ドラマ「最愛」第3話 感想と考察 主演・吉高由里子|梨央の最愛とは?

こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「最愛」第3話の感想です。

渡辺昭が殺害されたとき、梨央が現場付近の防犯カメラに映っていますが、梨央は犯行を否認。

しかし、深夜に渡辺昭に会っていたことは認めます。

今回は、真田ホールディングスの闇が徐々に暴かれていきます。

真田ウェルネスの事業説明会を中止するように脅迫状が届き、真田ウェルネスが他社から恨まれていることがわかります。

そして、渡辺昭が持っていた500万円の出所はどこなのか?

ドラマ「最愛」第3話の感想 はじめに

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あらすじ

大輝(松下洸平)から「友達として話をしたい」と言われた梨央(吉高由里子)は、近所の馴染みの鉄板焼き店へ。ぎこちないながらも昔のような空気が2人の間に流れ、梨央は事件当夜のことを話し始める。

署に戻った大輝は、梨央の足取りを付近の防犯カメラで確認。彼女の話に矛盾はなく、相棒の桑田(佐久間由衣)も梨央は犯人ではないと感じるが、同時にどこか煮え切らない大輝の態度がひっかかる。

そんな折、「真田ウェルネス」に一通の脅迫メールが届く。後藤(及川光博)は事業説明会の中止を進言するが、新薬開発をなんとしても成功させたい梨央は「中止はしない」と断言。説明会がアナリストやメディアに評価されて新薬が承認されれば、自分の前から突然姿を消した弟の優が戻ってきてくれるかもしれないという思いもあった。物々しい警備体制のなか、事業説明会が始まる・・・。

[引用元]TBSテレビ「最愛」公式サイトSTORY

登場人物

朝宮梨央/吉高由里子
高校三年生当時、白山大学陸上部寮夫の娘。明るく誰からも愛される性格。陸上部の大輝に初めての恋心を抱いていた。将来の夢は新薬開発。弟の優とは異母姉弟。現在は「真田ホールディングス」の子会社「真田ウェルネス」の社長。バイオベンチャーを買収し、念願の製薬事業に乗り出す。

宮崎大輝/松下洸平

白山大学三年当時、陸上部のエースだった。陸上部の寮住まいで面倒見のいいさわやかな青年。寮の看板娘である梨央に恋をしている。現在は警視庁刑事部捜査一課の刑事。梨央とは15年ぶりに再会を果たす。

朝宮優/柊木陽太

梨央の弟。興奮すると記憶の一部を失うという記憶障害を持っている。異母姉の梨央のことが大好き。

朝宮達雄/光石研

白山大学陸上部の寮夫。梨央と優の愛情あふれる父親。陸上部員たちにとっても父親的な存在。梓と離婚後、秋子と再婚し、優が生まれる。15年前、クモ膜下出血で突然この世を去った。

真田梓/薬師丸ひろ子

梨央の母。「真田ホールディングス」の社長として、不動産やホテル事業を展開して成功させたやり手。達雄とは梨央が三歳のときに離婚。息子の政信を引き取り、達雄が梨央を引き取った。現在も「真田ホールディングス」の社長で、明るい性格から求心力のある社長だが、事業拡大のためには手段を選ばない。娘の梨央に子会社を任せている。

加瀬賢一郎/井浦新

真田家の番犬と言われる弁護士。東大法学部を首席で卒業。「真田ホールディングス」の法務部に所属し、梓の指示でときどき梨央の様子を見に行っていた。現在は梨央が社長を務める「真田ウェルネス」の弁護士。様々な方法で梨央をフォローしている。

長岡恵/茅島成美

達雄の再婚相手の秋子の母。秋子が亡くなってから梨央と優の面倒を見ていた。

真田政信/奥野瑛太

梨央の兄。プライドが高く、上京した梨央には冷たく当たる。現在は「真田ビジネスサービス」の社長。自分ファーストなタイプ。梨央にはライバル心を持っている。

渡辺康介/朝井大智

白山大学大学院生。薬学部。長嶋の友人でよく寮に出入りしている。突然失踪し、15年後白骨遺体で発見される。

渡辺昭/酒向芳

康介を男で一つで育てたシングルファーザー。妻とは離婚。現在は失踪した息子の康介を15年間探し続けていたが、山の中で発見された白骨遺体が康介だと判明。その10日後、本人も遺体で発見される。

長嶋透/金井成大
白山大学三年の陸上部員。

藤井隼人/岡山天音

白山大学陸上部の二年生。現在は富山県警刑事。大輝を手助けする。殺人事件と梨央の関係に苦悩する大輝の唯一の相談相手。

青木菜々/水崎綾女

白山大学陸上部のマネージャー。

高城隆之介/菅原健

白山大学陸上部の三年生。

山尾敦/津田健次郎

警視庁捜査一課係長。大輝の上司で、観察眼が鋭く部下から信頼されている。

桑田仁美/佐久間由衣

駒沢署の刑事。若い女性警官から慕われている姉御肌の女性。大輝とコンビを組み、殺人事件を捜査する。

後藤信介/及川光博

「真田ウェルネス」の専務。「真田ホールディングス」の古参社員で、次期「真田ウェルネス」の社長候補だった。梨央を敵対視する。

児島彩夏/宮下かな子

梨央の秘書。

橘しおり/田中みな実

フリーのノンフィクションライター。元新聞記者で、記者クラブ賞を受賞するほどの実力を持つ。「真田ホールディングス」の闇を追う。

情報屋/高橋文哉

後藤の指示で梨央の素行や情報を探る情報屋。

ドラマ「最愛」第3話の感想 

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事件の日の夜

大輝(松下洸平)は、梨央(吉高由里子)に「友達として話したい」と言い、梨央の馴染みの店に行きます。

最初の再会の時、梨央は大輝とはまるで初対面のような態度をとったことを謝罪。

梨央は、昔からの友達として大輝と向き合います。

大輝は、白骨遺体として発見された渡辺康介の父・渡辺昭(酒向芳)が殺害されたことを後悔しています。

自分がもう少し手助けできたのではないかと。

お互いに好きだった二人に、やっと少しづつ昔の雰囲気が戻って来たようです。

梨央は警察に隠しておかなければならないことなど、何一つないから何でも話すと言います。



梨央が大輝に話したこと。

  1. 渡辺昭の遺体のポケットから出て来た「お守り」が大輝からもらったお守りに似ていると思ったこと。
  2. お守りはもらったその日になくしてしまったこと。
  3. 寮の中を探したが見つからなかったこと。
  4. 渡辺昭とは、芝池公園で3日の夜中の12時に会ったこと。
  5. 自分は何もしていないこと。
  6. 渡辺昭に康介について知っていることを教えてくれと言われ、腕を掴まれたが振り払ったこと。
  7. そのあとタクシーに乗って家に帰ったこと。

しかし、6.と7.については、警察に戻った大輝が梨央から聞いた話として山尾係長(津田健次郎)と相棒の桑田刑事(佐久間由衣)に話したことです。

大輝は、かつて好きだった人でも、まだ梨央に対して疑惑を持っているようです。

桑田刑事は、渡辺昭の身長が180㎝以上あることからしても30代の女性が首を絞めるのは無理があると言いますが、梨央が芝池公園で渡辺に会ったことは認めているため完全にシロだとは思えないようです。

梨央が話したことは、以上の7つのことですが、大輝はまだ梨央が話してくれていないことがあると予測しています。

それが、個人的なことなのか、会社のためのことなのか…。



梨央は一番重要なことは、大輝に話していません。

あの日、梨央が渡辺康介に襲われたことと、そのあとのこと。

ゆか
ゆか

その話をしてしまうと、父と優に疑いの目がかかることになります。

青い封筒

渡辺昭が宿泊していたホテルの防犯カメラには、渡辺が青い封筒を持って部屋に戻った様子が映っていました。

その青い封筒は、現金500万円が入っていた封筒です。

これは、渡辺昭は、その封筒をどこかで受け取り、殺害される前日の午後4時過ぎにホテルに帰り、金庫に保管していたということを意味します。

ゆか
ゆか

この500万円の出所はどこなのでしょうか。梨央がこれ以上騒がないでほしいと言って渡したものだとは思えません。

警察の調べによると、真田梨央の銀行口座から500万円の引き出しの記録はありませんでした。

それなら、誰が渡辺昭に500万円を渡したのか。

渡辺昭はただ息子を探していただけなのでしょうか。

梨央の生活

梨央は、真田ホールディングスの関連会社・真田ウェルネスの社長だとは思えない質素なマンションに住んでいます。

そして、デスクの周辺には「僕は元気です 優」と書かれた絵ハガキが大量に貼られており…。

梨央の弟・優は、15歳の時、真田家を出て以来、月に一度、このハガキで連絡をよこすだけで梨央自身も会っていないようです。



優が出て行ったときに残していた手紙には、「僕は人を殺した。姉ちゃんが消してくれた記憶を取り戻した」と書かれていました。

あの夜、梨央を守るために康介を刺したこと…。

梨央の母・梓(薬師丸ひろ子)は、優を探してくれると言い、そして本当に見つけてくれました。

しかし、優は自分が梨央の弟であることも、朝宮優であることも捨てたいと言っていて、その理由は梨央も知っているので会いたくないと言っていると…。

ゆか
ゆか

梓はとても優しくていいお母さんですが、これは本当のことでしょうか。優がやってしまったことを知って、会社を守るために梓自身がどこかに優を隠しているのでは?

全てを思い出した優のことを思い、号泣する梨央。

優を幸せじゃなくさせてしまったと。

このシーンの吉高由里子さんの演技は圧巻でした。

真田ウェルネス事業説明会

真田ウェルネスに、脅迫状が届いたのは、真田ウェルネス事業説明会の日でした。

危険な薬を開発しているとか、事業説明会を中止しなければ梨央への復讐を実行するなどと書かれています。

梨央は社長になってから、このような脅迫状を幾度となく受け取っているので、問題にすることはないと言います。

後藤副社長(及川光博)が事業説明会を中止しようと言いますが、SND850の臨床試験が順調であることをアナウンスしなければ、期待値が下がることを梨央は懸念しているのです。



事業説明会は予定通り行われました。

入り口で入念な警備体制が敷かれ、万全な体制で行われたはずでしたが、今回の脅迫事件の犯人が会場に紛れ込んでいるようです。

大輝と再会したとき、梨央を狙った車が会場に駐車されているのを大輝が見つけたのです。



犯人は、梨央の控室に警備員の格好をして忍び込み、梨央をナイフで脅して駐車場に連れ出します。

この男は元モリバイオテクノ社長・森下貴史という男で、真田ウェルネスに社員を引き抜かれ、自分の会社が倒産させられたと思い、梨央を恨んでいたのです。

森下は、真田ウェルネスの薬の治験者が死んでいるなどと叫んでいましたが、治験者の死因は交通事故。

完全に森下の逆恨みだったのです。

しかし、大切な事業説明会が台無しです。

ゆか
ゆか

森下の復讐は、逆恨みが原因でした。渡辺親子の死とは無関係。こんな事件が起こると関係のないことまで週刊誌に書き立てられてしまいます。

長年、真田グループの闇を追っているフリージャーナリストの橘しおり(田中みな実)は、真田ウェルネスの後藤専務と裏で繋がっています。

後藤専務は、梨央を失脚させることが狙いではありますが、会社自体を失墜させるつもりはないようですが…。

500万円の受け渡し

渡辺昭は、若い男とホテル近辺の喫茶店で会い、500万円の入った青い封筒を受け取っているのがお店の防犯カメラに映っていました。

若い男とは、後藤専務と繋がっている情報屋(高橋文哉)の青年。

渡辺昭の遺体が見つかったときの周辺の防犯カメラにも映っていた男でした。

この男は、いつも自転車で行動し、ハッキングが出来るようで、梨央のPCのカメラで梨央の様子を見ています。

ゆか
ゆか

この青年は、優である可能性があります。しかし、優が本当に生きているのかも、毎月届くハガキも、本当に優が書いているのかも真相はわかりません。しかし、もし優が梨央を恨んでいるとしたら…。

考察 まとめ

  • 情報屋は優?
  • 梓が優からのハガキだと言っていたハガキと置手紙の筆跡が違い過ぎる(梓は優を見つけていない?)
  • 優が記憶を取り戻したのは子供の頃持っていた携帯の動画を復元して見たため
  • 優はPCに詳しいため梨央が消した動画を復元できた(今は梨央の会社のPCをハッキングしている)
  • 渡辺昭は情報屋(優)から500万円を受け取った
  • 優が渡辺昭に渡した500万円は達雄が貯めていたお金?(おばあちゃんから受け取った達雄の通帳と印鑑があった)
  • 優が渡辺昭に渡した500万円は後藤から出ている?
  • 昭を殺害したのは優?
  • 梨央に付きまとわないでほしいと父から託されたお金を渡したのに、昭が梨央につきまとうのもをやめなかったため殺害?
  • ラストシーンの情報屋(優)の笑顔の意味は?(梨央が窮地に立たされているのを見て優が笑うのは不自然)
  • 第2話で薬で朦朧とした梨央の記憶の中で渡辺康介は優に刺されたあと、自分で転び優に刺された鉄の棒がさらに深く腹に刺さって死んだため、康介殺害の犯人は優ではない(ように見えたのですが…)

ドラマ「最愛」第3話の感想 最後に

ドラマ「最愛」第3話の感想でした。

今の段階では、いろんな推理が可能だと思います。

真田グループには闇があり、優しくて明るい梓にも実は隠し通さなければならないことがあるとか…。

情報屋が優であることも、不自然さが否めない部分も。

少しづつ回が重なるにつれて、少しづつ真実が見えてくるのだと思いますが、次回が待ち遠しいです。


以下の記事で、第2話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧ください。

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