映画「私をくいとめて」ネタバレ感想|女・30歳、おひとりさまが長すぎて

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こんにちは。

はるき ゆかです。



映画「私をくいとめて」の感想です。

すごくおもしろかったです。

共感するところもたくさんありましたし、とにかくのんさんの演技が素晴らしかったです。

いろんな忖度やしがらみがあるのかもしれませんが、もっとのんさんのお芝居が観たいです。

映画「私をくいとめて」感想 はじめに

登場人物

黒田みつ子/のん
主人公の独身OL。多田くんのことが好き。

多田くん/林遣都

みつ子の会社の取引先の営業。みつ子より2つ年下。

A/中村倫也

みつ子の頭の中のもうひとりのみつ子。頭の中で悩みを相談している。

ノゾミさん/臼田あさ美

みつ子の会社の先輩で、唯一の会社での親しい人。カーターが好き。

カーター/若林拓也

独特な顔をしたイケメン。ノゾミさん以外にはちょっと嫌われている。性格も悪いし、服の趣味もへん。ノゾミさんとつきあうことになるが、期間限定。

吉住/吉住

温泉旅館の演芸ショーに出ていたお笑い芸人。本人役。

澤田/片桐はいり

みつ子の会社にヘッドハンティングでやって来たバリバリのキャリアウーマン。しかし、親しみやすさも持つ女性。

皐月/橋本愛

みつ子の大学時代の親友。イタリア人と結婚して、イタリアに住んでいる。

【監督・脚本】大九明子
【原作】綿矢りさ

あらすじ

おひとりさまライフがすっかり板についた黒田みつ子、31歳

みつ子がひとりで楽しく生きているのには訳がある。

脳内に相談役「A」がいるのだ。

人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。

「A」と一緒に平和な日常がずっと続くと思っていた、そんなある日、みつ子は年下の営業マン 多田くんに恋をしてしまう。

きっと多田君と自分は両思いだと信じて、みつ子は「A」と共に一歩前へふみだすことにする。

[引用元]「私を食い止めて」公式サイト

30歳独身、恋人なしのおひとりさまOL・みつ子(のん)の日常と恋。
多田くん(林遣都)は、みつ子の会社の取引先の営業社員の男の子。きれいな顔をしていて、みつ子より2つ年下。そして、みつ子と多田くんは家が近いことから、多田くんがときどきみつ子の家に夕食をもらいに来る関係。

映画「私をくいとめて」感想 

おもしろかったー!

綿矢りささんの原作は未読なのですが、本当に大滝詠一の「君は天然色」の歌詞が頭に浮かんでくるようです。

いつ聞いても、さわやかで「A」が去っていくときのシーンにもぴったり。沖縄旅行へ行く二人にもぴったり。

私も食品サンプルの体験レッスン経験済み

本作でも出てくる食品サンプルの体験レッスン。私も受けたことがありますw

たまたま一人ではなかったのですが、私が一人で行こうとしていたら仕事仲間が自分も行きたいと言い出したので、一緒にいきました。

私はレタスを作りました。

結構、難しいですが、楽しかったです。

いろんな体験レッスンがありますが、おひとりさまって食品サンプルの体験レッスン選びがちなのでしょうか。

ちょっとびっくりしましたw

カーターはやめとけ

臼田あさ美さん演じるノゾミさん。

一体、カーターのどこがいいんでしょうか。

めっちゃ嫌われてるやんw

服のセンスも凄まじいし、顔もイケメンと言えるのかどうかw

しかし、恋とはそういうものなんですね。

周囲の人にはわからない「何か」があるんです。

期間限定でつきあうっていうのも、どう言えばいいのかわかりませんが、すごいと思います。

ノゾミさん、カーターはとりあえずやめときましょう。

多田くんとみつ子

普通にいそうで、いない美男美女。

すごくお似合いです。

もともとみつ子が作ったご飯をもらいに来ていた多田くん。

その関係も、普通なさそうですがw、もともと多田くんはみつ子に好意を持っていたということ。

好きな人のじゃなければ、手作り料理なんて、食べたくないですもんね。

そういう演出だったのかもしれませんが、一見、目立たなそうな普通の二人ですが、よく見たらすごいイケメンだし、美人。

それを、演技力で普通っぽく見せられるのんさんと林遣都さん、すごいです。

そして、のんさんのホテルで氷を取りに行くシーンの「A」との会話、圧巻でした。

おひとりさまが長いと

みつ子は30歳まで独身でしばらく彼氏もいなくて、一人でいることに完全に慣れ、それ以上におひとりさまを楽しんでいます。

そうなると、年下のイケメン彼氏が出来ると、こんなにあたふたとしてしまう。

これ、すごくよくわかります。

そして、自分の中に自分である「A」というもうひとりの存在がいて、落ち込みそうになると慰めてくれたり、励ましてくれたり…。

そうやって一人で生きてきた。

寂しいようで、実は気楽で、ときどき頑張ってみようとして悲惨な結果が待っていたり。(歯科医とのこととか)

多田くんとの出会いで、みつ子は「A」を失いますが、もう寂しくないはず。

カーターみたいに超絶変人でもなく、歯科医師のような女性をバカにしたような感じでもなく、多田くんはきっとみつ子を幸せにしてくれます。



「A」が実体化して、想像の中でみつ子の前に現れたとき、ずっと映画観ながら中村倫也さんを想像していたので、前野朋哉さんが出てきたときは、かなりびっくりしましたwが、みつ子がちょうどいいって言ってるから、ちょうどいいのでしょう。

海のシーンでぼんやり浮き上がってきたときは、完全に中村倫也さんが頭に浮かびましたよね?!

映画「私をくいとめて」感想 最後に

映画「私をくいとめて」の感想でした。

大九明子監督で綿矢りささん原作の映画は「勝手にふるえてろ」と本作の2本観ていますが、不思議な世界観と主人公の妄想癖が悲しくておもしろいです。

そして、どちらも「孤独」について描かれています。

しかし、孤独じゃなければ何でもいいわけではない。

最後はハッピーエンドで、心がホッとします。

ぜひ、おすすめです!




以下の記事で、綿矢りさ原作の映画「勝手にふるえてろ」の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧ください。

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