆか

みずきちゃん、感性が豊かなんですね。とても心が柔軟。遠藤先生の自由な授業に既に心を動かされていたのです。

みずきは、家ではウィッグを被っているので、両親にはバレていなかったようです。

しかし、ある朝、みずきのウィッグがずれているのを見た両親が学校にやって来ます。

坊主になったことで、海外留学制度の推薦が取り消しにならないか心配しているのです。

みずきの父親は、自分の会社での経験から、どうしてもみずきを留学させてGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のどれかに入社させたいと願っています。



両親も学校も慌てふためく中、遠藤先生だけは「きれいだなぁ」「出家するの?」など、一人だけ別次元の話をしていますw。

そして、両親との面談中にも遠藤先生はどうしても抜けられない用があるのでと帰ってしまいます。

遠藤先生のあとを追うみずき。

みずきは、まだ坊主にした本当の理由を話してくれていません。

好きをベースに生きる

遠藤先生のどうしても抜けられない用事とは、マイタケ狩りでした。

これも、何かおもしろいです。

遠藤先生の1日の食費は、330円。

「みじめじゃない?」というみずきに、遠藤は「好き」をベースに生きているから、むしろ楽しいと言います。

ゆか
ゆか

人間は何を最も大切に思うかによって、生き方も変わります。月に10万円あれば遠藤先生は十分幸せな生活が送れるのです。「好き」をベースに生きているから。

みずきが本当にやりたいことは、野生動物の保護の仕事でした。

みずきは、アフリカの活動家の真似をして坊主にしたのです。

そして、クラスのみんなにそれを理解してもらって、応援してほしかったとみずきは遠藤に訴えます。

しかし、遠藤は「みんな、それほど人のことなんて気にしてません。自意識過剰ですよ」と言って、家に帰ろうとします。

普通の学園ものなら、ここで先生が何かいいこと言って終わるのだと思うのですが、本作は違いました。

初めはがっかりするみずきでしたが、遠藤の言葉を聞いて「そうだよね。結局は自分のことだから」と納得して家に帰ります。

ゆか
ゆか

自由に生きている人の言葉は、どこか縛られている人間には響くものです。そして、みずきも遠藤の何気ない言葉に救われたのです。

遠藤は教師として何かいいことを言おうとしていないのが、逆に生徒に響く言葉になっているようです。

ドラマ「顔だけ先生」第1話の感想 最後に

ドラマ「顔だけ先生」第1話の感想でした。

正直、「顔だけ先生」というタイトルから、もっと嫌味な感じの先生の話かと思っていました。

それが、全く違う物語でした。

本作では、校則に縛られる高校生たち、女性の生き方の不自由さ、性的マイノリティの偏見などがこれから描かれていくのだろうなと期待しています。

予想外にいいドラマに巡り合えたなと思っています。

偏見は良くないですねw。

次回も楽しみです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA