ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第3話の感想 主演・杉咲花/杉野遥亮|俺の声届きますか?

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こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第3話の感想です。

今回は、ユキコとイズミが大喧嘩をしてしまいます。

原因は森生と赤いハイヒール。

しかし、この赤いハイヒールが結局姉妹の仲直りのきっかけになってくれるのです。

ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第3話の感想 はじめに

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あらすじ

森生もりお(杉野遥亮)と会っているところを見つかり、姉・イズミ(奈緒)の怒りを買ってしまったユキコ(杉咲花)。心配性のイズミは、無職でヤンキーの森生がユキコに近づくことに猛反対。姉妹の間には険悪な空気が流れる。

そんな中、聴覚に頼ることが多いユキコにとって、背の高い自分の声が届きにくいことがストレスになると知った森生は、なんとかユキコとの身長差を縮める手立てはないかと考える。花男はなお(戸塚純貴)たちとの会話からあることを思いついた森生は、早速ユキコの家にプレゼントを届けに行くが……。森生が玄関に置いたプレゼントは、ユキコの父・誠二せいじ(岸谷五朗)が気づいて家に持って入るが、なぜか、別れた元彼からイズミへのプレゼントだと勘違いされてしまう。その中身は、赤いハイヒール。照れながらも嬉しそうなイズミの様子を、何も知らないユキコは微笑ましく思うが……。

翌日。森生に会ったユキコは、ハイヒールが自分へのプレゼントだったことを知る。プレゼントに込められた森生の一途な思いを知り、素直に嬉しいユキコ。なんとかイズミからプレゼントを取り返そうと考える。

そんな矢先、いつもの喫茶店に溜まっていた森生のもとに獅子王ししお(鈴木伸之)が現れる。店内に緊張が走る中、獅子王が切り出したのは、なんと「就職する」という報告で……!?突然の正社員宣言に一同がどよめく一方、獅子王の姿に刺激を受けた森生は、自分もちゃんと働くことを決意!しかし、ヤンキーの森生には厳しい現実が待ち受けていた……。

そして、赤座家では、ハイヒールを巡って新たな問題が勃発!ユキコに危険な思いをさせる森生が許せない心配性のイズミと、森生との出会いで新しい世界を知り始めたユキコ。お互いの幸せを思うが故に、姉妹は激しく衝突してしまい……。

[引用元]日本テレビ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」公式サイトSTORY

登場人物

赤座ユミコ/杉咲花
盲学校の高等部に通っている女の子。大きい文字ならうっすら読めるくらいの弱視。普段は白杖を使って生活している。前向きな性格で気が強い。母は数年前に他界。現在姉と父との三人暮らし。

黒川森生/杉野遥亮

地元では有名なヤンキー。現在無職。高校は数日で中退している。中学の時、ケンカで顔におった傷がある。そのせいでバイトも見つからず、周囲から疎外感を感じている。ある日、ユミコに出会い、一瞬で恋に落ちた。

赤座イズミ/奈緒

ユミコの姉で、ネイリストをしている。ユミコの母親代わりとして、いつもユミコを心配している。ときにその心配が過剰になることがあって…。

赤座誠二/岸谷五朗

ユミコとイズミの父。カメラマンをしている。気の強い娘たちに戸惑いながらも、ときどき深い言葉で周囲を感動させる。

金沢獅子王/鈴木伸之
森生のライバル。隣町の元ボス。森生の顔に傷をつけた男。

緑川花男/戸塚純貴

森生の仲間で、小学校時代からの付き合い。

桃井草介/堀夏喜

森生の子分。ケンカが強い森生を尊敬している。

紫村空/田辺桃子

ユミコの盲学校の同級生。行動力のある女の子で、恋愛にも積極的。視野が欠ける弱視。

青野陽太/細田佳央太

ユミコの盲学校の同級生で、生まれつきの全盲。

茶尾店長/古川雄大

盲学校近くのハンバーガーショップの店長。口癖は「チャオ!」

案内人/濱田祐太郎
盲目のコメディアン。ときどき登場し、自身の体験から豆知識を披露してくれる。

ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第3話の感想 

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姉の心配

ユキコ(杉咲花)の姉・イズミ(奈緒)は、ユキコが森生(杉野遥亮)とつきあっていることが心配でたまりません。

やはり、森生がヤンキーで無職なことが許せないようです。

ユキコにはもっとふさわしい相手がいると。



だけど、姉妹というのはケンカしても必ず元に戻れるものです。

イズミは少し神経質になりすぎかなぁと思うこともありますが、妹愛に溢れているからこそ。

どうにか森生が「いいヤツ」だとおねえちゃんにわかってもらいたいですね。

ゆか
ゆか

森生は、やはり顔の傷で損をしているのでしょうか。しかし、森生は傷をつけられた側です。もちろん、傷をつけた獅子王もかなりそのことを気にしてはいるようですが…。

身長差が大きすぎて

森生は背が高すぎて悩んでいます。

なんて贅沢な悩み。

しかし、ユキコが小柄なので二人で話していても他の物音が大きいとお互いの声が聞こえづらくなってしまうのです。

あと10㎝背が小さくなる方法をスマホで調べていますが、出てこないようです。

高くする方法なら、いろいろ出てきそうですけどね。



いつものたまり場の茜さん(ファーストサマーウイカ)のカフェで、草介(堀夏樹)が花男(戸田純貴)に何気なく言った「シークレットシューズ」という言葉で、名案が閃いた森生。

ゆか
ゆか

森生、いいことを思いついたようです。これが、結果的にユキコとイズミを仲直りされる重要なアイテムとなるのです。

赤いハイヒール

赤座家の玄関に、赤いハイヒールが置かれていました。

これは、森生がユキコとの身長差を縮めるために買ったプレゼントです。

しかし、森生がチャイムを鳴らしたら、出てきたのがお父さん(岸谷五朗)だったので、そっと置いて帰ってしまいます。



一方、イズミは最近、彼氏と別れたばかりです。

そして、森生がユキコのために買った赤いハイヒールを元彼がイズミへのプレゼントとしてそっと玄関に置いていったのだと勘違い。



翌朝、いつも通り通学するユキコを待っていた森生は、ユキコがプレゼントした靴を履いていないのを見て、少しがっかりします。

しかし、目の不自由なユキコにハイヒールはちょっと危険だったと気づく森生。

それでもユキコはとても喜んで、必ずハイヒールを取り返すと言ってくれます。

ゆか
ゆか

ユキコが森生からもらった初めてのプレゼントが、赤いハイヒールというのはとてもロマンティックですね。ユキコも森生のことを好きになり始めているみたいです。

獅子王が決着をつけたかった理由

獅子王(鈴木伸之)がこのところ、森生と決着をつけようと躍起になっていたのは、就職試験を受けていたからでした。

獅子王はちゃんとした会社員になる前に、森生と決着をつけたかったようです。

しかし、正式採用になった今ではそれも出来ません。

暴力沙汰で採用取り消しになったら大変です。



そんな獅子王を見て、森生は自分もちゃんとした仕事に就く決心をします。

ゆか
ゆか

森生がやる気になって来ました。ちゃんとした仕事に就くことは、ユキコとのこともあるからかなぁ。とにかく、定職に就くことは良いことです。

しかし、森生は次々と面接で落とされ、一人部屋で「俺、生きてる価値あんのかな」とつぶやくシーン。

そんな悲しいこと言わないでほしい。

生きてる価値がない人間は、この世にはほとんど(たまにいるけど)いません。

人間は、それぞれ何か役目を与えられ生まれてくるのだと、私は信じています。

世間の目は厳しいけれど、森生を求めてくれる職場がきっとあるはずです。

森生のいいところ

ちょうど森生が落ち込んでいるときに、ユキコがハイヒールのお礼の電話をくれました。

途端に元気になる森生。

やはり、「恋です!」は森生のありったけの思いが込められた手紙だったんですね。



ユキコは「森生のいいところをわかってくれる会社がきっと見つかる」といいます。

ユキコは目が見えない分、目が見える人よりずっと本当の森生の良さが見えるのだと思います。

ゆか
ゆか

見た目で判断せず、心の目で人をみるべきことを教えられました。きれいごとではなく、見た目で人を判断していた自分が恥ずかしい。

ユキコの気持ちとイズミの気持ち

姉妹は、お互いをとても大切に思っています。

それは、ドラマを観ていてすごく伝わって来ます。

ただ、イズミはユキコが心配でたまらないのです。

森生と仲良くなったことで、ユキコが傷つかないかと。



イズミは、森生を本当に悪い人間だとは思っていないのではないでしょうか。

ただ、ただユキコが心配なだけです。

自分がお母さんの代わりにユキコを大切にしなければと。



赤いハイヒールが森生からユキコへのプレゼントだったことを知って、イズミにはこんな危ない靴をプレゼントする森生がユキコを大切にしてくれると思えなかったのです。

しかし、ユキコはこのプレゼントをとても喜んでいます。

ユキコは、目がよく見えなくても、いろんなことに挑戦しようとしているのです。

ゆか
ゆか

イズミの気持ちもとてもよくわかります。ユキコが恋をしたり、ハイヒールを履くことやもっと他にもいろんなことに挑戦したい気持ちもわかります。家族の心配とユキコの気持ちを尊重することは両立できないことなのでしょうか。

イズミはユキコが傷つかないようにと願っているだけですが、少しだけユキコに冒険させてあげてもいいのでは…。

見ず知らずの人でも、ユキコが困っていたら、親切にしてくれる人は絶対にいます。

世の中、そんな捨てたもんじゃない。



ユキコが心配で、飲み会も合コンも旅行もいかないイズミ。

イズミも自分の人生を生きる権利があります。

イズミは「いいお姉ちゃん」過ぎるのです。

他人に頼っていいと思います。

ユキコにもっといろんなこと任せていいと思います。

お父さんだっているのですから。

獅子王の就職先

獅子王の就職先はレンタルビデオ店です。

ずっとバイトをしていて、社員に昇格して、今は店長を任されています。



森生は、獅子王の職場だと知らずやって来て、ユキコが好きなゾンビ映画を探しています。

そこに、一人のおばあちゃんがセルフレジで困っていました。

親切に教える優しい森生。

おばあちゃんは、顔に傷がある森生を全く嫌がってもいないし、怖がってもいません。

実は、このおばあちゃんは獅子王の祖母でした。



森生は、獅子王にこのビデオ屋は不親切だといいます。

目の不自由な人や高齢者に優しくないと。

そんな意見を言ってくれる森生を獅子王が「お前のような奴がこの店には必要だ」と言ってくれます。

森生を必要としてくれる場所が見つかったのです。

ユキコが言ってくれたように。

おせっかいに感謝。

ゆか
ゆか

結局、獅子王もいいヤツだ!

お姉ちゃんと仲直り

お姉ちゃんと大喧嘩をして、これからどうしようかと思っているユキコ。

盲学校の同級生の空(田辺桃子)が、赤いハイヒールに似合う服を買いたいなら、行きつけのハンバーガーショップの茶尾店長(古川雄大)に相談してみたら?とアドバイスしてくれます。

ユキコは洋服を買うときはいつもイズミと一緒。

茶尾店長に教えてもらったお店に、お姉ちゃんについてきてもらうことに。



これで、二人は仲直りが出来るでしょう。

赤いハイヒールでケンカして、赤いハイヒールで仲直り。

ゆか
ゆか

ユキコはお店に一人で入ってみるとイズミに言って、お店の人と洋服を選んでいます。このシーンのイズミを演じる奈緒さんの表情と演技が素晴らしい。目に涙をためて、心配しているような感動しているような…。もらい泣きしてしまいました。

新しい服と赤い靴

ユキコは、森生のバイト先のレンタルビデオ店に新しい服と赤いハイヒールで出かけます。

何度もうまく歩けるように練習したようです。

しかし、ちょっとした歩道のくぼみにつまづいて、転びそうになったところを森生が抱きとめる。

遠くからその姿を見つめるイズミ。

イズミも森生が「いいヤツ」だということをわかってくれたようです。



感動のあまり、泣きながらユキコを抱きしめる森生は、本当にいいヤツです。

ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第3話の感想 最後に

ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第3話の感想でした。

いいドラマだなぁ。

心が洗われるようで、自分もちゃんとしなければと教えられます。

世界が便利になるにつれて、障害がある人、高齢者など、それについていきづらい人もいることは、頭ではわかっていてもなかなか気づかない…。

森生のように、気づける人になりたい。


以下の記事で、第2話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってください。

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