こんにちは、はるき ゆかです。
ドラマ「どうせもう逃げられない」第6話の感想です。
今回は、拓己とちはるの過去の事故に至るまでが語られるターンでした。
拓己がちはるのことを本当に好きだったことはわかりました。
しかし、二人は一線を越えてはいなかったのです。
ドラマ「どうせもう逃げられない」第6話の感想 はじめに
あらすじ
5年前のある夜、突然訪ねてきたちはるから、子供番組を作りたい一心で編成局長と関係を持ってしまったと聞き、動揺する拓己。征己が許すはずがないと泣きじゃくるちはるを慰めるため、拓己はキスをし、そして…。5年前に拓己とちはるに起こったこと、拓己がなぜデザインをやめていたのかを、馨はなほ、浦江、余に話すが、3人はそれぞれに驚き、動揺を隠せない。
[引用元]MBS「どうせもう逃げられない」公式サイトSTORY
登場人物
向坂拓己/白洲迅
「ソロ・デザイン・オフィス」社長。「伝説のデザイナー」と呼ばれる天才。
野田蔵なほ/横田真悠
大学の就活に失敗。派遣・アルバイトで生活しているが、正社員を目指している。普通のOLになるのが夢。
深澤馨/浅香航大
「ソロ・デザイン・オフィス」のカメラマン。デザイナー時代の拓己を知っている唯一の人物。
余雄彦/草川拓弥
「ソロ・デザイン・オフィス」のデザイナー。拓己に憧れている。
浦江沙耶香/石田ニコル
「ソロ・デザイン・オフィス」のデザイナーでライター。
向坂ちはる/小林涼子
拓己の幼馴染で、兄の亡き妻。
粕谷誠一/白石隼也
なほの元上司。独立を考えている。
向坂征己/森準人
拓己の兄。
向坂翼/本田望結
拓己の義理の妹。明るい女子高生。両親、兄とともに名古屋在住。
島津悟/一ノ瀬竜
なほの就活仲間だったが、なほにひどい裏切り行為を行った。一ノ瀬は無事高田産業に入社。
ドラマ「どうせもう逃げられない」第6話の感想
子供番組を作りたくて
TV業界に限らず、力のある男性に女性はいつも不本意な関係を迫られるものなのでしょうか。
しかし、そんな人の心を踏みにじるような人は何故かうまく出世していくものです。
上には取り入って、下には横柄で、女性にセクハラくらいどうとも思っていない男。
ちはる(小林涼子)は、どうしても子供番組が作りたかった。
そのためには、以前から言い寄って来ていた男に身を任せるしかなかったのです。
その男は自分の言う通りにしないと、キー局の会議からちはるを外すと。
そして、その話を聞かされた拓己(白洲迅)は、ちはるが寝たのは上司の卑劣な男ではなく、出来心で拓己がちはるを襲ったことにしようと言って…。
このことは、決して兄の征己(森準人)には知られてはいけないと。
しかし、拓己はただちはるにキスをしただけで、何もしませんでした。
拓己は、本当にちはるを愛していたから何もしなかったのです。何もできなったのです。
事故でちはるを失って
拓己は、ちはるを家まで送る車の中で、ちはるに愛を告白します。
ちはるも、それを受け止めます。
しかし、その日は大雨で、拓己は運転を誤り、事故を起こしてしまいます。
その事故でちはるは亡くなり、拓己は背中に大きな火傷をしてしまったのです。
ちはるが亡くなっていなかったら、二人はその後どんな人生を歩んだのでしょうか。
写真は本心を写す
全ての経緯を知っているカメラマンの深澤(浅香航大)は「写真は怖いよ。被写体への気持ちが全て現れる」と言います。
カメラマンだからこそ言える言葉。
誰が見ても、愛犬のハルとちはるを写した人物が、どちらのことも愛していたことがわかる写真。
それで、あの写真は拓己が写したのではなく、深澤が写したことにしたのです。
すごく素敵な写真。拓己が本当にちはるのことが好きだったことが分かります。
なほ(横田真悠)は、深澤の話を聞いて一人屋上で涙を流します。
拓己が愛する人を自分のせいで失い、そのことで自分を責めていることが悲しくて。
浦江の独立
浦江(石田ニコル)は、友達にすっと誘われていて、独立を考えているようです。
「ソロデザインオフィス」は、浦江にとってとても働きやすい職場だったので、拓己の過去の話を聞いてどうしようか迷っているのです。
浦江が「ソロデザインオフィス」に入ったときには、既にあの写真には一切触れてはならないことになっていました。
浦江は自分の仕事をわかってくれる拓己にずっとついて行こうと考えていたのですが、この話を聞いて信用されてなかったのだと思ったようです。
しかし、それは信用されていなかったわけではないと思います。
おそらく、気を使わせたくなかったから。
深澤から、社員たちにちはるのことを話したと、拓己には伝えられています。
微妙な雰囲気になる職場。
気まずい…。こういうアットホームな会社でこれは…。
ここは誰もが巣立っていく場所
浦江が拓己に独立することを申し出ました。
拓己は、引き留めることもなく日程の調整をしようとします。
拓己は追いかけて来たなほに「ここにいる人間は、ここでの経験を持って必ずいなくなるんだ。浦江さんもあんたも」
なほには、弱音を吐いた拓己でしたが、またなほを突き放します。
怒ったなほは、浦江に「言いたいことをはっきり言えばいいんです!浦江さんもお世話になりましたなんて、言わなくていいです。こんな偏屈で意地っ張りの大馬鹿野郎に」と言って…。
浦江は「私は向坂さんにたくさん救われました。私は少しでも向坂さんの力になれましたか?」と聞きます。
拓己は、やっと本心を言うときが来たのです。
「辞めないでほしい。俺がさびしい」
やっと本心を言えましたね。浦江さんは、心を開いてくれた拓己に辞めないことを告げてくれます。拓己は、なほに調子狂わされっぱなし。もちろん、いい方向に。
なほは、屋上で煙草を吸っている拓己のところへ行って、ちょっと言い過ぎましたと謝ります。
そのあとのなほからのキスのシーンは、ちょっと驚かされましたね。
そして、拓己はなほに
「払っても払っても囚われる」
本作ラストシーンより引用
のです。
ドラマ「どうせもう逃げられない」第6話の感想 最後に
ドラマ「どうせもう逃げられない」第6話の感想でした。
今回、なほちゃん、頑張りましたね。
拓己は不器用で意地っ張り。
そんな拓己をなほちゃんは確実に変えてしまいました。
ずっと、あの事故の悲しみに苦しめられていましたが、拓己にはやっと心を解放できる相手が現れたのです。
以下の記事で、第5話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧ください。