ドラマ「漂着者」最終回 ネタバレ感想と考察 主演・斎藤工|最初の鐘を鳴らすとき

こんにちは。

はるき ゆかです。



ドラマ「漂着者」最終回の感想です。

毎週頭を悩ませた考察ドラマ「漂着者」最終回です。

最後には、そういうことか…と疑問も残りながら納得した結末でした。

season2があるようなので、それもまた楽しみです。

season2への期待もいろいろ書いてみましたので、どうぞ最後まで読んでみてください。

ドラマ「漂着者」最終回 感想 はじめに

登場人物

ヘミングウェイ/斉藤工
ある海岸に全裸で漂着した謎の男。女子高生三人組に発見され、SNSに「#イケメン全裸漂着者」として発信される。発見後初めに発した言葉がアメリカの文豪ヘミングウェイの言葉だったため、仮にヘミングウェイと名付けられる。記憶障害に陥り、保護される前の記憶を一切失っている。不思議な力を持つ。

新谷詠美/白石麻衣

新潟北陸新聞の美貌の記者。刑事たちとも対等に渡り合い、警察の闇も暴いてきた敏腕。5人の女児の連続殺人事件を追ううちにヘミングウェイと出会う。当初はスクープ狙いだったが、次第にヘミングウェイの不思議な力にひきつけられていく。

ローゼン岸本/野間口徹

NPO法人『しあわせの鐘の家』を主宰している。生活困窮者などの救済を行っているが、それは仮の姿で…。

橋太/橋本じゅん

新潟北陸新聞社会部のキャップ。ヘミングウェイの取材をあまりにも熱心に行う詠美を心配している。

ラぺ/太田奈緒

ヘミングウェイを発見した女子高生。ペリ、リモと共にその後もヘミングウェイについてSNS発信をしていく。

ペリ/隅田杏花

ヘミングウェイを発見した女子高生の一人。ときどきいない。

リモ/吉田志織

ヘミングウェイを発見した女子高生の一人。

柴田俊哉/生瀬勝久

新潟県警刑事部捜査一課の刑事。ヘミングウェイが連続女児殺害事件に関与していると疑う。

野間健太/戸塚純貴

新潟県警刑事部捜査一課の若手刑事。「~っす」が口癖のイマドキの青年。

国原栄一/船越英一郎

新潟医療大学病院の精神科医師。ヘミングウェイの担当。思い出したことを何でも書いてくれとヘミングウェイにスケッチブックを渡す。そこから、ヘミングウェイの不思議な力が発見され…。

深見龍之介/リリー・フランキー

雲行寺の住職。穏やかな人柄に見えるが…。

佐々木文雄/岩谷健司

新潟県警刑事部捜査一課長。柴田・野間の上司。

古市琴音/シシド・カフカ
ヘミングウェイの婚約者だと名乗る謎の美女。

あらすじ

 和菓子店『嘴屋(くちばしや)』の大女将・関川ふみに刺された刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)が、病院に緊急搬送される。しかし、傷がかなり深く危険な状態で…。ペアを組む部下・野間健太(戸塚純貴)や新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、柴田の無事を祈り続ける。

 その頃、新潟県警では捜査一課長・佐々木文雄(岩谷健司)が、ふみの取り調べをしていた。のらりくらりと追及をかわすふみだが、もう一人の共犯者について話が及んだ途端、すべての女児連続誘拐殺人事件は自分が起こしたと自供し始める。また、柴田を刺した理由について問われると、雲行寺の住職・深見龍之介(リリー・フランキー)のことを悪く言ったからだと、うっとりした表情を浮かべて…?

 一方、総理大臣臨時代理・藤沼恵美子(峯村リエ)は、大規模テロを企てている某国の工作員を特定。公安が監視を続ける中、ヘミングウェイ(斎藤工)に“未来を選ぶ能力”で、日本を危機から救ってほしいと懇願する。NPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)らが、彼が描く未来について密かに準備を進める中、ヘミングウェイは、未来を変えようと一心不乱に絵を描き続けるのだが…!? そんな彼の姿を見た詠美は、日本が滅亡の危機に瀕していること、彼が違う未来を描こうとしていることを知る。そして、どうしても“もう一つの未来”のイメージが湧いてこないと嘆くヘミングウェイを、そっと抱き締めて…?

 そんな中、ヘミングウェイが“預言者”に正式就任する“最初の鐘を鳴らす日”がやってくる――。

はたして、ヘミングウェイは日本を救うことができるのか…? そして、彼が選んだ未来とは…?

 いよいよ最終回! あなたは衝撃の結末を目撃する――。

[引用元]TV朝日「漂着者」公式サイトSTORY

ドラマ「漂着者」最終回 感想 

今回は、私なりに散りばめられた伏線の回収をしていきたいと思います。

とても複雑なドラマで、考察系とは言え、ほぼ毎回「???」な感じで終わってしまいましたw。

そして、どうもseason2があるようです。

伏線が回収されていないままのものも、season2で解明されることを楽しみにしています。

柴田の夢

柴田刑事(生瀬勝久)は、ふみ(根岸季衣)に腹を刺されて病院に救急搬送されました。

傷はかなり深く、命の危機にさらされながら見た夢の中に娘のひかりちゃんが出てきました。

ひかりちゃんは、「パパはまだこっちに来てはダメ。もっとたくさんの人のために仕事をしなくちゃ。光はいつもパパの側にいるよ」というようなことを言っていました。

そのため、ひかりちゃんは残念ながら既に亡くなっているということなのではないでしょうか。

その犯人が誰なのかはわかりませんが(深見の可能性もゼロではない)、もうひかりちゃんはこの世にはいないということが表現されていました。

そして、柴田刑事は死の淵から蘇ることが出来ます。

ゆか
ゆか

ひかりちゃんが亡くなっているというのは、とても悲しいことですが柴田刑事が亡くならずに済んだことにはホッとしましたね。野間刑事の頭を叩く人がいなくなってはいけませんw。

と、いうことで、ペリちゃんが柴田刑事の娘なのではないかという考察は、大ハズレでした。

すみませんw。

女児誘拐殺人事件の犯人

女児誘拐殺人事件の犯人は、深見住職(リリー・フランキー)だということで間違いないようです。

意識不明の柴田刑事の耳元で深見が、変態さ炸裂で「自白」していましたから。

ゆか
ゆか

それにしても、このシーンのリリー・フランキーさんの演技はすごかったです。もう、モロに変態そのもの。本気で気持ち悪いと思ってしまいました。

ただ、実行犯ではないようです。

実行犯は、深見住職の「愛人」である関川ふみ(根岸季衣)とその息子。

ふみは、深見住職にべた惚れで、何でも言うことを聞いていたようです。

深見は、檀家の女性たちにもモテモテだったようですね。

ふみを筆頭に複数の女性に囲まれて、楽しそうにしているシーンがありました。

深見は幼女と高齢者の女性が好みという、一般的な男性とは違う性癖の持ち主だったということなのでしょう。

勿論、一番好きなのは幼女だとは思いますが…。



そして、柴田刑事の入院していたベッドの裏には、ヴォイスレコーダーが装着されていました。

それに深見が、意識のない柴田刑事の耳元でささやいていた言葉が全て録音されていたのです。

幼女連続殺人事件の犯人であることが明らかになりましたが、証拠は雲行寺からは出て来たのか出てこなかったのかは不明なままです。

これもseason2で明かされるのを期待します。

橋が高級料亭にいたこと

前回、橋(橋本じゅん)が政治家が集まる高級料亭にいたのは、橋が宮部総理の不正を知って、「宮部をこのまま総理の座に置いておくのは良くない。藤沼氏が総理になるべきだ」と進言していたということなので、その関係で料亭にいたのではないかと思います。

だいたい、大物政治家がつかう料亭は決まっているのが相場ですから。

これには、もっと深い事情があるのかと思っていましたが、そうでもなかったようです。

ゆか
ゆか

橋が料亭にいたことは、大きな謎のように感じていたのですが、ただ藤沼氏と会っていたということで回収されたと思います。

女子高生の謎

ヘミングウェイ(斎藤工)が、「ヘミチャンネル」という動画配信をしていましたが、その中で何度かヘミングウェイが女子高生たちに「君たちは本当に女子高生?無理がありすぎるんだけど」と言っていました。

しかし、結局それは特に意味はなく、彼女たちが学校にいるシーンもあったので女子高生たちは本物の女子高生だったようです。

ヘミちゃん、失礼すぎw。

テロリストの謎

当初は、某国の工作船が座礁し乗組員のほとんどが亡くなり、その中の一人が生き残っていて、それがヘミングウェイだと思われていました。

しかし、その生き残った乗組員は爆弾を隠し持っていた男性(カプセルホテルに泊まって爆弾をセットしていた)だったということです。

そして、テロリストが日本に上陸したことを知ったヘミングウェイが日本を救うために海を越えて日本に来た…ということです。



後宮教授や旧ロシアの秘密組織の人間は、琴音も含め、能力者の存在を隠そうとしていただけということでしょうか。

ヘミングウェイの命を狙ったり、それに失敗したら自ら命を絶ったり…。

後宮教授がヘミングウェイにロシア語で話しかけたのも、佐渡島に能力者一族が集められていることを知っていて、驚きのあまり思わず使い慣れていたロシア語を使ってしまった…?

これも少し無理があるので、seoson2に期待。



また、テロリストと旧ロシアの秘密組織の人間とは、全く関係なさそうですね。

あの秘密組織の人間たちは、捕まったら命を絶つほどの使命を与えられていたということは謎のままですが…。

最終回でわかったのは彼らが「テロリストではなかった」ということです。

本物の工作員とは?

ヘミングウェイは、今、世間を騒がせている男は工作員ではなく、ダミーだと予言しました。

そして、本当のテロリストは預言者がいる「しあわせの鐘の家」に必ずやって来るはずだと。



あの爆弾を隠し持っていた男はダミーで、本物は公安の木村だったというのは驚きましたね。

もう一人の公安の望月は、爆発を阻止するためにダミーの工作員にタックルして「しあわせの鐘の家」を守ってあっという間に亡くなってしまいました。



ここに来て、ヒーローと本物の工作員が公安の人間だったとは…。

それも、あっという間にどちらも死んでしまうという…ね。

撃たれたヘミングウェイ

そして、本物の工作員だった木村はヘミングウェイを銃で撃ちました。

ヘミングウェイが変えた未来は「自分が死ぬこと」でした。

慌てて駆け寄る詠美(白石麻衣)。

しかし、ローゼン岸本(野間口徹)はその姿を見て、ニヤリとしていました。

え??ってなりましたが、このニヤリは「そんなことで預言者さまは死にませんよ」ということだったようです。

ブラックヘミングウェイ

最後の「ヘミちゃんねる」が配信されたあと、「預言者様の最初の鐘を」というローゼンの言葉で始まった儀式に現れたのは、黒い服を身に着けたヘミングウェイでした。

服の色が黒だからか、ちょっと顔が「悪ヘミちゃん」になっていましたねw。

そして、ヘミングウェイ、やっぱり死んでなかった!

さらに、その儀式には様々な人が訪れていました。

その人々が映し出されていくのですが、詠美に「これ以上近づくな」とノートに書いて渡した女子大生、海辺の町で詠美に鳥のタトゥーを入れた遺体がたくさん流れ着いていると教えてくれたおばあちゃん、後宮教授の大学の職員で「古郡という人はこの大学に在籍していません」と言った男性(回想シーンで結構出てました)、女子高生三人組の高校の先生(黒板に後頭部を打ち付けていた先生)、遥香ちゃんのお母さんと遥香ちゃん、ペリちゃん、くるくるパーマの谷口刑事、宮部とヘミングウェイの討論の司会をしていた女性(しゅはまはるみ)、そして、藤沼恵美子総理臨時代理(峰村リエ)。

これは…。

預言者様が最初の鐘を鳴らすために物語の流れを作っていった人々が皆、信者だったということになるのでしょうか。

ペリちゃん、動画配信者から信者になっていたから出て来なくなったんですね。

このことは、他の女子高生は知っていたのでしょうか。

一人ずつ見ていると、いろいろと疑問点も残るのですが、知らず知らずのうちに私たち視聴者が物語の結末にこうして流れ着いたのだという暗示?

『漂着者』はヘミングウェイだけではなく、私たち視聴者だったのかもしれません。

ドラマ「漂着者」最終回 感想 最後に

ドラマ「漂着者」最終回の感想でした。

いろいろとモヤっとする部分もありますが、最後の信者たちを一人づつ映すシーンでそういうことか…となりました。

season2がありそうなので、このモヤモヤも解消されると信じています。

毎週、頭を悩ませながらもとても面白いドラマでした。

ちなみに、本作で白石麻衣さんの魅力にはまりました。

他の作品も観てみたいです!


以下の記事で、第8話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧になってみてください。

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