ドラマ「彼女はキレイだった」最終回 ネタバレ感想 主演・小芝風花/中島健人|初恋のフィナーレ

雑誌

こんにちは。

はるき ゆかです。



ドラマ「彼女はキレイだった」最終回の感想です。

いよいよ16年間の初恋のフィナーレです。

楠瀬凜が樋口拓也だったこと。

覆面作家だった楠瀬凜が「MOST」誌上で正体を明かすことで廃刊が回避されるのですが…。

ドラマ「彼女はキレイだった」最終回感想 はじめに

雑誌を読む女性

登場人物

佐藤愛/小芝風花
子供の頃は、成績優秀で評判の美少女だったが、中学生になると父親の遺伝子が現れ始め、自分の容姿に自信がなくなる。性格は明るくて元気。長谷部宗介の初恋の相手。相思相愛。

長谷部宗介/中島健人

子供の頃は、太っていて気弱な性格でいじめられていた。しかし、17年後、NY帰りのスマートでイケメンな敏腕クリエイティブディレクターになっていた。愛の親友・梨沙を愛だと思っている。

桐山梨沙/佐久間由衣

愛の親友。美人でスタイル抜群のレストランマネージャーで愛と同居している。自分に自信がない愛をいつも励ます優しい女性でもある。

樋口拓也/赤楚衛二

「MOST」編集者。愛の先輩。明るくて優しく、愛のことを気にかけてくれる。いつしか愛に好意を持ち始め…。

岸田庸司/木村祐一

文講出版常務。「MOST」の売上が低迷しているため、廃刊を考えていると宗介に告げる。

池沢蘭子/LiLiCo

社長の妹というだけの編集長。仕事はほとんど編集者任せ。

岡島唯子/片瀬那奈

「MOST」ファッション班の中心的存在。「MOST」を心から愛する頼りになる女性。

宮城文太/本多力

「MOST」デジタル班。ベテラン編集者。

里中純一/髙橋優斗

「MOST」デジタル班。優しい性格で周囲から可愛がられている。

須田絵里花/宇垣美里

「MOST」ビューティー班。肉食系女子。

あらすじ

明かされる楠瀬凛の正体!『ザ・モスト』の存続を願う樋口(赤楚衛二)の思いに、宗介(中島健人)が出した答えは!?愛(小芝風花)には絵本作家になるチャンスが到来!?

宗介(中島健人)が起死回生の一手として取材交渉を続けてきた謎の作家・楠瀬凛の正体は、樋口(赤楚衛二)だった。にわかには信じられず、言葉を失う宗介に、樋口は「モストを救いたい」と、自らの生い立ちや小説への思いをつづったインタビュー原稿を手渡す。記事を掲載すれば話題になることは間違いなく、『ザ・モスト』の存続も夢ではない。しかし、正体が明らかになったら楠瀬凛の生活は一変してしまう——。悩んだ末、宗介は掲載を見送ることを決めるが…。

一方、愛(小芝風花)の元には、絵本作家のちかげ(日髙のり子)から「絵本の仕事を再開する」とうれしい知らせが届く。さらに、ちかげのアトリエへ行くと、「ここで、いっしょに働かない?」と誘われ、胸がときめく愛。絵本作家になることが幼い頃からの夢だった愛は、うれしくなり、早速宗介に報告するが…。

小さなうそから始まった、愛と宗介の初恋の行方は!?

[引用元]フジテレビ「彼女はキレイだった」公式サイトSTORY

ドラマ「彼女はキレイだった」最終回感想 

樋口拓也が楠瀬凜

「MOST」の編集者・樋口拓也(赤楚衛二)は、ベストセラー作家の楠瀬凜でした。

楠瀬凜は、性別さえ不明の覆面作家。

それには、ある事情がありました。

高校生の時に作家デビューした樋口は、「孤児院で育った天涯孤独の少年」として出版社に売り出されようとしていました。

しかし、それでは書きたいものも書けない。

そして、彼は覆面作家・楠瀬凜として再デビューを果たしたのです。

その後はベストセラーを連発。

大人気作家になりました。



樋口くんが「MOST」で書く記事はいつも素晴らしく、厳しい副編集長である宗介(中島健人)からも毎回ほぼ一発OKが出るほどでした。

楠瀬凜だから、文才が半端ないのです。

私は、前回の本作感想で樋口くんは会長の息子で、楠瀬凜は絵本作家の夏川ちかげなのでは?と予想していたのですが、見事にハズレてしまいましたw。

それはさておき、樋口くんが孤児院で育った人だったとは…。

そして、高校生でデビューしたときにそんな色眼鏡で見られるのが嫌で覆面作家になったのに、今彼は「MOST」のために自分の過去を明かそうとしているのです。

ゆか
ゆか

樋口くん、あなたは外見も内面も美し過ぎる。観ている私たちを苦しくさせるほどに。隠し通して来た過去もどうせいつかはバレるなら「MOST」がいいと言って…。

宗介は樋口くんの過去を暴露してまで「MOST」を存続させる気はないと言いますが、樋口くんに先手を打たれてしまいます。

樋口くん自身が編集者として楠瀬凜の記事を書き、印刷所の輪転機を止めさせ記事を印刷所に渡してしまったのです。

そうして出来上がった「MOST」の最新号は、店頭に並ぶことに。

「MOST」編集者も、ただただ驚くばかりです。

そして、「MOST」は「ルナ」より販売部数を上回り、「MOST」存続が決定したのです。



樋口くん、あなたはどうしてそんなに「男前」なんでしょうか。

男というより漢。

潔くて、カッコよくて、「MOST」愛が強くて。

優しくなるには、強くなければならないことをあなたは私たちに示してくれました。

ゆか
ゆか

お飾り編集長だなんていわれていた蘭子さん(LiLiCo)だけは、樋口くんが楠瀬凜だと知っていました。全然お飾り編集長などではなかった。優しくてハッピーで優秀な編集長で、何より人として素晴らしい。

そして、樋口くんはその後、「MOST」編集部のみんなへ一通のメールを残して行方不明に…。

宗介が愛の実家へ

無事、樋口くんのおかげで「MOST」存続が決定し、愛(小芝風花)は元々の採用部署である総務部へ戻りました。

何だかもったいないですね。

いろんな編集の技術も身につけた愛を、そのまま「MOST」編集部に残すことくらいなら副社長(本多力)なら出来るんじゃないかと思うのですが、そこはしないのねw。

しかし、総務も忙しいから人を採用したわけですし、それは仕方がないのかもしれません。



そして、ある日、宗介は愛の実家を訪ねます。

あたたかく優しい愛の家族は、宗介を歓迎します。

昔の宗介を知っているのは、愛自身と愛の家族。

おしゃれし始めたのは宗介さんのため?という妹の言葉に、宗介は「それは愛さんのファッションへの意識が高かったからで、僕はそんな愛さんを尊敬しています」と言います。

愛のお父さんは大喜び。

そして、『禁断』のお酒を宗介に勧めてしまうのです。



宗介、おもしろいくらいお酒に弱いw。

ビール一杯で気絶するように眠ってしまうとは…。

ゆか
ゆか

愛の家族なら、宗介をすぐに受け入れてくれるはず。本当に素敵な家族です。そして、酔った宗介は愛の家に泊まることになりましたw。

愛は宗介が眠ってしまったあと、両親に新しい輪転機を買う足しにしてほしいと自分の預金通帳を渡します。

すると、両親は愛の結婚資金にと貯金していたお金を愛に渡します。

本当にお互いを思い合う素敵な家族。

愛はこの家族の元に生まれただけでも、幸せだと思います。



このあとの隣の部屋と部屋で手を握る愛と宗介のシーン、何だかとっても庶民的なお家なのにたまらないくロマンティックでした。

これから先、愛の素敵な家族の一員になる宗介。

宗介、本当によかったね。

梨沙の目標

愛が梨沙(佐久間由衣)と住む部屋に帰ると、梨沙がたくさん持っているブランド品をフリマサイトで売ろうとしていました。

梨沙も、変わって行こうとしているのです。

梨沙は、やはりレストランの仕事が好きなので経営学の勉強をするために大学院を目指すと言います。

それを聞いた愛は大喜びです。

目標を持って生き生きしている梨沙は、今まで以上に「キレイだった」。



ある日、偶然街中で宗介にばったりと会った梨沙。

梨沙はずっとちゃんと顔を見て宗介に謝りたかったようです。

もちろん、宗介は梨沙のことを悪く思っていません。

二人は握手をして別れていきます。

このシーンも、少し切ないけれどお互い前を向いて歩く姿がカッコよかったです。

ゆか
ゆか

梨沙、ちゃんと謝れてよかったね。すっきりした顔の梨沙、やっぱり彼女はキレイだった!

夏川ちかげの絵本作家復帰

夏川ちかげ(日髙のり子)から愛に一通のメールが届きました。

アトリエを開き、絵本作家として復帰することになったのです。

愛は驚きと喜びをもって、夏川ちかげのアトリエを訪問。



夏川ちかげがもう一度絵本を描いてみようと思ったのは、愛のおかげだと言います。

あれだけ、自分の絵本を大好きでいてくれる人に会ったら、もう一度やってみようと思うものです。

そして夏川ちかげは、愛にここで一緒に働かないかと言ってくれました。

今の総務の仕事は、愛もあまりやりがいを見つけられずにいたのです。

憧れ続けた夏川ちかげからの誘いは、愛にとって夢のような話です。

愛の夢は絵本作家になること。

愛は、少し考えてから返事をすることにしました。

ゆか
ゆか

愛は絵本作りは未知の分野。憧れてはいるけれど、そう簡単に飛び込むわけにもいきませんね。しかし、絵本作家になることが夢だった愛。これは、素晴らしいお誘いだと思うのですが…。そして、宗介もイギリスの本社からの電話を受けて以来、何かを考え込んでいるようです。

宗介は本社に帰る

「MOST」の存続が決まり、宗介は本社からニューヨークに行ってくれと言われています。

愛との結婚を考えている宗介は、悩んでいました。

編集長にも話が伝わっているようで、宗介と二人になったとき「女は思っている以上に強くてしなやかな生き物よ。いい結果を期待しているわ」と言われます。



この言葉、素敵ですよね。

本当に、女性は実はとても強いし柔軟に物事を考えられるものです。

大人の女性からのアドバイス、宗介の心には届いたでしょうか。

ゆか
ゆか

編集長もお飾りだのなんだの言われていましたが、ここぞと言うときにはとても頼りになる大人の女性。愛は宗介の気持ちをわかってくれると思います。

人生を楽しめ

総務の仕事に戻って、毎日定時で帰れるようになった愛は時間を持て余していました。

そして、街中で樋口くんを発見!

駆け寄り、泣きながら「あんなメール一つでみんなの前から消えるなんて、ひどい」と怒ります。

樋口くんは片手でそっと愛を抱きよせ、ジャクソンに会えてよかったと言います。

そして、また3つ言っておきたいことがあると言って…。

「一つ目は俺は佐藤愛が大好きだ。友達として人間として大好き。二つ目は納豆混ぜてる時くらい俺のことを思い出してね。三つめは『人生を楽しめ』。じゃあな」



樋口くん…(T_T)

愛への気持ちを軽やかに、ユーモアたっぷりに告げて風のように去っていく後ろ姿。

どこまでも果てしなく樋口くんらしく、楠瀬凜の作風のようにさわやかに。

樋口くんはただの当て馬などではなく、本作をしっかり支える大きなドラマの支柱でした。

どうか、幸せになってほしい…。

ゆか
ゆか

樋口くんはこれからどこに行くのでしょうか。顔や素性が知られてしまった楠瀬凜。きっとどこかで小説を書きながら「人生を楽しむ」を信条に軽やかに樋口くんらしく…。

初めての大げんか

愛は副社長になった宮城(本多力)から、宗介がニューヨークのビジネス誌の編集部に行くように言われていることを聞かされます。

新たな仕事にも魅力を感じながらも愛とのことを悩む宗介と、初めからきちんと話してほしかったという愛。

二人は初めての大げんかをします。

その日は、けんかしたまま愛は宗介の家を出ていきます。

ゆか
ゆか

このケンカ、実はとても意味のあるものだったと思います。二人はどことなくお互い愛し合っていながらも遠慮があった気がします。お互いの気持ちをぶつけ合えて、きっと良かったのです。

翌日、夏川ちかげの元を訪れた愛は、宗介のことを話します。

そして、夏川先生に「あなたの居場所はあなたが楽しいなと思える場所。そこがあなたのゴール」と言われます。

樋口くんが言っていたことと同じ。

「人生を楽しむ」ことが一番大切なのです。

愛は夢だった絵本作家の道に一歩踏み出す勇気が出たようです。

16年もお互い思い続けたのですから、少し離れていたところで二人の気持ちは変わらないはずです。

愛の本当の気持ち

愛は結婚するのは宗介だけだと思っています。

そして、やはり絵本が大好きで夏川先生のお誘いもとてもうれしかったのです。

初めてやりたいと自分から思ったことだったから。

愛はニューヨークにはついて行けないけれど、宗介にプロポーズをします。

結婚指輪を買って、宗介の指にはめて自分の指にも。

そして、やりたいことを生き生きとやっている梨沙や夏川先生の言葉、そして樋口くんの「人生を楽しめ」。

みんなとてもキレイだ。

愛は、自分もキレイになって宗介と結婚したいと思ったのです。

何年かかっても宗介にキレイだと思ってもらえる自分になって結婚したいと。



もちろん、宗介は何年でも待つと言ってくれました。

そして、宗介からもとても可愛いプロポーズが待っていました。

愛に先を越されてしまったけれど、思い出の玉ねぎにキラキラと輝く婚約指輪をかけて。

2年後

それから2年後、樋口くんは、海外のユースホステルで小説を執筆していました。

新しい小説は「思い出のフィオーレ」。

最後に「最高の親友 ジャクソンに捧ぐ」とあります。

小説を読み終えた愛の顔は、さわやかな笑顔でした。



今は夏川先生のアトリエで働く愛。

夢が叶って、絵本の世界で働くことが出来たのです。

梨沙は大学院に入って、論文執筆中。

新しい恋人も出来たようです。

里中くん(髙橋優斗)と須田さん(宇垣美里)はめでたく結婚して、双子が生まれました。



みんな、順調に幸せを掴んでいます。

ゆか
ゆか

里中くんと須田さんにはびっくりでしたが、幸せそうで良かった。そして、梨沙も本当に好きな人が出来たみたいです。良かったね、梨沙。

彼女はキレイだった

ロンドンから愛には黙って帰国した宗介。

二年ぶりに会った二人の気持ちは何一つ変わってはいませんでした。

宗介は「僕には愛がいなくちゃダメみたい」と言って、「MOST」の編集長として日本に帰って来たのです。

そして「MOST」時代と違ってすっぴんの愛に「愛、キレイになったね」と。



本作のタイトル「彼女はキレイだった」は、ドラマの始まりは少女の頃の愛がキレイだったことを表しているのかと思わせ、次に「MOST」に来て変身したあとの愛のことかと思わせて…。

しかし、本当の「彼女はキレイだった」の意味は、自分の居場所を見つけて生き生きと働き、人生を楽しんでいる女性全てへの言葉だったのです。

ゆか
ゆか

樋口くんは、その後幸せになれたでしょうか。もしかしたら、素性を隠していた鎖から解き放たれ、自由に世界を飛び回りながら小説を書くことが彼にとっての幸せなのかもしれません。彼ほどのいい男だったら、すぐにパートナーは見つかるはず。

ドラマ「彼女はキレイだった」最終回感想 最後に

ドラマ「彼女はキレイだった」最終回の感想でした。

5年後の愛と宗介は、結婚してミオという女の子を授かり、愛は絵本作家になっていました。

雨上がりの空には、キレイな虹が。

毎回、ドキドキでキュン❤なラブストーリー、ありがとうございました。

ぜひ、韓国の原作ドラマも観てみようと思います!


以下の記事で、第9話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。

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