ドラマ「ムショぼけ」最終回の感想 主演・北村有起哉|本当の幸せ

prison

こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「ムショぼけ」最終回の感想です。

今回は、陣内が自分の過去に正直に向き合い、なぜ自分が14年間も刑務所に入らなければならなかったかを書き綴り始めます。

それは、リアルな現実でした。

ドラマ「ムショぼけ」最終回の感想 はじめに

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あらすじ

一度は書き上げた自伝は、自分の人生をあまりにも美化したものだった。陣内は恥も都合が悪いことも全てを書き残すために再びパソコンの前に座り、真実の自分の人生を書き始める。過去に起こした罪に向き合う。なぜ自分が14年間も刑務所に入らなければならなかったのか…。

登場人物

陣内宗介/北村有起哉
敵対する組織の幹部を狙撃し、14年間のムショ暮らしを経験した元反社。

リサ/武田玲奈

人気インフルエンサーで陣内に興味津々。

HIRO/九条ジョー

陣内の元舎弟で、現在は暴露系YouTuber。

オカン/末成映薫

陣内の母。

平松/木下ほうか

陣内の元兄貴分。今は解体業の会社を経営している。

さとし/松尾諭

陣内の元兄弟分。今は運送会社で働いている。

ナツキ/鳴海唯
陣内の娘。明るく優しい性格。父親思い。現在妊娠中。

カイト/山崎竜太郎
陣内の息子。高校球児。ぶっきらぼうだが、陣内を心底心配している。

夜勤部長/板尾創路

陣内にシャバの厳しさを教える幻のような存在。

ドラマ「ムショぼけ」最終回の感想 

砂浜の貝殻

今回まで描かれていた陣内(北村有起哉)の人生は、どこかふと笑える人生でした。

不器用な元反社の中年男が、シャバに出て来て新しい人生を不器用なりに生きていく、それをおもしろおかしく描かれていました。



しかし、現実の反社の世界はそんな甘いものではありませんでした。

家族と楽しくお盆休みを過ごしていた陣内の元に一本の電話がかかって来ます。

それは組の若頭・平松(木下ほうか)からでした。

すぐに組長の本宅の方へ来いという命令。

陣内に断る権利はなかった…。



組長の本宅へ向かった陣内は、抗争相手の組長の命を奪ってこれたら、本部の頭が5000万円を振り込み、刑務所から出て来たら組を持たせてやると言っているという平松。

陣内が所属する組の組長は、自分の身の安全をとにかく優先したようでした。

腕を撃たれた組長は、反社らしくないほど震えあがっているようで…。

ゆか
ゆか

よくこんなんで組長になれたなと思いますが、いわゆる、しのぎがうまかったのか…。

そして、翌日、陣内は舎弟のHIRO(九条ジョー)を連れて、抗争相手の組長を襲撃。

家族に別れを告げることもなく。

上手くいけば、家族にお金を残し、オカンにお金を返し、家族との明るい未来が見えた気がしていた陣内。



拳銃を撃った自分を思い出しているシーン。

真っ白な部屋に一人佇む陣内。

小さなテーブルの上には、パソコンと家族の写真。

今の陣内が拳銃の引き金を引こうとしている過去の陣内に「やめろー!」叫ぶのですが、時間は巻き戻ることはありません。

その後、シャバに出て来たあとの様々な思い出がよみがえり…。

真実を書き終えた陣内は「俺は最悪や」と叫ぶ。

そこにナツキ(鳴海唯)から電話がかかって来ます。

ゆか
ゆか

陣内は、真実を記した自伝を出すとまた家族に迷惑がかかると思っていますが、自分にはこれしかないと14年間獄中日記を書き続けて感じていたのです。

陣内の文才を初めに認めてくれたのはリサ(武田玲奈)でした。

ナツキは、リサちゃんが認めてくれたならやるしかないやん!と励ましてくれます。

名前もペンネームを使えば、誰にもバレないし、その自伝の中にはナツキの14年間も書いてほしいと。



陣内は刑務所での生活が長いと、その規律に縛られ、出所してからもその習慣が抜けきれなかったようです。

しかし、半年、1年…と経って行くうちにそんな「ムショぼけ」も治って平凡に平和に暮らしていけると思っています。

陣内の自伝を呼んでくれた作家の我妻氏からは、編集者に見せても良いかという返事がきました。




ときどき出てくる夜勤部長(板尾創路)の存在は、もう一人の陣内であり、「ムショぼけ」が見せていた幻でもありますが、いつも陣内を助け制御してくれました。



いいドラマでした。

演出も個性的で愛が溢れて、切ないようなあたたかいような悲しくなるような…。

北村有起哉さん、本当に素晴らしい俳優さんだと改めて感じました。

ドラマ「ムショぼけ」最終回の感想 最後に

ドラマ「ムショぼけ」最終回の感想でした。

陣内は、これから作家として普通の人生を送るのだと思います。

自分の才能を見出してくれたのはリサ。

そして、ここにリサがいないことだけが悲しい…。




以下の記事で、第9話の感想を書いています。
よろしれければ、併せてご覧になってください。

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