ドラマ「最愛」第4話 感想と考察 主演・吉高由里子|情報屋は優

こんにちは、はるき ゆかです。



ドラマ「最愛」第4話の感想です。

今回は、優と梨央が再会を果たします。

しかし、それはあまりにも悲しい形での再会でした。

優が殺人に手を染めたのは、愛する姉のためでした…。

ドラマ「最愛」第4話の感想 はじめに

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あらすじ

事業説明会での騒動に加え、真田ウェルネスの疑惑を追及する記事のゲラが出回り、後藤(及川光博)の梨央(吉高由里子)への風当たりはますます強くなった。さらに、後藤は会社の裏事情を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)に不信感を抱きはじめ、彼女について調べるよう情報屋(高橋文哉)に指示を出す。

その頃、警察は殺人事件の被害者である昭(酒向芳)に500万円を渡した男の足取りを追っていた。大輝(松下洸平)は桑田(佐久間由衣)と共に真田ウェルネスを訪ね、梨央と加瀬(井浦新)に男の心当たりがないか、さらに事件当夜の加瀬の行動について聞く。

翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる窮地へと追い込む。「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出る事態に。社内にも動揺が広がり、真田グループの株価にまで影響が出始めていた・・・。

[引用元]TBSテレビ「最愛」公式サイトSTORY

登場人物

朝宮梨央/吉高由里子
高校三年生当時、白山大学陸上部寮夫の娘。明るく誰からも愛される性格。陸上部の大輝に初めての恋心を抱いていた。将来の夢は新薬開発。弟の優とは異母姉弟。現在は「真田ホールディングス」の子会社「真田ウェルネス」の社長。バイオベンチャーを買収し、念願の製薬事業に乗り出す。

宮崎大輝/松下洸平

白山大学三年当時、陸上部のエースだった。陸上部の寮住まいで面倒見のいいさわやかな青年。寮の看板娘である梨央に恋をしている。現在は警視庁刑事部捜査一課の刑事。梨央とは15年ぶりに再会を果たす。

朝宮優/柊木陽太

梨央の弟。興奮すると記憶の一部を失うという記憶障害を持っている。異母姉の梨央のことが大好き。

朝宮達雄/光石研

白山大学陸上部の寮夫。梨央と優の愛情あふれる父親。陸上部員たちにとっても父親的な存在。梓と離婚後、秋子と再婚し、優が生まれる。15年前、クモ膜下出血で突然この世を去った。

真田梓/薬師丸ひろ子

梨央の母。「真田ホールディングス」の社長として、不動産やホテル事業を展開して成功させたやり手。達雄とは梨央が三歳のときに離婚。息子の政信を引き取り、達雄が梨央を引き取った。現在も「真田ホールディングス」の社長で、明るい性格から求心力のある社長だが、事業拡大のためには手段を選ばない。娘の梨央に子会社を任せている。

加瀬賢一郎/井浦新

真田家の番犬と言われる弁護士。東大法学部を首席で卒業。「真田ホールディングス」の法務部に所属し、梓の指示でときどき梨央の様子を見に行っていた。現在は梨央が社長を務める「真田ウェルネス」の弁護士。様々な方法で梨央をフォローしている。

長岡恵/茅島成美

達雄の再婚相手の秋子の母。秋子が亡くなってから梨央と優の面倒を見ていた。

真田政信/奥野瑛太

梨央の兄。プライドが高く、上京した梨央には冷たく当たる。現在は「真田ビジネスサービス」の社長。自分ファーストなタイプ。梨央にはライバル心を持っている。

渡辺康介/朝井大智

白山大学大学院生。薬学部。長嶋の友人でよく寮に出入りしている。突然失踪し、15年後白骨遺体で発見される。

渡辺昭/酒向芳

康介を男で一つで育てたシングルファーザー。妻とは離婚。現在は失踪した息子の康介を15年間探し続けていたが、山の中で発見された白骨遺体が康介だと判明。その10日後、本人も遺体で発見される。

長嶋透/金井成大
白山大学三年の陸上部員。

藤井隼人/岡山天音

白山大学陸上部の二年生。現在は富山県警刑事。大輝を手助けする。殺人事件と梨央の関係に苦悩する大輝の唯一の相談相手。

青木菜々/水崎綾女

白山大学陸上部のマネージャー。

高城隆之介/菅原健

白山大学陸上部の三年生。

山尾敦/津田健次郎

警視庁捜査一課係長。大輝の上司で、観察眼が鋭く部下から信頼されている。

桑田仁美/佐久間由衣

駒沢署の刑事。若い女性警官から慕われている姉御肌の女性。大輝とコンビを組み、殺人事件を捜査する。

後藤信介/及川光博

「真田ウェルネス」の専務。「真田ホールディングス」の古参社員で、次期「真田ウェルネス」の社長候補だった。梨央を敵対視する。

児島彩夏/宮下かな子

梨央の秘書。

橘しおり/田中みな実

フリーのノンフィクションライター。元新聞記者で、記者クラブ賞を受賞するほどの実力を持つ。「真田ホールディングス」の闇を追う。

情報屋/高橋文哉

後藤の指示で梨央の素行や情報を探る情報屋。

ドラマ「最愛」第4話の感想 

橘しおりの正体

橘しおり(田中みな実)はフリーのジャーナリスト。

元新聞記者でかつては記者クラブ賞を受賞するほどの優秀な記者です。

新聞記者時代は、後藤専務(及川光博)からネタを仕入れて梓社長(薬師丸ひろ子)の上げ記事を書いていましたが、現在はフリーとなり真田グループの闇を暴く記事も書いています。



橘しおりは、それだけ優秀な新聞記者だったのに、なぜフリーに転身したのでしょうか。

それほど、何か自由に書きたい記事があったということ。

橘は、法都大学の出身で、卒業後産教新聞に入社。

大学在学中、2006年9月~2007年8月の1年間休学しています。

これは渡辺康介が殺害された時期と合致しています。

この間に、両親が離婚。



法都大学にも陸上部があり、今では駅伝大会でも優勝の常連校となっています。

今年も優勝し、白山大学もシード権を獲得しています。

かつて、白山大学は他大学と合同合宿を行っていたことがあります。

それは、法都大学だった可能性もあるのでは?

また、橘が大学を休学していた時期と渡辺康介が失踪した時期が同じなのも気になるところです。

ゆか
ゆか

橘は康介の被害者だったのではないでしょうか。康介は19人もの女性を襲っていたのです。

警察が聴取にきて

大輝(松下洸平)と桑田(佐久間由衣)が、真田ウェルネスに聴取にやって来ました。

情報屋の男(高橋文哉)の写真を見せて、心当たりがないかと。

梨央(吉高由里子)も加瀬(井浦新)も、心当たりはないと答えますが…。



渡辺昭の事件の日、加瀬はどこで何をしていたか聞かれ、答えますが、夜中に梨央にメールをしていたことから、桑田に「二人はつきあっているんですか?」と聞かれ、やや慌てた様子で「彼女とは15年前から『家族』です」と答えます。

普段からの梨央の態度を見ても、母の梓や兄の政信(奥野瑛太)と接するときより、加瀬といる時の方が梨央はリラックスしています。

ただ、恋人ではないようです。

気持ちの上では、どうなのかわかりませんが…。



加瀬は、大輝と梨央が昔からの知り合いだと聞いて、これから任意の聴取の場合は私を通してくださいと大輝にきっぱりと告げます。

大輝はそれに答えず、帰っていくのですが。

梨央を巡って二人は火花を散らしているように見えます。



今のところ、加瀬と梨央は恋人同士ではないようですが、お互いにかなりの信頼関係を築いています。

加瀬は大輝を警戒しているようです。

真田ウェルネスの誹謗中傷記事

ネットニュースに真田ウェルネスの中傷記事が掲載されます。

これは、橘しおりの記事ではありませんが、社長の梨央自身や真田ウェルネスの創薬事業についての悪質な中傷記事でした。

兄の政信は梓社長に、梨央が来てからろくなことがないと愚痴をこぼしています。

梓は他の目新しい記事が出れば、世間の目はそっちに向くと言い、相手にすることはないというのですが…。



また、真田ウェルネスに治験者の保護者が、その記事を目にして治験を辞退したいと申し出て来たといいます。

専門家の医師たちはそれがデマだとわかっていますが、保護者の方は心配しているようです。



梨央は窮地に立たされています。

どうしても優のために、創薬事業を成功させたいと思っているのですが、今のままではそれも叶わなくなってしまいます。

さらに、真田ウェルネスの株価はどんどん下がっていく一方で…。

投資家への説明も必要になって来ています。

ゆか
ゆか

梨央は世間から見たら、「苦労知らずのお嬢様社長」に見えているはずで、やっかみの対象になるには格好の的です。

昔に戻って

先日も、刑事と被疑者という立場で会った大輝と梨央。

昔の大輝の携帯番号に電話をかけた梨央。

二人とも、携帯番号を変えていなかったのです。



梨央は一人で、小さな居酒屋でお酒を飲んでいました。

そこに大輝を呼び出したのです。

二人は昔に戻って、方言交じりで話をします。

白川郷でのお祭りの話、どぶろくの話、駅伝の話…。



梨央は加瀬以外に、本音を言える相手は大輝だけなのでしょう。

そして、大輝には加瀬には言えない弱音を吐ける相手でもあるのです。



梨央は心の中で、本当なら大輝に全てを話したいと思っていました。

康介に襲われ、優が助けてくれたこと…全てを。

そして、信号待ちをしているときに大輝に「私、やっとらんよ。渡辺昭さん、殺してない」と言うと、「俺が証明してやる。だから、薬あきらめんな」と。

大輝の胸にすがりつく梨央に、大輝は抱きしめ返すことはできないが、ただじっと受け止めていました。

ゆか
ゆか

刑事と重要参考人という立場で再会した二人があまりにも切ない。

定例役員会

中傷記事、警察からの事情聴取が、役員会始まりから政信、後藤から取り上げられ、針の筵に座らされる梨央。

味方になってくれるのは、加瀬だけ。

どれだけ否定しても、真田グループに泥を塗ったことを責められ、巨額の資金を投入している創薬事業は未だ収益がゼロの状態だと言われ…。

さらに、長田パートナーズという投資家は真田ウェルネスへの投資から手を引くと言っていると後藤が続ける。

政信と後藤は、梨央を社長の座から引きずり落としたくて仕方がないといった感じ。

できれば「辞任」という形で。



そこに、創薬ラボの海野所長(峰村リエ)に、治験者からメールが来ます。

治験者は薬で病気を治し、新しいことに挑戦したいと言っています。

これで、投資家も説得でき、薬が認可されたら毎年30%の利益が見込めます。

梓社長から「いつまでに?」と言われ、「1年以内に」と力強く答える梨央。

ゆか
ゆか

これで、社長解任はなくなり、創薬事業は進められることになりました。

生田誠は優

そんな中、大輝と桑田刑事は、イヤホン男こと情報屋の男の住居に辿り着いていました。

生田誠と名乗り、一年前からあるマンスリーマンションに住んでいたのです。

ちょうど、管理人に聞き込みに行っていた大輝たちのところに、「生田誠」が帰って来ます。



逃げる「生田誠」、追う大輝。

大輝の携帯に非通知の電話がかかって来ます。

相手は生田誠でした。

マンスリーマンションの自室の部屋のPCを観てくれと言います。

そして、生田誠は大輝のことを「大ちゃん」と呼んだのです。

ゆか
ゆか

生田誠はやはり優だったのです。優、陸上部のエースだった大輝に負けないくらい速く走れるようになっていたのが感慨深い…。

渡辺昭を殺害したのは優

PCには、渡辺昭と梨央のやりとり、そのあと優が昭の首を絞め、池に落とすところが映っていました。

首を絞める腕には優と同じ大きな傷が…。

その動画は同時に梨央にも送られていました。



あるビルの屋上に来てくれと言うメールが梨央に来ます。

そして、そこにいたのは優でした。

やっと会えた姉弟。

そして、優は俺がやったんだと告白。

優は、おそらく姉にしつこく付きまとう昭に腹を立て、興奮して記憶が飛び、昭の命を奪ってしまったのです。

しかし、優の顔を見るなり、渡辺昭が怒っていたのはどういうことでしょうか。

そして、500万円の出所は?

優は、これ以上、梨央に付きまとわないでくれと昭に500万円を渡したということでしょうか。

達雄が貯めていたお金で。

それとも、500万円の出所は別にあったのか…。

考察 まとめ

優は、大好きなお姉ちゃんのために二人の人間を手にかけたということです。

しかし、興奮すると記憶がなくなってしまうため、子供の頃首から下げていたメモ帳の代わりが、今のイヤホンに仕込まれているカメラのようです。

優はメカに強くなり、自分の記憶が飛ぶ病気のカバーをしています。



ただ、自分が記憶がない間に人を殺めていることをあとで知る優の気持ちは…。



そして、橘しおりの大学休学期間が渡辺康介の失踪とちょうど被っているのも、謎が解けていません。

橘が康介の死に何らかの形で関わっているのは確かでしょう。

白山大学と法都大学が合同合宿をしていた時期、橘は法都大学の学生でした。

橘のどこか人生投げやりな感じがするのも、やはり康介の事件と関わっているように見えます。

康介の暴行の被害者なのか。

それとも、康介の恋人だったのか。

今はどちらとも言えませんが、橘の過去にも悲しい出来事があったようです。



また、渡辺昭に優が渡した500万円の出所も解明されていません。

あと、気になったのが後藤の鼻血。

後藤は病気なのか?それとも、橘にペーパーカンパニーのことを指摘されたショック?

それから、昭が命を奪われた時間、加瀬にはアリバイがないのでは?

本当の犯人は、優ではないかも。

ドラマ「最愛」第4話の感想 最後に

ドラマ「最愛」第4話の感想でした。

今回はラブストーリーとしても見どころがあり、やはり情報屋が優だったことがわかりました。

今の段階では渡辺昭殺害は優だとされていますが、まだはっきりとはわからないと思っています。

次回は、橘が拉致されるシーンがありました。

次回も楽しみです!


以下の記事で、第3話の感想を書いています。
よろしければ、併せてご覧ください。

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