こんにちは。
はるき ゆかです。
映画「ビューティー・インサイド」の感想です。
荒唐無稽で、ちょっとSFっぽい設定の映画なのですが、コメディーでもありヒューマンラブストーリーでもあります。
このありえないような状況が実際に起こったら、それは笑い事ではないでしょう。
「ビューティー・インサイド」 あらすじ
家具デザイナーのウジンは、18歳の時から目覚めると心以外、姿、性別、国籍等の全てが変わる病気になってしまった。男、女、子ども、老人、外国人。人に会うことなくインターネットを通して仕事をする毎日。ある日、家具屋で働く美しいイスに出会い、恋に落ちてしまう。彼女に会うための”ルックス”になる日を待って、デートに誘い、三日三晩寝ることなく、ふたりでロマンティックな時を過ごすが・・・。(C)2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Rights Reserved.
[引用元]Amazonプライムビデオ「ビューティー・インサイド」あらすじ
登場人物
ホン・イス/ハン・ヒョジュ
キム・ウジン/パク・ソジュン 上野樹里 ト・ジハン イ・ジヌク ユ・ヨンソク イ・ドンウク ソ・ガンジュン チョン・ウヒ キム・デミョン ペ・ソンウ キム・サンホ 他
ウジンの母/ムン・スク
サンベク/イ・ドンフィ
朝目が覚めたら別人に
もし、ある日突然、朝目が覚めると別人になっていたとしたら…。
荒唐無稽な設定ですが、本当にそういう病気あったら、どれだけ戸惑うことでしょう。
毎日違う人に
高校生のウジンは、18歳になったとき、朝起きたら全くの別人になっていました。
初めて別人になったときのウジンは、「おじさん」でした。
その日以来、毎日朝目覚めると、老若男女、性別、年齢、国籍を問わず、心は同じですが、見た目が変わってしまいます。
母は、それを知ったとき「ごめんね」と一言いっただけで、驚きませんでした。
実は、ウジンの父親もウジンと同じ病気だったのです。
親友には打ち明けて
ウジンは、自分が朝起きたら、毎日全くの別人になってしまうことを、幼馴染で親友のサンベクには打ち明けました。
サンベクは、大笑いし、ウジンも大笑い。
そして、毎日見た目が別人になってしまうウジンは、就職することも出来ません。
しかし、今はインターネットで何でも出来る時代です。
ウジンは、親友のサンベクと共に、「アレックス」というオーダーメイドの家具の製造販売会社を起業します。
ウジンの担当は、家具のデザインです。
センスのいいウジンの家具は、大手の家具販売会社からもオファーが届きます。
こういうとき、笑ってくれて、一緒に仕事をしてくれる友だちがいるって幸せですね。
イスに恋をしたウジン
ウジンは、家具店に勤める美しい女性・イスに恋をします。
若くて、出来れば背が高くてイケメンの日に告白をしようと決めます。
そして、とうとうそんな日が訪れます。
イスを食事に誘うウジン
ウジンは、とにかくその日にイスと食事をしたくて、一生懸命です。
明日になったら、全くの別人になってしまうからです。
しかし、ウジンは眠らなければ容姿が変わることはありません。
イスを食事に誘うことができたウジンは、三日三晩寝ずにイスとデートします。
とはいえ、一生寝ないわけにはいかないですよね…。
そして、ウジンは睡魔に勝てず、電車で家に帰る途中で眠ってしまうのです。
目が覚めたら、ウジンは髭面のおじさんになっていたました…。
その翌日もイスに会う約束をしていたウジンは、イスに会うことが出来ず、この恋はもう終わりだと思うのです。
こんな切ないことがあるでしょうか。
ウジンは、恋をすることさえできないなんて。
イスに告白する
ウジンは、イスに自分が毎日朝起きると姿形が変わってしまうことを告白することにしました。
若い女性になったウジン
ウジンは、朝起きたら若い女性になっていた日に、イスの勤める家具店に見習い社員として応募します。
そして、ウジンはイスを食事に誘い、何度か招いた工房にイスを招き、自分がウジンであることを告白するのです。
「僕は、目覚めると姿が変わるんです。だから見かけが変わってもキム・ウジンなんです」と。
しかし、やっぱり信じてもらう事はできませんでした。
イスは、悩みます。
そして、ウジンの家を訪ねると、そこには日本人女性になったウジン(上野樹里)がいました。
イスは、ウジンが朝起きたら変わるウジンのことを見てみたいので、いっしょに寝てみましょうと言います。
ウジンは、朝起きたら別人になってしまっても一人のときは苦痛ではなかったけれど、イスに出会ってからはとてもつらいといいます。
イスはウジンを信じる
同じベッドで眠った朝、イスはウジンの部屋にある女性物の靴や服、いろいろなサイズの服を見て少し信じることが出来たようです。
そして、イスは起きてきたウジンが別人になっていたのを見て、ウジンが言っていることが本当のことだとわかるのです。
しかし、イスの愛情は素晴らしい。
普通なら、逃げ出してしまっても責められないでしょう。
ウジンとイスの幸せな日々
ウジンにとってイスと過ごす日々は、とても幸せなものでした。
今までウジンは、いつも一人でした。
パーティーに一緒に
ある日、イスの勤務先の会社のパーティーがありました。
その日、ウジンはおばさんでした…。
パーティにはいけそうにないので、一旦眠ることにしました。
そして、目覚めると、とびきりのイケメンになっていました!
その夜、ウジンとイスは、結ばれるのです。
イスは男をとっかえひっかえ?
イスとウジンは幸せな日々を送っていましたが、社内で嫌な噂を立てられます。
イスは、毎回違う男とデートしている。男をとっかえひっかえしていると…。
さらに、ある日、ウジンはちょっとしたいたずら心から、待ち合わせをしていたイスに「僕をみつけてごらん」と電話で言ってしまいます。
ウジンとイスは、毎回会う日はウジンがイスの手をそっと握って、自分がウジンだと知らせていたのです。
そんな風にしないと恋人だと気づけないイスの気持ちを思うと、心が痛くなります。
プロポーズするウジン
ウジンは、イスにプロポーズすることを決めます。
しかし、イスはこのところ、体調がすぐれないようです。
精神安定剤を常用しているようで…。
心療内科に通うイス
毎日、姿が変わる恋人と付き合うことは、本人が思っている以上に精神的に辛いことのようです。
毎回、会うたびに「この人がウジン」と自分に言い聞かせているのです。
イスは、眠れなくなり、物忘れがひどくなって、心療内科を受診します。
そして、ウジンのことを医師に話します。
ウジンのプロポーズ
ウジンは、そんなイスにプロポーズします。
しかし、イスは「朝目が覚めると別人になっている人を親にどう紹介するの?」
「そういうことも考えないで簡単にプロポーズするなんて、身勝手すぎる」と言います。
そして、イスはとうとう精神安定剤の飲み過ぎで倒れてしまうのです…。
冒頭は、コメディー映画のように感じていました。
しかし、この荒唐無稽なシチュエーションが実際に起こったらどうなるのかを、真正面から描いているところが、本作の素晴らしいところです。
遠くチェコへ行くウジン
これ以上、自分がイスのそばにいたらイスを苦しめると思ったウジンは、チェコに行く決意をします。
そして、ある雪の日、ウジンはイスに別れを告げます。
ウジンと別れて健康を取り戻すイス
イスは、ウジンと別れて少しづつ健康を取り戻します。
イスは自分からウジンに別れを告げると、ウジンは一人ぼっちになってしまうことがわかっていました。
そのため、自分の体に変調をきたしても、イスから別れを切り出すことが出来なかったのです。
イスは、ウジンと一緒に朝を迎えたある日、ウジンがちょうど別人に変容し始めるところを見てしまったのです。
そして、それがとても怖かったのです。
確かに、目覚めると同時に、ぽん!と別人になるわけではないですからね…。
愛する人であっても、彼がモンスターに見えてしまったのでしょう。
しかし、ウジンの心が好きだったイスは、どんどん精神を病んでいったのかもしれません。
遠い工房で一人
ウジンは、チェコの工房で一人働くことにしました。
イスと身も心も距離を置くことが、イスの為だとウジンは思ったのです。
そして、ウジンは、毎日違う顔で働き、また一人ぼっちになってしまいました。
ウジンは、一生一人ぼっちなのでしょうか。
イスがチェコへ
イスが、チェコのウジンの工房を訪ねていきます。
扉を開けてイスが立っているのを見たウジンは、人違いだと言いますが、イスにはそれがウジンだとわかるのです。
そして、「また体を壊すよ」と涙を流すウジンに、イスは「それよりあなたがいないともっと辛いの」と。
以前、ウジンが変身する場面を見たことを今は感謝しているとイスは言います。
「本当のキム・ウジンに会えた日だから」
そして、二人は結婚することになりました。
どんな見た目でも、イスはウジンを愛せると確信したのです。
最後に
映画「ビューティー・インサイド」の感想でした。
ハッピーエンドは、やはりいいですね!
ラストシーンでウジンの両親が再会するのも、とても幸せな気持ちになります。
確かに、ウジンは悲しい思いをたくさんしてきたから、中身が美しい「ビューティー・インサイド」です。
そして、本作の中には、ウジンとイスが食べる「お寿司」や日本のビールが出てきます。
上野樹里さんもウジンの一人として出演していますし、文化的には、日本と韓国はとても近くにあることを感じました。
とても、素敵なラブストーリー。おすすめです!
以下より、映画「ビューティーインサイド」を観ることが出来ます。
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ビューティー・インサイド(字幕版)