ドラマ「スナックキズツキ」第4話の感想 主演・原田知世|瀧井くん

magcup

こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「スナック キズツキ」第4話の感想です。

今回のお客さんは中田さんの彼氏で佐藤さんの後輩の瀧井くん。

瀧井くんがトウコにオーダーしたのは、だし巻き卵。

お母さんの思い出の味。

ドラマ「スナックキズツキ」第4話の感想 はじめに

BBQ

あらすじ

中田さんの彼氏で佐藤さんの後輩である瀧井くんも、やはり傷ついていた。幼い頃、父を亡くし裕福とは言えない暮らしをしてきた瀧井くん。大学も奨学金制度を使って通ったので、今も返済している。ある日、セレブが集まるBBQパーティーに招待され、自分の生活との違いに肩を落とす瀧井くんもまた、スナックキズツキに辿り着いて…。

登場人物

トウコ/原田知世
日々の生活の中で、傷ついた人が訪れるスナック「キズツキ」のママ。

こぐま屋/浜野謙太

スナック「キズツキ」に飲み物を届ける酒屋さん。何やら叶えたい夢があるようで…。

中田優美/成海璃子

仕事はコールセンターのオペレーター。仕事のクレーム対応に疲れ、彼氏の純とは倦怠期。落ち込んでいるときにスナック「キズツキ」に辿り着いた。

安達よしみ/平岩紙

総菜屋で働いている。自分だけが損をしているといつも思っている。そんなストレスをコールセンターの問い合わせで解消してしまうことも。

佐藤悟志/塚地武雅

独身で母と二人暮らしの広告代理店「大雄企画」の営業。潤の上司。周りと自分を比べて落ち込む。

瀧井潤/小関裕太

広告代理店「大雄企画」の社員。企画部に所属。つきあって2年になる中田優美の恋人。イケメンで苦労人。だし巻き卵ともろきゅうが大好物。

ドラマ「スナックキズツキ」第4話の感想 

ワイン

セレブBBQパーティに招かれて

瀧井くん(小関裕太)は、「大雄企画」に勤めるサラリーマンです。

大学は奨学金制度を利用していったので、今も返済をしています。

そんな瀧井くんは、高校の同級生の女の子に誘われ、彼女のスキューバダイビング仲間のBBQパーティの会場へ行く運転手を頼まれていました。

一緒に行く女の子・アオイちゃんも同行していて、彼女も実はセレブなお嬢様。

池袋にビルを持っていて、両親はそれぞれが会社経営をしているといいます。



ダイビングスクールの社長は、かなりのお金持ちで生徒の友達も誘って来ていいと言われて、瀧井くんとアオイちゃんも一緒に来たのでした。

BBQはとても豪華で、高級ワインやA5ランクのお肉がたくさん。

瀧井くんは、同級生に、ダイビングスクール仲間のレストラングループ経営者の男性を紹介され、名刺交換をします。

その男性は瀧井くんの名刺を見て、「大雄企画」が何の会社か知らず、少し気まずい空気が流れます。

瀧井くんも自分は「場違いだな」と感じているようで…。

ゆか
ゆか

瀧井くんは、セレブではないかもしれませんが、その容姿があればこの場所に居る誰よりもぶっちぎりの大優勝ですw。

ちょうど、父親代わりだった年の離れた兄(八嶋智人)からLINEが来て、瀧井くんは普段兄の家で一緒に食べる焼き肉の様子を思い出します。

赤いウィンナーが定番。

それは、瀧井くんの家庭では焼き肉に必ず出てくるものでした。

そんな母も今はもう亡くなり、ふとお母さんの「だし巻き卵」を思い出します。



アオイちゃんと二人になった瀧井くん。

アオイちゃんは、他のテーブルで高級ワインのシャトー・マルゴーの差し入れがあったと盛り上がっているのを見て、「そのワインって高いんですか?」と瀧井くんに聞きます。

曖昧に「うん、まあ、そう」と答える瀧井くん。

おそらく、瀧井くんもあまりよくわからないのです。



アオイちゃんは、来月からドイツに留学すると言います。

そして、そのままドイツの大学に編入しようかと思っていると。

ゆか
ゆか

アオイちゃんも、かなりのお金持ち。ドイツ留学をして、そのままドイツの大学に行こうとしているのです。シャトー・マルゴーが高いワインだと知らないことも、ただワインに疎いだけで、高いということを知らないとはっきり言えるのはお金持ちだからこそ。

瀧井くんに運転手を頼んだ高校の同級生は、瀧井くんに気があるようです。

BBQが終わって、家まで車で送ってもらった後、「ちょっとうちに寄っていく?」と瀧井くんを誘うのですが、瀧井くんは「いや、いや、それはダメでしょ」と言って断ります。

瀧井くんには彼女がいるし、瀧井くんが真面目だというより、同級生の女の子は瀧井くんにとって、それ以上でもそれ以下でもないのです。

正直な瀧井くん

瀧井くんにとって、その日のBBQはただ疲れるだけのものでした。

帰り道を歩いていて、むしゃくしゃしてふと足元にあった石を蹴飛ばします。

すると、そこには「スナックキズツキ」の看板があって、看板を壊してしまいます。

そのことを正直に謝りに行く瀧井くん。

すると、トウコ(原田知世)がお店の電球を変えているところでした。

ゆか
ゆか

なんと、瀧井くん(というか小関裕太さん)、イスに乗らなくても電球変えれるんだー!背が高くて手が長いっていいなぁw。

トウコの代わりに電球を変えた瀧井くんは、コーヒーをごちそうになります。

そして、トウコは、唐突に「お金持ちの利点って何だと思う?」と瀧井くんに聞きます。

村上春樹著「ノルウェーの森」の一節にあったという、お金持ちは「お金が無い」ってはっきり言えることだとトウコは言います。



まさに、アオイちゃんが「シャトー・マルゴーって高いんですか?」とはっきり知らないことを言えたのと同じですね。

本当にお金が無い人は、人に「お金が無い」と言えないもの。

本当は美大に行きたかった瀧井くん

瀧井くんは、美大に行きたいと思っていました。

しかし、私立の美大の学費はかなり高い。

そして、瀧井くんは美大をあきらめ、美術系ではない大学を受験することに。

そのときも、瀧井くんは友達に「お金が無いから美大には行けない」とは言えなかったのです。

朗読会

今回のトウコのおもてなしは、「朗読」。

白紙の本を二冊カウンターの下から出してきて、瀧井くんに一冊渡します。

主人公は「ウミウシ」。

海の底にいるウミウシは、上の世界のことを何も知らなかった。

船の上では豪華な舞踏会が開かれていることも。

ウミウシは初めて観るものだったが、参加者たちにとってはそれは当たり前の光景。

ウミウシはしらなかった。

「選択できること」を。

ゆか
ゆか

お金が無いと、選択肢が狭くなるのは言うまでもないことです。狭い世界の中でしか生きられない。お金持ちはいろんな選択肢の中から本当に選びたいものを選べるのです。アオイちゃんが親の会社に入ることより興味のある語学の勉強を選択できたように。

お母さんのだし巻き卵

瀧井くんがトウコに注文したのは、だし巻き卵。

母との思い出のだし巻き卵を、泣きながら食べる瀧井くん。

この素敵な思い出を持っている瀧井くんは、決して不幸ではありません。

いつも自分のことを考えてくれる優しいお兄ちゃんもいます。

だし巻き卵の黄色はしあわせの色。

ファンタジックでリアル

本作は、原田知世さんなくしては成立しないドラマです。

「スナックキズツキ」を訪れる客は、みな傷ついているけれど、トウコに一言も悩みを打ち明けていません。

それでも、トウコは訪れた客たちの心の傷を理解し、癒してくれます。

不思議な空間だけれど、「スナックキズツキ」は本当にどこかにあるのではないかと思わせてくれるのは、原田知世という女優の持つ力、故です。

ファンタジーのようで、リアルなドラマ。

ドラマ「スナックキズツキ」第4話の感想 最後に

ドラマ「スナックキズツキ」第4話の感想でした。

とても、不思議であたたかいドラマ。

原田知世という存在が作り上げる世界観。

どんどんのめり込んでいくドラマです。

次回は瀧井くんがよくいくコンビニの店員の富井さんです。

以下の記事で、第3話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってください。

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